天変地異級ベストセラー「7つの習慣」を本を読まないあなたに向けて解説!前編
こんにちは!じゅんきです。
今更ですが、世界で3000万部も売れている天変地異級ベストセラー
「7つの習慣」をできるだけ簡単にまとめてみました。
481ページとそこそこ分厚い本なので
興味はあるけど気力がない
時間がない
理解できるか不安
といった方向けに簡潔な言葉や事例でわかりやすくまとめたnoteです。
『7つの習慣』(ななつのしゅうかん、The 7 Habits of Highly Effective People)は、スティーブン・R・コヴィーによって書かれ1996年に出版された書籍。原著の初版は1989年。 -Wikipediaより転載-
ビジネス書として、そして成功哲学や人生哲学といった自己啓発本としてものすごく人気があり特にビジネスマンであればかなり高確率でタイトルくらいは耳にしたことのある本じゃないでしょうか。
世界でも有数の影響力を持つビジネス思想家であるスティーブン・R・コヴィーが、25年間を費やして成功者と呼ばれる人たちや200年分にわたる文献をもとに「成功するためにはどうすれば良いか」その答えを記した本となっています。
もしも成功するためにはどうすればいいのか悩んでいる人がいれば、この7つの習慣はあなたを助けてくれる人生の一冊になるでしょう。
なぜなら多くのビジネス書や自己啓発本に書かれているような内容は、この本の分厚さの中にほぼ網羅されているんです!驚きですよ。ただし、古来から伝わり50年後100年後といった未来にも役に立つ本質的な内容になっているので「抽象的でピンとこない……」と感じる人も多そう。
そこで今回はじゅんきなりに、本やインタビューから得た知識とバイト暮らしから抜け出して自分で生計を立てて生きている経験で読み解き、身近に感じてもらえるように解説していきます!それではレッツゴー!
7つの習慣のタイトルに込められた意味
興味深いのは、著者のコヴィー氏が指す成功とは
ただ金持ちになる
といった表面的なことではなく、
人格主義
つまり素晴らしい人格を持った人間になることを指しています。
それこそが真の成功。だからお金や社会的地位での成功に留まらず、心身の健康や精神の充実、人間関係の構築、そして知性など全てにおいて高いレベルに行くための答えを教えてくれています。
地道にレベルアップせず偏ったバランスで突然成功しても、それは一見成功した風に見えるだけで心は虚しくなる。それでは真の成功とは呼べない。とコヴィー氏は語っています。
だから本書のタイトルは「7つの習慣」という地道な努力を促すタイトルなのでしょう。「あなたが絶対成功できる7つの方法」ではないのです。自分の習慣にするのではなく、教えてもらった方法を表面的に方法をなぞるだけでは薄っぺらい人間になってしまいます。「明日からすぐ億万長者!」みたいな表面的な成功ではなく、人間として継続的に成長して、人格者として成功してほしいんだというコヴィー氏からのメッセージが本書のタイトルに込められています。
7つの習慣は3ブロックに別れる 〜大まかな流れ〜
第一の習慣 主体的である
第二の習慣 終わりを思い描くことから始める
第三の習慣 最優先事項を優先する
ここまでが1つ目のブロック。依存状態から抜け出して自立し、私的成功をおさめるための習慣です。言い換えるとまず自分が幸せになろう!ということ。
第四の習慣 Win-Winを考える
第五の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
第六の習慣 シナジーを創り出す
この4から6の習慣が2つ目のブロック。自立を身につけたら他者と信頼を築き公的成功をおさめよう。みんなでハッピーになろう!そして最後の仕上げとして、
第七の習慣 刃を研ぐ
肉体、知性、精神、社会、情緒を維持したり、高めていこう!と言う習慣で締められています。
第一ブロックの3つの習慣ではまず自分自身が成功する、つまり自立しろということが書かれています。
