【書店】減少する本屋さん。それでも私は通います。
本は読むべきだ、とか
本屋は無くしちゃいけない、
そんな生真面目すぎる論調は
あまり人々の心を打たないらしい。
私はどちらかといえば、
街の、また町の本屋さんは
無くしちゃいけないと
信じてきました。
でも、本屋さんはどんどん
無くなっています。
だから、なぜ、町や街の本屋さんが
こんなに休業に追いこまれるのか
アレコレ考えてしまいます。
でも、気づいたんです。
本だけでは、そもそも独立して
経営できるほど、強力な
パワーコンテンツでは
無くなってきたのではないか!と。
たとえば、
今どき、時計屋さんも
町や街には随分見なくなりました。
まして、柱時計だけで
商いをなす時計屋さんなんて、
ほぼ存在しませんね。
柱時計専門店の方には
申し訳ありませんが、
やはり、時代の波でしょうか、
柱時計が昔ほど
必需品では無くなってきた。
今の時代にあって、
本ももしや、
柱時計と同じような、
パワーの弱い商品になって
しまっているのではないかしら?
ならば、とにかく、
本屋は無くしてはいけない
と念仏のように唱えても、
商いとして成立しないでしょう。
ちなみに、
私の最寄り駅では、
駅ビルに比較的広めの
本屋さんがあって、
その同じフロアには、
化粧品屋さんや
マッサージ屋さんがあり、
本以外に用があって入ってきた
お客さんが、ついでに
本屋さんに寄っていきます。
特に化粧品屋さんは大きい。
大勢の女性が、
化粧品のついでに、
女性誌やさまざまな本を
見に来るんですね。
じゃあ、だからといって、
別業種の小売店、
たとえば、カフェやコンビニらと
一緒にやっていけばいいのか?
そんなに単純な話ではない気が
するんですよね?
私の最寄り駅の本屋さんは
偶然、コスメ屋さんが
隣りにあって恩恵を得てますが、
それが他の地域でも
通じるかどうかは別ですね。
あくまで、その駅の周囲の
お店がどんな風なのか、
状況をリサーチせねば、ですね。
などと長く書いて来ましたが、
私は本屋さんがある以上、
そこに通い続けます。
やはり何といっても、
頭の中に色々な刺激、情報、発想が
ビンビンと入ってきます。
それはとても楽しい時間です。
いつも、軽く10分のつもりが
本屋さんに入ると、気づくと
1時間は過ぎています。
集中して、頭の中が整理されて
行くのが自分でもわかります。
noteで書くネタ、もとい、テーマが
浮かばないなら、
まず本屋さんに向かいます。
本屋さんにいって
何一つアイデアが浮かばない、
なんてことはまずない。
もしそんなことがあれば、
仕事でよほど手痛い失敗を
した時だけでしょう。
刺激がもらえる。
アイデアがもらえる。
頭の中が整理される。
noteのテーマももらえる。
こんなに凄いスポットは、
今のところ、私には
本屋さんしかありません。
だから、
私は本屋さんが好き。
本屋さんには感謝しかありません。
でも、時代の波には
逆らえないのもまた事実です。
さて。一歩前は、何が起きるか
分からないことも、また人生。
本屋さんがこのまま減り続けるのか、
はたまた、逆転ドラマが起きるのか
よく見ていようではありませんか。