【差別語】ハゲやデブも使えない!!今の言葉規制は厳しくなり過ぎ?
「みそっかす」
という言葉がありますね。
意味は私は「ぼろくそに」といった
形容副詞の一つだと思ってました。
でも、周りの人に聞くと、
仲間はずれって意味でしょ?
と言われます。私の無知でした。
半人前、
対等に扱ってもらえない子供、
仲間に入れてもらえない子供、
転じて、仲間ハズレされる子供、
というような意味があるようです。
『あしたのジョー』などで
知られる漫画家ちばてつやさんに
『みそっかす』という
少女漫画があるんですが、
タイトルの意味が
「仲間ハズレ」だとなると、
事態は変わってきますね。
タイトルとしてそのまま、
今出すのは不穏当なことになる。
仲間ハズレはイジメの一種ですから。
強い差別語ではないものの、
歓迎される言葉ではない。
ちなみに辞書で調べると、
1番めには、味噌󠄀のかす、
という意味が書いてあり、
2番めには、仲間ハズレの
意味もあると書いてある。
デリケートな言葉であることは
確からしい。
言葉の禁止については、
最近は、デブやハゲも
とうとう使用を控えるように
なってきました。
私はハゲのデブですが(笑)、
その言葉によって
傷つきはしないのですが、
傷つく人がいたら、
ダメでしょうね?
そのうち、
ジジイとか、ババアとか、チビとか
音痴も使えなくなるんじゃ(汗)。
規制やハラスメント対策の思潮から
不穏当な言葉は今後、ますます
使えなくなる流れですね。
思うんです。
差別語は使わないようにするのが
当然の流れですが、
負の遺産の言葉は、
それはそれで記録、保存しておくのが
必要ではないか?と。
これは使っちゃ良くないんだよ、
と若い世代に伝えるためにも、
悪い言葉を知っておいて欲しいと
思うからです。
日本は、負の遺産、負の歴史は
厳しく記録するか、しないか、
あやふやにしがちな民族です。
ナチス時代の事実を徹底的に
記録しようとするドイツの態度は
日本もあやかりたい。
さて、差別語として、
メディアや社会が消し去ってきた
悪い言葉について、
記録するべきか?
時間と共に消滅を待つか?
どっちが適切でしょう?
マンガのタイトルの話から
なんだか、途方もない議題に
遭難してしまいました。