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【書店問題】本屋さんの取り寄せは、なぜ時間がかかるの?

本屋さんの閉店の波はどうしたら
食い止められるのか?
以前、何度か、このnoteでも
書いてきましたが、
その主なポイントは、
①もっと近辺の本屋さんで買おう。
②Amazonで買うのを減らそう。
そんなことでした。

でも、いざ本屋さんに行き、
欲しい本を探して店員に訊いたら
それはここには在庫がなく、
取り寄せに1~2週間かかるんですが…
と言われ、じゃあAmazonでいいやと
なってしまう、それが人の心ですね…。

では、なぜ、1~2週間もかかるのか?
amazonでポチリすれば翌日に
家に届くのに、
なぜ、本屋さんはそんなに遅いのか?
そう思いますよね。

私は、今まで、ここについて丁寧に
書いてきませんでした。
ここが書店と読者の間に、
大きな溝を作っているというのに。

ダメですね。反省です。

さて、ずばり、これは
全国の書店をカバーする取次と
出版社販売部が一緒になって
チームのように仕事をしてる実態があり、
書店⇒取次⇒出版社と流れる
注文依頼のアクションが、
官公庁なみに絶望的に遅いんです。
未だにファックスだし、
夕方早めには窓口が閉まるし、
融通がききません。
これじゃあ、amazonに負けるか…。

とにかく、紙の本の流通は
リアクションが遅いんですね。
そのことについて、
出版社、取次、書店は
果敢な改革をしようとは
してこなかったんです。
それが今、本を取り寄せるのに
1~2週間、かかる理由です。
出版社も、取次も、
余りにも胡坐をかいてきました。

出版社にいると、
取り寄せるのに時間がかかるのは
自明の理だとすら鈍感になって、
当たり前に思ってました。

今、この配本システムの
時間のかかり過ぎを改革しようと
考えている人は、
出版社にはどうもあまりいません。
いるとしたら、
取次と書店、
つまり本を売買する現場にいる方です、
きっと。

実はこの記事も、
Twitterで、書店の相次ぐ閉店問題に
どうしたらいいか?
書店員や元書店員さんが
真剣に書いていたのを見て、
はあっと胸を突かれたので、
書いておこうと思った次第です。
amazonのせいにばかりしていても
それで書店の閉店の波は
止まられないのですね。

私も出版社にいて鈍感になってました。
では、配本システムは
どうやったら早くなるのか?
これは誰の管轄かが複雑で、
出版社も取次も書店も、
みんな責任はあるのに、
ずっと先延ばしにしてました。

これはもっとネット内で
色んな議論をしていけば、
出版社や取次の人たちを
動かしていけるかもしれません。

私はここで、定期的に
書店の閉店の波をどうやったら
食いとめられるのか?
書き続けていこうと思います。

この世から、リアル書店が
無くならないことを願って。


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