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話し合いで決めるということ
職場、学校、家庭など、様々な組織において、ものごとは話し合いで決めることが多いです。
至極当たり前のことであります。
しかし、私は話し合いでものごとを決めるということが苦手です。
どんな些細なことでも。
「じゃあ、みんなで話し合って決めてくださ〜い!」なんて学生時代から何度となくそういうシチュエーションに遭遇してきたけれど。
どうやって決めろというのだろう。
意見が真っ向から対立してしまうのがどうも怖いのです。
きっと自分を否定されるのが嫌なんでしょうね。
おとなしそうに見えて、私は自我の塊です。
だから、人間ができている振りをして、「私はどれでもいいからさ、うん、みんなに合わせるよ(^^)」
というセリフを言うことが多い。
ほんと、建設的でないです。
まぁ、物にもよります。
お昼にみんなで何を食べるかを決めるのだったらそれでもいいですけどね。
ビジネスシーンにおいては根回しをして置くというのが仕事の出来る人と言われます。
根回しとは、「交渉・会議などで、事がうまく運ぶように、前もって関係者に話をつけておくこと」(広辞苑)です。いわゆる事前準備です。
確かに、会議の時間短縮にもなりますし効率良く物事が進むでしょう。
ただ、2人で話し合って決めるのであれば、対立した場合はどちらかが折れるまでずっと平行線となってしまいます。
夫婦は社会の最小単位です。話し合いで決めるにはどちらかが折れて譲るしかないです。
何人かで多数決とか、最終的に責任者が決めると言うなら仕方なく受け入れますけれど。
そして、やはり声の大きな人、強く意見を言った人の言う通りになるというのがなんとなく多いような気がします。
人と争ったり、対立するのが苦手な私だからそんな風に感じるのかもしれません。
日頃からディスカッションに慣れている人たちは、論理的に考えてどれがいいかを話し合って決められるのでしょう。
感情抜きで最善策としてはどれがいいのか、きちんと人と向き合い、話し合って決められる人間になりたいと思います。
そうはいっても、世界から戦争がなくならないのは、話し合いで決められないからですよね。難しいものです。
やはり話し合いは人類の永遠のテーマです。