【総括】2021年 映画ランキング! (興行収入、Filmarks)
今年も早いもので年末になってきました。
いろいろと観てきた作品を集計中ではあるのですが、自分のランキングは年末ギリギリまで今年公開の映画を観てから決めているので年始に発表したいと思うのですが、公表されている世間的な映画ランキングを今回紹介していければと思います!
興行ランキングと、映画レビューサイトFilmarks(フィルマークス)による映画ランキング、それぞれのトップ10を見ていきたいと思います。
すごく特徴が出ていて面白いです。
映画興行収入ランキング
まずは興行ランキングからです。
こちらは興行収入(どれだけチケットが売れたか=観に来たか)を元に算出されるランキングなので、日本で一番チケットが売れた順位となっています。
つまりここの1位が今年日本で一番お客さんが入った作品となります。
日本の特徴が出ていて面白いです。
10位〜6位
10位:『僕のヒーロー・アカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』
9位:『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM Record of Memories』
8位:『ワイルド・スピード ジェットブレイク』
7位:『マスカレード・ナイト』
6位:『花束みたいな恋をした』
5位〜1位
5位 『るろうに剣心 最終章 The Final』
4位 『東京リベンジャーズ』
3位 『竜とそばかすの姫『
2位 『名探偵コナン 緋色の弾丸』
1位 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』
映画興行収入ランキング トップ10
総括
こちらが今年日本で最もお客さんが入った映画ですが、トップ3がアニメ作品!というのが日本らしい結果です。まあ毎年そうなんですが世界中見てもかなり珍しい環境だと思います。
そして、あの話題のマーベル作品が1本も入ってません。世界ではこの辺が上位に入ってくるのですが、日本ではなかなか厳しい状況です。
こう見ても分かるように、邦画率が90%で洋画はわずか1作品のみ。
邦画人気がここ最近の特徴でもあります。
洋画ファンとしては『ワイスピ』のみというのは悲しい限りです。
あの『007』のシリーズ最後の作品でさえ11位とトップ10入りできずでした。
邦画は、アニメやマンガ原作が多いのですが、『花束みたい〜』のようなオリジナル脚本の作品が大ヒットしてくれているのは良かったです。
あと、嵐の人気はやっぱりすごかった。
Filmarks満足度ランキング
こちらは、洋画と邦画それぞれのトップ10が発表されています。
Filmarksはレビューサイトなのでユーザーがレビューと共にスコアも上げていて一定数(5000レビュー)以上のレビューがついている作品を対象に、スコアの平均値が高い順に満足度ランキングとして発表しています。
たくさん観る人ほど映画を記録するのでFilmarksはいわゆる映画ファンが多く使っているサービスになるので、「映画ファンによる満足度高いランキング」となっています。
これは世間の興行ランキングとはまた違ってきそうで面白いです。
邦画:10位〜6位
10位:『そして、バトンは渡された』
9位:『僕のヒーローアカデミア ワールド ヒーローズ ミッション』
8位:『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』
7位:『空白』
6位:『ドライブ・マイ・カー』
邦画:5位〜1位
5位:『映画大好きポンポさん』
4位:『街の上で』
3位:『すばらしき世界』
2位:『劇場版 きのう何食べた?』
1位:『シン・エヴァンゲリオン』
Filmarks邦画 トップ10
総括
第1位は、興行ランキングと同じく『シン・エヴァンゲリオン』でした。
これは、興行でも成功していて映画ファンの満足度も高いという堂々の1位ということになります。確かにあのファンの熱量は劇場で観ていてビンビン感じることができました。なので納得ですね。
そしてクレヨンしんちゃんが入ってるとこなんかは意外ですが、たまに大人も泣いちゃう傑作を出す劇場版アニメなのでこういう作品も要チェックです。
そしてカンヌで話題になった『ドライブ・マイ・カー』なんかもちゃんと入ってるあたり、映画ファンのランキングという感じがします。
それに『きのう何食べた?』みたいなドラマの劇場版がランクインしてくることは興行ランキングではよくありますが、映画ファンのランキングでこんなに上位にくるってゆうのもすごいです。
映画大好きポンポさんは、映画業界を描いたアニメだけにかなり評価も上がってます。
なかなか面白いランキングでした。
Filmarks邦画レビュー数ランキング
そして満足度(スコア)とは別にレビュー数でのランキングも発表されていて、動的なグラフで面白い感じで発表されています。
洋画:10位〜6位
10位:『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
9位:『プロミシング・ヤング・ウーマン』
8位:『tick、tick…BOOM!:チック、チック・・・ブーン!』
7位:『最後の決闘裁判』
6位:『燃ゆる女の肖像』
洋画:5位〜1位
5位:『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』
4位:『ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結』
3位:『クルエラ』
2位:『フリー・ガイ』
1位:『アメリカン・ユートピア』
Filmarks洋画 トップ10
総括
さあ、こちらも面白いです。
なんと言っても興行ランキングでは全然洋画が入っていなかったというのがありますので、この洋画ランキングは気になるところです。
まずは、1位の『アメリカン・ユートピア』。これが1位なのがすごい!さすがFilmarksです。映画ファンの満足度が一番高かったのがこの作品というのがいい。確かにコロナ禍でライブに行けない中でこういう音楽ライブエンターテイメントが刺さるというのはありました。しかもクオリティが高いし、なんと言っても面白い!とてもいい作品でした。
そしてマーベルも入りつつ、DCコミックスの『スーサイド〜』もしっかり上位に入っていて『007〜』やNetflix作品『tick、tick〜』もちゃんと入ってる。
『燃ゆる女の〜』は昨年公開なのですが12月公開ということで(12月末で切ると短期間集計になってしまう)ランクインしています。
そしてそしてリドリー・スコットの『最後の決闘裁判』がちゃんと入ってる!
これは興行的には振るわなかったそうなのですが、内容はめちゃくちゃ面白い傑作でして、埋もれさせては行けない作品なのですがこういうのが映画ファンの満足度ではやっぱり高いのがいいです。
なかなか見応えあるランキングでした。
Filmarks洋画レビュー数ランキング
こちらも満足度ではなく、レビュー数のランキングが動的グラフで発表されていますのでチェックしてみてください。面白いです。
最後に
今年もなんだかんだいい映画が沢山公開してくれました。
そして、興行収入ランキングと映画ファンのランキングとの差もこうして見ると面白いです。
多くの人が興味を持つのもすごいですし、ファンの評価が高いというのもすごいです。
今回はそれぞれの視点で2021年の映画を振り返ってみました。
ランキング作品もレンタルで12月1月に出るものもありますので、ぜひ年末年始の映画選びの参考にしていただければと思います。
年明けには個人的な2021年の映画ベスト10を日本映画、外国映画とそれぞれ発表したいと思います。
最後までありがとうございます。
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