【買う決め手】文庫の解説は最初に読もう!?
文庫の解説は最初に読もう??
本屋さんで文庫と出会う時、
何を決め手にするのか?
様々な判断材料がありますね。
著者はあまり知らないなら
まずはプロフィールを読む。
それでも何がどう良いのか
分からないなら、
奥付ページを要チェックですね。
初版の年月日が書いてます。
その隣りに、
何度目かの重版日が
書いてありますね。
10回も重版してるなら、
人気も実力も高いと見て間違いない。
問題は、その最後の重版した日が
今から25年も前なら、
しばらく在庫が動いてないことに。
これは時代を超えた作品かどうか
微妙なことを意味します。
年に少なくとも一回は必ず
重版しているのは、
文庫として、とても優秀。
それから、
もう一つ、大事なのは、
巻末の解説を、
誰が書いているのか?です。
巻末解説を何でも引き受ける
ライターや作家が書いてるなら、
それは平凡さを物語ります。
ただし、解説は引き受けるけど、
いい本にしか引き受けない
作家やライターもいます。
やはり、まずは解説を
読んじゃうのが良いです。
迷ってるくらいなら、
判断材料の一つとして。
でも、村上春樹や川上未映子は
自分の文庫には、
他人による解説はさせない、
という作家もいますね。
こうなると、
前書きやプロローグを探して
みるしかない。
もう一つは、
文庫になった時のカバーデザインが
単行本の時のカバーとどう変わったか?
あるいは、同じか?
同じでも、
最初からレベルが高いなら
同じカバーでも良い訳です。
文庫の出版時に、改悪してる場合が
一番良くないですね。
たいていは、単行本のカバーを
微調整してるのが最近の相場ですね。
それもない場合、
最後に判断材料になるのは、
本文デザイン、つまり
字送り、行送りのセンスです。
字送りや行送りが丁度よくて、
非常に読みやすいのなら、
それは試行錯誤の跡だから、
それは、作家か編集者が
何度も本文デザインを試した訳ですね。
最適解になるまで
お金と時間に糸目をつけなかった証拠。
いい本を作りたかったんでしょう。
雑な本文デザインの場合は
安易に字送りや行送りを
決めた可能性が高い。。。。
それでも決め手にならないなら、
そんな時は、
買わずにしばらく
モヤモヤさせておきましょう。
本屋さんがある限り、
本は逃げませんから。
(笑)。