オーケストラとバーチャルアーティストの共演!
昨日はミューザ川崎へ、東京交響楽団のコンサートへ出かけた。
指揮は東響の正指揮者、原田慶太楼氏。
夏休みということもあり、若い人でも聴きやすくユニークでバラエティに富んだプログラムだ。
最初の曲はムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」
メリハリの利いたタクトで軽快な演奏が心地良い。
吉松隆:アトム・ハーツ・クラブ組曲第2番
弦楽合奏のみでジャズのよう!奏者が皆ノリノリでカッコよかった。
一瞬だけ、「鉄腕アトム」の主題歌も現れた💫
伊福部昭:ヴァイオリンと管弦楽のための協奏風狂詩曲
言わずと知れた「ゴジラ」のテーマ曲のメロディが出てくる。フルでこの曲を聴いたのは初めてだったが、アジアジプシー調のヴァイオリンがとても哀愁が漂う演奏だった🎻
デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
これは私の中ではディズニーの曲。
子供が小さい時に連れて行ったディズニーランドのショーでこの曲が流れていて、子供が気に入りビデオまで買って家で何度も繰り返し観た思い出の曲。とても懐かしかった🎵
そして最後はこの日の演奏会の目玉、バーチャルアーティストの登場。KADOKAWAとドワンゴと東京交響楽団のコラボだ。
オーケストラとバーチャルアーティストとの共演は世界初とのこと。
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルーを画面越しにバーチャルアーティストの潤音ノクトくんが演奏した🎹✨
演奏の前に指揮者から、バーチャルアーティストとのプログラムは、奇をてらうための企画というわけではなく、何らかの理由により才能があっても人前に出れない、外に出れないという人たちにも演奏の場を提供したいということで、今回オーディションを行い演奏者を決めたとの説明があった。
コンクールの受賞歴などがないと、なかなか日本でプロの演奏家としてやっていくのは難しいと思うが、たとえばあがり症の人で人前で演奏するのは苦手でも才能に溢れた人などはたくさんいる。
そういう方たちが演奏の機会に恵まれるというのは素晴らしいこと。
バーチャルではあったけれど、ノクトくんのピアノはとても繊細で透き通るような音色で、かつ厚みのある響きがあり音楽的にも奥深いものを私は感じた🎹✨
このような企画の演奏会により、才能ある人が演奏の機会を得ることが出来て多様性のある時代になったことは素敵なこと。私も陰ながら応援していきたいなと感じた。