昆布大使とわかめ体操
花粉症を克服できたのは、ミキのおかげかなと思っていましたが、今日新たな候補が現れました。
昆布です。
2ヶ月ほど前に昆布大使の安達章子さんとの出会いがあり、良質の昆布をとるようになったからかもと今日の話を聞いて思い至りました。
楽しみにしていた「私を作る食と健康のお話~昆布から食を考える」に参加してきました。
春休みで息子がいるものの、「この日はお母さんの好きにさせて」と出かけて参加してきました。
講師の安達章子さんは昆布に熱い情熱を持ち、二か月前に出会った時、私はその昆布愛にすっかり魅了され、自らも家族相手に昆布のすばらしさを力説するようになり、しゅりさんとシェアしてお勧め昆布を注文し、上質昆布ライフをしているところです。つい最近うちに来てくれたイギリス人の友達にも一袋お土産に持たせました。
今日も安達先生は昆布由来なのか美しい黒髪とスリムな体形で凛と立ち、昆布について一時間半たっぷり語ってくださいました。
昆布水数種の飲み比べ、どの昆布がどんな特徴を持っているのか、どのように調理するといいのか、昆布ロード、歴史、含んでいる栄養エトセトラ。
印象に残ったのは、昆布は関東地方にあまりなじみがないということ。
なぜか。
ひとつは水質の問題。関東地方の水は関東ローム層を通るため硬度が高く、昆布と相性の良いとされる軟水と異なります。それゆえ昆布の出汁が出にくいので、太平洋で獲れるし味の濃いカツオの出汁が主流になったと言われているそう。もうひとつは江戸時代に北前船で昆布の産地北海道から日本海側の富山や福井の港に運ばれた昆布は京都に入り、大阪の商人に売られ、九州、沖縄まで運ばれていきます。関東に回る分はほとんどなかったと考えられます。
ああ、こういう話大好きです。
栄養面でいっても昆布は救世主。
溜まった体脂肪を燃やす、便秘解消、免疫力アップ、頭の回転アップ、美肌、骨強化、まだまだたくさん。
講義の後はパーソナルシェフ佐藤律子さんによる、昆布を使った一汁一菜のお食事でした。
真昆布を煮出したけんちん汁、鯛だしご飯、山芋と菜の花の昆布〆、日高昆布と干し椎茸の甘辛煮。
昆布出汁で素材が生かされたとっても優しいお味でした。
昆布があると、味が強くなくてもおいしい。
安達先生からお聞きしたことをしっかり確かめられるお料理でした。
大満足で帰宅。
息子と昨日マルシェで買ったスイーツをおやつに食べて、夕飯の支度をして、再び駅へ。今度は息子も一緒です。
18時、私たちは三鷹にある広々とした板の間の道場にいました。
音読道場ではなく、本当に道場の作りの場所です。
天真体道という武道の体験をしました。
音読指導者養成講座の同期が天真体道を教えていて、それがとっても良さそうなので息子に体験させたかったのです。何か息子に芯を持ってほしい、自由な体の動きを知ってほしいと思っているのと、天真体道はジャンプの動きを大切にしているようなので、いつも家の中でぴょんぴょん飛び跳ねている息子に合っているのではないかと思いました。
私の勘に狂いはありませんでした。息子は始終楽しそうでした。
ジャンプをたくさんし、声をたくさん出し。。おもしろいのはわかめ体操。足元のみ固定してグネグネに体を揺らします。海藻三昧な一日ですw
曾根田先生は「自由」と「型」のバランスについて話してくれたのを皮切りに、大事なことを子どもに伝えてくれました。体を使いながら、人生を学んでいるような感じです。息子はまた来たいそうです。連れてきてよかった。春休みに実現させたいことのひとつ、達成。