ハリー・ポッターと原作/映画マラソンの旅
ハリーポッターの世界は
好きな人を絞り込めない
個性溢れる多彩な登場人物
魔法界という異次元で
繰り出される数々のドラマ
魔法使いと魔女の
喜怒哀楽に満ちた生々しいやり取り
普通の人間と変わらない
泥臭い生活まるっと全て愛おしい
今日のnoteは原作と映画の違い
両方違って両方イイね!について
語りたい
注)壮大なネタバレがあります
感想はあくまで個人の見解です
原作読んで映画、映画観て原作を往ったり来たり
ハリポタファンといっても
ハマり方は人それぞれ
私は原作と映画が両方好きなファン。第4章「炎のゴブレット」から原作は上下巻仕様になり、この内容を2時間ちょっとの映画の枠に落とし込むのはいよいよ難しくなってくる...
とりわけ、第6巻「謎のプリンス」は宿敵ヴォルデモートの両親や先祖についての描写があり、闇の帝王が悪の世界に堕ちる肝の部分が描かれる一方映画ではだいぶ内容が端折られている。尺の都合上、仕方ない…サラッと撫でる程度に紹介されるので
観客は盛大な「????」
がつくと思う
「分霊箱って何?」
「分霊箱」
これはハリポタ用語
英語ではホークラックス
意味は
ヴォルデモートは分霊箱を7個作り
不老不死に備えている
万が一
一つの分霊箱が見つかって破壊されても予備があるから大丈夫
死なないためのスペア
分霊箱は全7個
そのうちの1つは、物語冒頭で紹介される。ヴォルデモートが赤ちゃんハリーの命を狙い、阻止した母リリーの命を奪ったのは、ハリー自身が分霊箱となった証のエピソード
ホグワーツ2年生のハリーは
当時意図せず分霊箱を破壊している
第2章「秘密の部屋」で登場する
リドルの日記
あの日記は
ヴォルデモートの魂が入った
分霊箱そのもの
嘆きのマートルの命と引き換えに
作った分霊箱
日記はハリーに甘く問いかけ誘い出し、秘密の部屋まで誘き寄せた
「魔法界だから日記が喋ったりとかありなのかな?」
秘密の部屋を知った当時はこれくらいに思っていたので、第6章で明かされる分霊箱の存在は衝撃
リドルの日記って分霊箱!!
ハリーは生前のダンブルドアから
その存在を教えられ、全てを破壊するように使命を授けられる
原作では「分霊箱」というワードに読者が慣れるよう繰り返し登場するので、ハリーが追うべき使命がわかりやすい
「分霊箱を破壊せよ」
「それこそが
闇の帝王を葬り去る唯一の手段」
さらに
ヴォルデモートの人間離れした外見は殺人行為による代償
殺人の回数を重ねて
気味の悪い姿に拍車がかかる
ヴォルデモートが美青年であったことの描写が原作には重ねて綴られていて
ホークラックスを作りすぎて
見た目が破壊されちゃった
映画を観ると一目瞭然
鼻が潰れて白い蛇のよう
スリザリンの蛇を思い出す
原作で読んだ景色を映画で確認できる、壮大な映像と音楽に魅せられて
より、ハマる
魔法省の建築、神秘部の内装
大広間やグリフィンドールの談話室
9と4分の3番線
映画のおかげで
本の世界がリアルに広がる
伏線回収にファンは悶え喜ぶ
最大の伏線回収はスネイプ先生が愛に生きる二重スパイであったこと
涙なくして見られない感動のシーン
死の秘宝って何よ?覚えることが増える脳トレ状態
ハリポタ用語
分霊箱
英語でホークラックス
を漸く理解できたところで
新たに登場する単語
死の秘宝
.....あれ、やっと分霊箱の
システムを覚えたところに何コレ?
