【創作と読書】創作はゼロイチ。読書はイチヒャク。どっちも凄いクリエイティブ?
「ゼロ→イチ」
お笑い芸人の世界で使われる場合、
それは、ネタを書く人、
「無」から笑いを作り出す人。
オードリーで言うと若林の方。
ハライチでは、岩井の方。
これに対して
「イチ→ヒャク」は
相方が作ったネタを覚えて
ハナある存在感で
百のパワーに高める芸人。
オードリーで言うと春日ですね。
ハライチでは、澤部です。
自分で笑いを書く才能はないのに、
トークバラエティでは
イチをヒャクに出来るから
色々なバラエティに
引っ張りだこになる春日や澤部。
オーラのある派手な存在感を
持っていますよね?
それで、よくどっちが偉いか、
コンビ間で言い合いになる時も。
あくまで、笑いとして、ですが、
俺が偉い、いや偉いのは俺だ的な
会話がこぎみ良い。
大抵は、
無から創造するゼロイチ・タイプが
俺のほうがより一層働いていて
大変なんだぞ、という流れになる(笑)。
どっちが偉いかはさておき、
このゼロイチか、イチヒャクかの
関係性、、、何かに似てませんか?
それは、作家と読者の関係です。
創作と読書も
「ゼロイチかイチヒャクか」問題を
なぞらえている気がするんです。
作家はなんといっても、
ゼロ→イチ、ですね。
真っ白い原稿用紙に
みずから一人で文章を書いて
ひとつの作品を作り出すのですから。
ゼロからイチを作り出してますね。
一方、読書というのは
作家からもらった「イチ」を
頭で伸び伸びと膨らませながら、
自由自在にヒャクにしていく
クリエイティブな行為ですね。
どちらも大変面白い作業です。
どちらが偉いか?
どちらが大変なのか?は
この際、不問にしましょう。
でも、読書しても
イチ→ヒャクではなく、
イチ→ニ?サン?なら、
ちょっと読者として、
想像力もクリエイティブさも
足りないと言われても
仕方ないかもしれません。
作家が心血を注いだ
ゼロイチ行為に見合うだけの、
優れたイチヒャク行為にしなくては、
書いてくれた作家に
申し訳ないですね。
書いてくれた様々な作家に
感謝とリスペクト!