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古代を知る~ひとつだけじゃいけない

「聖徳太子コード」を読み終えて、途中まで読み進めていた「麻ことのはなし」の続きを読んでいます。

「麻ことのはなし」も聖徳太子コードと同じ中山康直さんの著作です。
中山さんは麻研究の第一人者というもう一つの顔を持ち、初めて民間人として大麻取扱者免許を取得し、大麻栽培をしていたことがあります。石油で作れるものは大麻で何でも作れること、大麻が世界の文明にとってなくてはならなかったものであること、日本の天皇家、エジプトのピラミッド、マヤ文明など色々な説明を交えながら大麻が人々の精神性や生活を支える存在であることを「麻ことのははし」の中で説いています。

「聖徳太子コード」でも、世界中の宗教や神話が紹介されていました。本書でも筋は大麻のことだけれど、同じように古代日本が世界のネットワークでしっかりと役割を担っていたこと、遠い南米の遺跡にも日本の神代文字が認められ世界が影響しあっていたこと、そして宇宙とのつながりにまで話が及びます。

人によっては受け入れられない飛んだ内容かもしれませんが、その「飛んでる」軽さを現代人の意識は様々な常識に縛られ考え込んで重くなってしまい、わからなくなったとも言えます。

わたしは日本語音読指導者としてカタカムナからスタートする古典音読を指導していて、カタカムナについて多少知るようになりました。時にはカタカムナの特異な点を話したりもします。
古代史を知っていくと、カタカムナ文字以外にいくらでも神代文字があることがわかり、それぞれが奥深く、世界とつながっていることがわかります。目から鱗だったりします。

先日、坂井洋一先生の「ワクワク古代史セミナー」を受けたとき、ホツマツタヱをもとによくお話ししていた先生ですが、ホツマツタヱに固執すると偏りが出るから全体を見ないとねと話してくれました。

「麻ことのはなし」を読んでいると、世界に渦を巻くように各地の文明や宗教、習慣が連動していたことがわかります。カタカムナに関わっているならカタカムナ以外もよくわかっていないといけないと切に感じました。

世界、宇宙。
今のように移動できないし、昔の方が閉鎖的だと思っていました。
古代エジプトの「死者の書」には死者の心臓を天秤にかけて一枚の羽根と重さを比べる審判が描かれています。人はけがれたことをすると重くなるという前提があり、死んだときに羽根より重くないか測られたというもの。
一枚の羽根ほどの重さと例えられていた魂、いとも簡単に飛んで移動できたのかもしれません。

ひとつだけじゃいけない。

これが半分今日まで読んだところの感想。

最終章に向けてどんな驚きが感動が待っているのか。
良い本に出会えてラッキー。

よかった、ありがとう。


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