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【読書】小説の筆写はとってもクリエイティブ!

小説の味わい方にも
色々とありますが、
最高に精度の高い読書方法は、
音読か、筆写ではないか?
と私は密かに思っています。

今のような黙読が広まったのは、
明治以降なんですってね。

黙読で頭にちっとも入ってこなくて
数行、退屈になるというか
頭がうつろになる時もありますが、 
そういう時は、
少し先の方を見て、
新しい段落まで飛ばしてもいい。
また、スピーディーに
頭に入ってくるようになる。

筆写にも、
それと類似した場合があります。
一行一行、しっかり筆写し、
この一行を書いた時の
作家の心境は
どんなだったのだろう?かと
想像を馳せる時の楽しみは、
ドーパミンが出まくりです。
敬愛する作家が、
敬愛する作品を書いていた時の
脳みその様子に
限りなく近づいていけるんだから、
そりゃあ楽しいに決まってます。

でも、たまに?ちょくちょく?
筆写しながら、
内容が頭に入ってこなくて、
作家の心境なんて
チンプンカンプンな時が来る。

さすがに、
筆写の場合は、
退屈だから飛ばすというのも
勿体ないから、
とりあえずガンバって
書き写していく。
すると、だんだん霧がはれるように
また内容が頭に入ってくるようになる。
その時に、
ああ、書き写してて良かったな、と
なるんですね。

作家からしばらく
差をつけられて走っていたのが
また作家に追いつけた気持ちになる。
ただ、書き写してるだけなのに(笑)、
こんなにクリエイティブな
脳みそ状態になるなんて、
ありがたいことです。
だから、やっぱり、筆写は素晴らしい。

黙読もいいけれど、
作家の心境に近づける筆写は   
たまらなくクリエイティブ。
精神が集中するからでしょうか。

さて、また、ネタに困る時は、
筆写でもしようかな。

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