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【読書】どうしたら積読はなおるのですか?

なぜこうも積読書が多いのか?
…なんて悩みをお抱えの方も
きっと多いにちがいない。

私は毎日書店に行く。
書店にいて、店内をブラブラして、
本たちからの甘美な誘惑に抗って
1冊も買わずに店を出るのは、至難の業。
 
だから、昼休憩の度に書店に行くなら、 
一週間で、少なくとも
3〜5冊は買ってしまう。

それに、私は大の遅読と来てる。
まあ、私の読むスピードは
買うスピードには
とうてい追いつかない。
欲しくなる冊数は多く、
読了できる本は少ない。

読書を楽しむには、
読むスピードがある程度は必要だ、
とは、池澤夏樹も言っていた。
やはりそうかと私は凹んでしまった。

とはいえ、
私は遅読をやめるつもりはない。
遅読は、1行1行、 
読みつつ、自分の感想や考え、
あるいは、
読んでる文章から浮かぶ風景や
表情をいちいち妄想していく。
その楽しさ、愉快さはといえば、
何事にも代えがたい。

こんなことを言っていたら、
どんどん積読書が増えていくばかり。
(汗)。

でも、最近、ひとつだけ
ある決まりを設けました。

本を5冊、6冊と買って
家に持って帰るのは、
たとえれば、
急に5人、6人の客人を 
自宅に招くようなものでしょう。

いっぺんに多すぎだったのですね。
せめて、急に自宅に招くなら、
一人か、多くて2人までに
するべきだったでしょうね。

毎日、消化できないご馳走を
何皿も、宅配で頼んで、 
いざ食べる時になって、
全部は無理!と降参するような
無責任なやつだったのですね、
私は(汗)。

いやあ、今まで
何人も?何皿も?
自宅に招いていた訳だから、
そりゃあ消化不良になって
どんどん積読になっていった訳です。
反省、いや、猛省。

これからは、
自宅に持って帰るのは、
一人だけにしよう。
一人の作者の本だけにしよう。
とか言って、
同じ作者の本を
何冊も買ったら、
意味がない訳ですが…。

本を買う。
それは自宅に、
客人または、知人、
または恋人を招くようなもの。

何人も一度にお招きしたら、
そりゃあ自宅がカオスになる(汗)。

さあ、今日は
ドストエフスキー『罪と罰』の
江川卓さん訳(岩波文庫)を
買いました。

『罪と罰』は
新潮文庫や
光文社古典新訳文庫を
試しましたが、
どうも訳が肌に合わなくて。
江川卓の訳はなかなか
読みやすいようで、
今夜が楽しみです。

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