仕事の責務とは多くの人の生活を支えること
私は村上春樹さんの小説やエッセイ、そしてインタビュー記事をよく読むのですが。「小説を書くことは僕の責務」と、サラリと仰っているんです。
あらゆる本や記事から受け取ることができる、彼の、その責務なのですが。こういう思考で仕事をしていると世界50ヵ国以上で翻訳されて、累計が億単位の部数を売り上げることができて当然だと思う次第です。
小説を書いて出版することは、編集者、校正者、広告を打つ人、書店、書店員、印刷屋さん、梱包する人、配送者など、とにかく多くの多くの人とかかわることになります。彼は、その人たちに対して責任があると言っているわけです。凄い責務ですよね。
自分の本が売れればいい、部数を伸ばしたいと言う作家さんがたくさんいますが、出版にかかわる人や印刷屋さん配送業者さんたちのことまで考えて仕事をしているのだろうか?と思うと、私はそうは思えない人も多いんです。
村上春樹という人の、責務に対する考え方で仕事をすると、それは人類すべてが繋がる潜在意識を通してかかわる人たちに気持ちが伝わります。あなたたちの生活がうまくいき幸せな気持ちで生きて欲しい、僕の小説やエッセイが、それに一役買えば僥倖の思いです!とマスコミ発信されれば、そこにかかわる人たちは「この人のために頑張ってあげよう」と必ず思います。それが日本だけではなく海外の出版関係者でもそうなのです。売れて当然です。
作家とかかわる人たちの気持ちを載せた本が世界中の読者に読まれれば、手に取った本を通して読者も幸せになれます。本当に凄いことです。
重複しますが、私は村上春樹さんの凄さは仕事の責務に対する意識の持ち方だと思います。本を通して彼に出会えたことに万謝の思いです。多くのことにも気づかせてもらうこともできています。
私も、順調にいくならば、やがて作家の道を歩むわけですが、出版前に村上春樹さんの意識の持ち方と、規則正しく生きることの意味を知ることができて嬉しく思っています。襟を正して仕事をしながら生きていこうと心引き締まる思いです。
実力、豊富な知識、仕事の対する責務、世界的な作家は心の持ち方が違うものですね。あなたの仕事に対する責務、どのようにお考えですか。
山下純子
🚩山下純子個人コンサルティング
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