緑のカーテンで酷暑を乗り切ろう!
ただでさえ温暖化で猛暑になっているのに、エルニーニョ現象が重なると最悪ですね。
エアコンを使わないといられないですが、電気代も高騰中!
こうなったら緑のカーテンを使って少しでも部屋の温度を下げて電気代を節約しないと。
ちなみに緑のカーテンの植物に水やりするついでにお庭に打ち水するとさらに涼しくできます。
どんな植物を使うか
緑のカーテンに使うのはツル植物です。
できれば葉が多くて日差しをより多く遮ってくれる植物がおすすめ。
丈夫で暑さに強いのはもちろんですが、花が咲いたり実がついたりするとうれしいものです。
子供が学校からよく持ち帰ってくるのがフウセンカズラ。
ただフウセンカズラは葉が小さく、2mくらいにしか伸びないので、緑のカーテンに使うのはいまいち。
夏休みにアサガオの鉢植えを持ち帰ることも多いですが、1鉢程度では焼け石に水!
ただし大き目のプランターに数株植えれば、それなりの緑のカーテンになります。
花は秋に盛りになりますが琉球アサガオ(宿根アサガオ)も緑のカーテン候補ですね。
ゴーヤーやヘチマは実を利用できるし、葉もいっぱい茂るので緑のカーテンに最適です。
ツルベルギアも葉がよく茂り花もたくさんつけるのでおすすめ。
もう少し独自性を発揮させたいのなら、マンデビラやルコウソウなどもいいでしょう。
どのように設置するか
緑のカーテン用のネットが売られているのでこれを利用するのが便利です。
長めの支柱を立ててネットを上から吊るすのが一般的。
台風などで飛ばないようにしっかり縛って設置してください。
支柱も倒れないように深めに地面に突き刺してください。
また、植物を植えるプランターはできるだけ大きく深いものを使いましょう。
密度のある緑のカーテンにするには
よく隙間だらけの「緑のカーテン」を見かけますが、これでは遮光効果も半減します。
密度のある緑のカーテンにするには、まず普通よりも株間を狭くすることです。
多くのつる植物は真上に伸びます。
それだと株と株の間に隙間ができるので、適宜、摘芯して枝数を増やしてください。
ゴーヤーやヘチマは摘芯しないと実の数が少なくなります。
わき目が出にくいアサガオなどでは、つる自体を横に少し誘引して、まんべんなくネット全体に葉があるようにしてください。
真夏を乗り切るには
緑のカーテンに使うのは暑さに強い植物ですが、それでも注意しないと夏バテします。
特に水切れすると枯れてしまうことがあるので、しっかり水やりしてください。
葉が多ければ多いほど蒸散量が多くて、必要な水量も多くなるわけです。
次に肥料切れも多いトラブルです。
下の方の葉が黄色くなっているのは肥料が足らない証拠です。
毎週、規定量よりも少し多めの液体肥料をあげるといいでしょう。
花がらを放置すると病気の原因になります。
実のなるものでは、少し摘果した方が残った実が大きくなります。