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【幸せ】武蔵の森日記。孤独もまた幸せ。
今日は、朝、6時に目が覚めた。
早起きなのは年寄りになったせいか。
コメダ珈琲に向かう道すがら、
野良猫に出会う。
可愛いスコティッシュだった。
まだ小さい。
お腹を空かしてそう。
それで、慌てて、道を戻り、
セブンイレブンで猫のカリカリを買う。
で、さっきの空き地に戻り、
野良スコにご飯をあげた。
可愛い。
こんな子を捨てた人の気が知れない。
ご飯をあげても、
すぐには食べてくれない。
私がその場から離れるのを確かめてから
スコは食べ始めた。
まだ警戒されているらしい(笑)。
野良猫としてはそれは正しい。
ただ、ダッシュで買いにいったのに、
という複雑な気持ちは残る(汗)。
8時頃にコメダ珈琲に着いて、
無料サービスのモーニングを頂く。
プラス、ミニサラダで、
930円なり。
新聞の朝刊のコラムで、
滋味深い文章に出会い、
心が昂り、思いついたことをnoteに
書き上げ、投稿しました。
それから、本屋に行きます。
日課だから。
今日はお目当てはない。
なかったはずなのに、
つい、1冊の本から逃げられなくなる。
倉橋由美子さんのエッセイ集だ。
倉橋由美子は伝説的な作家だ。
60〜70年代の学生運動盛んな時代に
よく読まれた人で、
シュールで、本質的で、
ちょっとホラーな美しい作品を
いくつも書いた作家だ。
なんだか、同じ頃に活躍した
安部公房と傾向が少し似ている、
…かもしれない。
倉橋由美子が描くシュールさや、
理不尽さは昔から余り得意ではなかった。
なんだかモヤモヤが残ってしまうから。
でも、小説とは本来、
こうした、作家も取り扱いに困る、
濾過できない、
不気味で、エモーショナルな感情を
アウトプットするものだったはずだろう。
本来は。
とにかく、なぜだか
今日は、倉橋由美子のエッセイ集から
逃げられなくなってしまった。
小説とは?性とは?文学とは?
さまざまなエッセイを編んだ
魅力的な本に出会えました。
倉橋由美子を今まで
私は食べず嫌いだったらしい。
となりに並んでいた白洲正子の
エッセイ集には、
あまり惹かれなかった。
以前はよく読んだのになあ。
人間は日々刻々と、
感覚や感性が変化するらしい。
自宅への帰り道、
さっき猫がいた場所をチラ見したら、
もう綺麗なくらい、
猫フードは無くなっている。
全部ぺろりと食べたかなあ。
今日は古井由吉と坂口安吾を
読むつもりだったけど、
頭の中は倉橋由美子に占領されていた。
自宅について、
洗濯をして、
コインランドリーに行き、
乾かしに行く。
昼になり、
即席の塩ラーメンを作って食べた。
久しぶりに食べる塩味は上手い。
それから、昼寝。
部屋のベルで目が覚めた。
ものぐさで居眠りを使った。
夕方、今度はスタバに行き、
アイスコーヒーを飲む。
今日はいつもより温いから
冷たいコーヒーが良かった。
まるで春みたいな風だ。
今日は夕焼けが澄んでいた。
見事な夕焼けだった。
あ、そういえば、、、
今日は11月17日、、、
父親の17回忌だった。
17年前の今日の朝、
父親はゆっくりと眠りにつくように
息を引き取ったんだっけ。
あの日は、夕方
親戚がたくさん集まり、
葬儀屋さんも来て、
バタバタした夕方だった。
あれからもう17年になるのかあ。
長かったのか?短かったのか?
自分ではよく分からない。
10年近く闘病した父親の死で、
どっしり重かった生活が
少し軽くなった転換点だった。
綺麗なお月さんが照る夜空。
今日の月は、
猫が蹴っているサッカーボールに
見えました。
結局、今日は誰とも会わず、
話もしていない。
なのに気持ちにゆとりがあるのは
朝にnoteを書いていたから。
夜がこんなにのんびり出来たのは
久しぶり(汗)。
晩ごはんはコンビニで買った
おにぎり2個と春雨サラダ。
朝からずっと炭水化物ばかりの
食事ばかりしてる。
明日は、肉野菜炒めを食べよう。