【推薦図書】今回は女優・松岡茉優さん。彼女は大の本好きだった。
「1週間に一度は本屋さんに行こう」
を合言葉に、東京都書店組合が去年から
スタートさせたキャンペーン、
「木曜日は本曜日」。
今週のブックナビゲーターは
女優の松岡茉優さんです。
そうだ、そうだ、
松岡さんも大の本好きでした。
以前、彼女がパーソナリティを
やっていたラジオ番組で、
いま彼女が好きな漫画家は
誰と誰と誰誰で~、みたいな話をしてて、
その中には、私がまさに連載をお願いしてた
担当の漫画家さんのお名前があった!
私は松岡さんの会社に電話し、
マネージャーさんに繋げてもらい、
数か月後になるのですが、
松岡さんがラジオで好きだと言っていた
漫画家さんの新刊が出るので、
よければぜひ、マンガの帯に
松岡さんの推薦コメントを
頂けないでしょうか?とお願いしました。
もう5~6年前のことです。
松岡さんからは翌日、
「はい!私でよければ、こちらこそ」
と気持ちのいい返事が来て、OKに。
それから締め切りが近くなって、
松岡さんからは、丁寧にも、
3種類のキャッチコピーが
メールで届いたのを覚えています。
どれか気に入ったものを
オビに使ってくださいと。
どれも精一杯考えてくれたのが
よく伝わるキャッチコピーでした。
そうそう、彼女も本好きでした、大の。
そんな松岡さんが今回、
おススメしてくれた10冊とは、
一体どんな本たちなんだろう?
(1)ペティ・ボガホールド
「とにかくさけんでにげるんだ」絵本
(2)恩田陸「ドミノ」
(3)益田ミリ「きみの隣りで」
(4)寺村輝夫「おしゃべりなたまごやき」絵本
(5)けらえいこ「あたしンちSUPER」マンガ
(6)おのえりこ「こっちむいて!みい子」マンガ
(7)深谷かほる「夜廻り猫」マンガ
(8)山田詠美「放課後の音符」
(9)茨木のり子「自分の感受性くらい」詩集
(10)土井善晴と中島岳志「料理と利他」
10冊中、
絵本が2冊、マンガが3冊、詩集が1冊。
松岡さんは実に色んなジャンルの本を
手にして血肉にしてきた人なんだな。
真面目な本、泣ける本、笑える本、
やさしい本、考えさせてくれる本、
いつも心に持っていたい本、
大事な思いが詰まった本、
そんな本が揃ったオススメ本でした。