![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44328249/rectangle_large_type_2_b6b79752b62fc9e0d7e027b3aa9bab91.jpeg?width=1200)
伝えたいもの
こんにちは、お疲れ様です。
2021年の一月も後二日で終わりに近づいております。
大袈裟な言い方かもしれませんが、、
こんな調子で季節は過ぎて
「もう、年末ですね!」
と呟いてそうです。大変だ‼︎
そんなわけで(?)写真に関連づけたいと思っている次第です。
題名にもありましたが、写真を撮る時に思うのは
記録としてなら自分が後から見返した時に分かることだと仮定しますが、相手に伝えるべきことは何かと考えたときの ”伝えたいもの” とします。
毎回言いますが、これは私の解釈になります。
受け止め方は個人によります。
正解も不正解もなく、そういうこともあるかもという選択で見てくださいね。固定観念は、何も生まれないと自ら思っています。
前置きはさておき
Instagramでも投稿した写真ですが、Photoshopのシュミレーションを暗室作業前にします。
暗室でのプリントをより良くするためは元より、新たなる発見の為にも”面白い”と感じてシュミレーションしております。
私は、フィルムスキャナーを使い画像に変換しております。SNS投稿をする時に便利だと思います。
「所詮データー化?」
いやいや、それはそれです。昔と違ってスキャナーもより良くはなっています。そこでの賛否両論は棚に上げておきます。
さてさて、私が言いたいのは
写真の中で「何」を伝えたいか、です。
Camera:leica DⅢ
Film:Cine Still250
こちらは元写真
スキャナーを掛けただけのフィルム写真になります。
太陽を避けたい所ですが、かなり腕を伸ばしております。”バルナックライカを太陽に向けるな”お叱りの言葉が聞こえて来そうです。
こちらをシュミレーションしてみます。
コントラストを上げ、ブラック度を上げた写真
味があり、エルマーレンズに付けた赤フィルターが役に立ち、雲もはっきり見えております。
…?もしかしたら
“橋の上で、楽しそうに指揮を執ってる写真に見えないだろうか?”
写真を撮るにあたり、気にすることは事前にはありますが。スナップ寄りでありながら、そうでもないような。
また違う話になりますが、、写真を撮るに辺りお声がけをさせて頂いてからの写真は不自然に見えがちなので、どう解消しているかによります。(それはまた違う記事で)
被写体を入れつつ、伝えたい”要素”的な何か。
その何かが「鍵」になるわけです。
そもそも、橋の上で指揮を執ってる人を撮るのも
なかなかだとは思いますが…
話が逸れ気味です…滝汗
ここでいいたいのは、釣りをしている彼に必要な映像はどれか?です。
“バルナックライカを太陽に向けるな”
に近いですが、、釣り糸が反射されて尚且つリールが手に覆われている。
表現するにあたり後残されたもの、それは「水辺」です。
こちらは、Instagramに投稿した写真になります。
水辺と、プラス橋の上という事の強調でしょうか。
元写真から比べると大分印象が違うと感じると思います。
ただコントラストを上げた、黒を強調したものより
より一層写真にある物語が見えてくる気がします。
写真を撮ることと合わせて、プリントすることへの意味が少なからず「伝えるもの」のプラスになっていることは言うまでもありません。
暗室作業での印象は、大変だと思うばかりではなく
写真をプリントする上での “思い描くもの” という認識でございます。
作家さんによりますが基本的なプリントを元に、創造性溢れた独自の技を施してる方も見かけます。
そういったものを見てると、暗室作業は
「進化していくもの」としての位置付けで、次世代にも伝えられたらと思う、感じる最近でございます。
本日の記事はいつもより長くなってしまいましたが、より暗室作業での楽しみ方や素晴らしさを知って頂きたいという願いであります。
今回も、最後までお読み頂いてありがとうございます!
Junko Sakamoto
暗室体験教室
写真弘社モノクロ館