第7章のタイトルにもなっている
死の秘宝
3つあります
ぺべレル3兄弟の伝説は
兄弟それぞれ「死」に向き合い秘宝を手にするストーリー
3つの死の秘宝を集め揃えると
死を制する者=死なない人
になれるらしい
3兄弟みんな「死」は怖い
死にたくないから「最強の杖」を持って防御したいし「死んでしまった大切な人を蘇らせたい」と願う
「死」なないように透明マントで隠して安全に暮らしたい
これは魔法界の真実
子供の童話に見せかけて、実在する話。ぺべレル兄弟は実在する魔法族。
ハリーは3兄弟の末弟の子孫であるからこそ、透明マントを父親から譲り受けている。
ヴォルデモートは2番目の兄の子孫であり「蘇りの石」が代々子孫に受け継がれる。更にヴォルデモートの先祖はホグワーツ創始者の1人サラザールスリザリンであるため
「秘宝」と「創始者ゆかりの品」
を持つ高貴な血統
その背景がありながら
「死の秘宝の存在を信じるか」
それとも
「単なる昔話の迷信」
と捨ておくか
もしヴォルデモートが
魔法界で生まれ育っていたら
不老不死達成スタンプラリーは分霊箱ではなく「死の秘宝」がエントリーされるだろう。分霊箱は殺人を伴う悪の魔法であり、自身の肉体を蝕み消耗するのでQOLが下がる。
一方、死の秘宝は闘いによって持ち主が変わるリスクはあっても殺人が通り道ではない
あの偉大な魔法使いダンブルドアでさえ若い頃に死の秘宝を集めたがった
ヴォルデモートは「秘宝」を自身が所持しているにもかかわらず、それを「分霊箱」に変えてしまったうっかり屋さん
先祖代々伝わるマールヴォロの指輪→→→価値あるものと判断
指輪には秘宝である「蘇りの石」が入っていた→→→そうとは知らず
祖父マールヴォロの命を奪い指輪を分霊箱にする
あぁ 酷い
ホグワーツ史上、抜きん出て優秀であるヴォルデモート=本名トム・リドルはマグル生まれで人との関わりが薄いために「魔法界の真実」を知るタイミングが遅い
それゆえ、死の秘宝を追うよりもホークラックスを作る選択を先にしてしまう、気がつくと引き返せなくなる悪の道への無限ループを辿る。
人の意見に耳を傾ける大切さを実感する。悪の魔法が何故「悪」なのか、考え直せる心の余裕があれば良かったのに
ハリーの友人ルーナの父親ゼノフィリウスは変わり者として扱いを受けているが、「死の秘宝」の立ち位置を分かりやすく気づかせてくれる
ゼノフィリウスはハリーが透明マントの持ち主であることを知らずにツラツラとマントの役割を述べる
あれ??
ハリーの透明マント!!!
ハリーとロンはマントがいかに優れているか、思い知る
一方、現実主義のハーマイオニーは
マントの存在を経験していながらも
秘宝の存在に懐疑的
だからこそ
ダンブルドアはハーマイオニーに
「吟遊詩人ビードルの日記」を遺した
どうか
死の秘宝が現実だと気づいて欲しい
賢い君ならこの本を託す意味を
わかってくれる
ダンブルドアのスマートな贈り物
吟遊詩人ビードルの話を懐かしがるロンに対してハリーとハーマイオニーがキョトン顔で応じる
「ぺべレル兄弟の話」
魔法界における周知の童話
マグル育ちのハリー&ハーマイオニーは馴染みがない、このズレをロンがサラリと素朴に受けこたえる
「そういう昔話は全部ビードルから来てるって。元々の話がどんなものだったのかは僕、知らない」
子供時代の読みもの
まさか童話の内容が現実だなんて
思ってない
そう認識させてくれる大切なシーン
ハリーがいつもトラブル回避のために包んでくれる透明マント
「きみの透明マント、なんていうかもう、とにかく完璧!」
ロンの一言で第1章賢者の石からの伏線回収が、キターーーー
ハリーはいつも秘宝を使って難を逃れていた、やはり選ばれし者
価値あるものを価値があると
認識するまでには時間がかかる
価値がわかったときに身震いするほどの感動がわきおこる
頭の中、ハリポタ由来になりがち
頭の中をハリポタ用語が駆け巡る。
体調が優れない、疲れが取れない
落ち込んでいる時
「ディメンターに襲われた気分」
になる。
エクスペクトパトローナムして
元気な自分に戻りたい
苦い経験はオブリビエイトしたい
なかったことにしたい
そう、オブリビエイトは最強の忘却呪文だから。
探しものをする時間を減らしたい
アクシオ!メガネよ来い!
時短でイライラ軽減
ハッピーな1日のはじまり。
お気に入りの洋服が汚れたり
ほつれたりしたら
オキュラスレパーロ!
洋服よ、元に戻れ
クリーニング屋さんが要らなくなっちゃうな。
災害のときは
ルーモス!光よ
節電になる
ロンがダンブルドアから譲り受けた灯消しライターで日頃から蓄電したい
灯消しライターは人の心の灯火にもなる優れもの
ハーマイオニーが第7章で持っているビーズポーチが欲しい
化粧ポーチくらいのビジューがあしらわれた洒落たポーチ
あんなに小さいのに皆んなの着替えや本、生活用品が諸々入る四次元ポケット
飛行機に搭乗する前の手荷物検査には引っかかるから
姿くらまし
姿あらわし
すればいい
便利!!
マイル貯めなくても旅行に行けるね
リアルの秘宝、ホグワーツのパーカーを奉る
私もハリポタの秘宝を持っている
ホグワーツのパーカー
ユニバーサルスタジオで行列に並んで購入した
着ることはないパーカー
着られてこそのパーカーと知りつつ
奉りパーカー
誰にでも宝物はある
もったいなくて使えない
使わないともったいない
購入してから10年の時が過ぎた
noteの記事に載せた記念に
蔵出しデビューしようかな
Junko Summer
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