そして自立ができるようになってきたら、第二ブロックでは自分自身だけではなく、周りの人を巻き込んでみんなで成功しようと書かれています。公的成功、つまりよりたくさんの人たちを巻き込んで成功することこそ真の成功。そうしてみんなを巻き込んで、みんなで成功みんなでハッピー!わーいいゴールして大団円!……とはいかず、コヴィー氏は暖かくも厳しい最後の習慣を用意しています。
それが第三ブロックの「刃を研ぐ」。一度成功し、一発屋としてはい終わり、じゃない。何度でもみんなで成功するために、自分をさらに磨き続けさらなる高みを目指そう。
本書の大まかな流れはこういった感じになっています。
1ブロック目の解説
ここからは習慣ひとつひとつをざっくりと解説していきたいと思います。習慣の優先度合いも第一の習慣から順序立てて考えられているので、それぞれの習慣に対して自分はどうだろうか?という観点で読んでみてください。
第一の習慣 主体的である
1つ目は主体的であるという習慣。自分の人生を人任せにしていないかということです。例えば、会社でミスやトラブルが起きたときに、
これは〇〇さんのせいだ
どうせ私のことなんて誰も理解してくれない
失敗したら恥ずかしいからやめておこう
と思いやすい人。本書ではこういう人を主体性がない人としています。対して主体性がある人は
この点に関しては自分の責任でもあるからこうやって対策しよう
理解してもらえないと嘆くのをやめて、どうしたらうまくいくか考えよう
思いついたらまずやってみよう
と考えているようです。主体性がある人は人のせいや環境のせいにして済ませず、自分の力でどうにかできることはないかと考え抜き、自分の人生を良くするために自分で舵を握って行動します。「主体的である」というこの第一の習慣は本書全体を通してもっとも重要な習慣といえます。
・自分に起こることに対して自分がどういう態度を示し行動するかは、自らで決めることができる。
・問題解決に向け率先してことを行う。
・自分の身の周りのことに対して、自分が動かされるのではなく、自分が周りの環境に作用を及ぼす。
・自分がコントロールできないことでなく、自分がコントロールできる、影響を及ぼすことができる事柄に集中する。
・より良いものを持つのではなく、自分がより良くなる。
・失敗したときに、自分の間違いを認め修正をはかる。
第二の習慣 終わりを思い描くことから始める
仕事のみならず、人生というものはゴールを描かなきゃ始まらない。コヴィー氏は、特に人生においてのゴールを明確にしろと言っています。
人生の最後、つまり死をどうイメージするか。具体的には、自分が死んで葬式に参列した人たちにどんな言葉を言われたいのかを考えてみることです。
今の自分が死んだらどんなことを言われるか
私の理想像はどんな言葉をもらいたいのか
いきなり死を意識するのは難しいので、リラックスタイムにゆっくり時間をとって考えてみることをおすすめします。
例えばじゅんきの場合はインプロという日本ではマイナーな文化の第一人者なので
「じゅんきがいたからインプロが文化として発展した」
または
「ジャンルにとらわれずに心理や教育を扱い、人を進歩させた」
個人としては
「辛くて死にそうだったときにじゅんきに出会って、生きようと思った」
「あなたに愛されて、あなたが最愛の人で、本当に幸せ」
こんな感じで、多くの人と親愛を築いて、最期はコンサートホールくらいの会場で笑ってお別れしたいと願っています。
このように成功するために死や終わりを意識することはとても重要。
旅行に行きたいのに目的地を定めず航空券を買うことはないですよね。
行き先が決まっているから、次の行動が決まります。目標額を稼ぐことやチケットを取ること、現地について調べることなどのイベントが半ば向こうからやってくるのです。
まだわかりにくい方は具体的なアクションとして、正方形のふせんなど小さな紙を数枚用意してください。そして今取り組んでいることをイメージします。例えば、仕事のプロジェクトや趣味の発表会など。一枚ずつ直感的に「これが終わったとき、周りのひとになんと言われたいか」を思いつく限り書いていきましょう。ひとつあたりは短いツイート程度で大丈夫です。書き終わったら全体的に眺めてみて、さらに3枚に絞ります。それがあなたが今望んでいる終着点、目的地、ということになります。
「ミッションステートメント」
