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冬を楽しむ実ものガーデン

花のない寒い冬に南天や千両の赤い実をみると暖かい気持ちになりますよね。

ここでは伝統的な植物を中心に冬を楽しむ実物ガーデンの材料をご紹介します。

冬に実のなる植物は冬に窓から見える位置に植えておくと暖かい室内から楽しめます。

それが無理な場合は生け花やフラワーアレンジメントの材料として切り取って使うのもありですよね。

南天

ナンテンは「難を転ずる」ということで縁起が良い植物とされ、お正月に欠かせないものとなっています。

門松やお正月の生け花だけではなくて、最近では洋風のフラワーアレンジメントに使われるようになってきました。

またナンテンの実は鳥たちの大好物なので鳥がお好きな方にも好まれる植物ですね。

なお、やや暖地性の植物なので、寒冷地では寒さ除けをする必要があります。

最近は黄白色の白南天とともに紅白のペアの盆栽なども人気があります。

千両、万両

千両、万両もその文字面からおめでたい植物として有名ですね。

実は一両(蟻通;アリドウシ)、十両(藪柑子;ヤブコウジ)、百両(唐橘;カラタチバナ)といった植物もあります。

数字が大きくなるにつれてひと房に付く実の数が多くなります。

ちなみにセンリョウはセンリョウ科、ヤブコウジ、カラタチバナ、万両(ヤブタチバナ)はカラタチバナ科、アリドウシはアカネ科の植物です。

白実のマンリョウや黄色実のセンリョウもあります。

チェッカーベリー

ビックベリーとも呼ばれています。

春にスズランのような白い花が咲き、秋になると真っ赤に色づきます。

冬の鉢花としてよく売られていますが、冬の寄せ植え材料としても有用ですよね。

南天のような小さい実が房状になるのではなくて、大きな赤い実がいっぱい付きます。

真夏の直射日光には当てないように、また高温多湿も嫌います。

真夏は涼しい日陰で管理しましょう。

真珠の木

ペルネチアという植物で白い実がなると真珠のようなので真珠の木とも呼ばれています。

実の色は白だけでなく赤や赤紫、ピンクなどがあります。

冬の鉢花として最近見かけるようになりました。

太い幹がなく小枝が密生するタイプなのでパンジーなどの草花との相性が良く、寄せ植えにもよく用いられます。

9月から3月初めまで実が落ちずに観賞可能です。

春にスズランのような花が咲くのと高温多湿が苦手な点はチェッカーベリーに似ていますね。


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