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2021年6月の記事一覧
"楽"じゃなく、"楽しい"を考える
梟谷の木兎が、準決勝で回想するシーンの一コマ。「ブロックされんのも、レシーブミスんのも、サーブミスんのも、バテんのも、楽しくない」と続きます。
そりゃ、そう。
だから、バレーを楽しむためにそれらを克服する。それは"楽"とは反対の茨の道だけど、"楽しい"を追求していく木兎の強さですよね。
あらゆるものが完結しやすい現代社会で、"楽"ではなく"楽しい"という尺度で、仕事も毎日の過ごし方も決め
強者で在るために、何度でも強さ(それ)をすてよう。
作中最強と目される牛島若利。そんな彼も常にカタチを変えながら、新しいスタイルを模索しています。
「適者生存」なんて言いますが、まさに確固たる最強なんてなくて、相手や環境に応じて自分の強さすら変えていく必要がありますよね。
自分が考え抜いたビジネスモデル。そこに柔軟性や拡張性がなければ、そのロジックが通用する時間は短いかもしれません。
俺が弱い事を、とうの昔に知っている。
漫画『ハイキュー』(集英社)の名シーンから、哲学的だと感じた部分を抜粋し紹介しています。以降、ネタバレを含みますのご注意ください。
春高準々決勝、烏野-鴎台の第一セット。月島のブロックに捕まる星海。直後、同じ月島のブロックをブロックアウトにしてみせる。「覆い被さるような壁も技術で切り抜けてきた」と解説が入るほど巧妙な技で得点していく星海。次の攻撃、乱れたレシーブを綺麗に芽生のもとへ二段トスで