これは自分が生まれてきた意味を自分で決めるということ。自分にキャッチコピーをつけるみたいなことです。会社だと組織理念がありますよね。武道なども「かくあるべし」といった心得が最初に示されています。
特に現代では組織がモノを言うよりも個人が語ることが多くなってきたように思います。自分の人生をどんなものにしたいか(主体性)そしてそこからどんなことが語られ、実行されていくのか。
じゅんきのミッションステートメントは
「誰に笑われようと失敗の数が俺の誇りだ」
バカにされても、恥をかいても、評価を気にせず挑戦を諦めない姿勢をみんなに届けたいし、膨大な数の失敗から学んで、それでも笑って幸せに生きることで、ああ挑戦って楽しそうだなと思ってもらいたい。どんな無様に死んだとしても笑顔で死にたい。
これが自分の行動の軸になっているので、失敗するチャンスが来たときは率先して飛び込んでいます笑
僕の場合、仕事とプライベートのオンオフがわかりにくい職業・人生なこともあって、趣味だろうが仕事だろうがこのミッションステートメントから外れないように生きています。
ぜひ、面倒くさがらずにぜひミッションステートメントを考えてみてください。
あなたがどういう人生を過ごしたいのか。一度真剣に考えてみてください。
余談 じゅんきのサブミッションステートメント
「笑い笑われ我洗え」
たくさん笑って、人に笑ってもらって、自分の心を洗っていく。そうすることで結果的に人の心を洗えると信じています。
・人生の最後のイメージ、光景、パラダイムを持って今日を始めること。
・万物はまず人の頭の中で知的にものが作られ、それから実際に物的にそのものが作られる。
・ミッション・ステートメント(個人的な憲法、または信条)を作る。
第三の習慣 最優先事項を優先する
三つ目は最優先事項を優先するという習慣です。
第二の習慣で自分のゴールを設定しても、そのゴールに近づけるようなことを優先して取り組まないと意味がないということです。
日々の生活の中では意識しづらいですが、私たちに与えられた時間は限られています。やりたいことを存分にやるにはすこし少ないかもしれません。ボーッとしていてあっという間に日が暮れた、なんて経験ありませんか?
優先事項というのは「急ぎの仕事」のような意味ではなくて自分の設定したゴールに近づくために重要なもの。緊急性より、重要性の方が大事なタスクといえます。
ここを理解していないと日々やらなくちゃいけない仕事をこなすだけになってしまい、足踏みが続き、なかなかゴールに近づけない……そんな状況に陥ってしまいます。
自分の人生を自分で管理する。用意されたタスクをこなすだけなら、あなたでなくてもいいはずです。あなただから感じた、あなただから気づけた、そういう人生において重要なタスクをクリアしていくことが、自分の設定したゴールに近づくことに繋がります。
・第2の習慣を身に付けたなら、それを具現化し、自由意志を発揮し、毎日の瞬間瞬間において実行する。
・価値観に調和した生活を送るために、効果的な自己管理を行う。
・重要だが緊急でない活動を行う。
・重要でない活動に対してノーと言う。
・人に仕事を委任する。
1ブロック目のまとめ
ということで第一から第三までの習慣でした。
主体性を持って自分で責任を取る
そしてゴールを明確にし
ゴール達成に重要なことを優先的に取り組む
まずは自分自身が成功し、自立すること。
そのためにはこのみっつだけ!と考えるとシンプルで簡単な気がしてきませんか?むずかしく考えるとやりたくなくなるし、やりすぎるとやっぱりやりたくなくなるのが人間。完璧にやることよりも、失敗したりやめてしまってもいいから一度はじめてみるくらいの感覚で試してみてくださいね!
そしてこのあとは自分だけじゃなく、みんなで成功するための第二ブロックに突入していきます。長くなってしまったので一度区切ります!
もともと文章が苦手だと感じていたぼくにとって
スキやサポートはものすごく励みになります。いつもありがとう。
後編まだ書きあがってませんが明日アップします!お楽しみに!
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