今年劇場で観て特に良かった映画10選【後編】
こんにちは、JUNです。
水曜日ではないですが、映画関連記事です。
昨日投稿した記事に引き続き、今年私が劇場で観た映画の中で特に良かった作品をまとめています。
前編記事と合わせて読んでいただければ幸いです。
今年劇場で観た映画一覧
前編同様に今年私が劇場で観た映画をざっと掲載させていただきます。
順番は、観た順です。
今年劇場で観て特に良かった映画10選
ということで前編に引き続き、私が今年劇場で観た作品の中から10本特に面白かったものをここから紹介させていただきます。
前編で紹介した5本は以下の通りです。
『すばらしき世界』
『ノマドランド』
『街の上で』
『アメリカン・ユートピア』
『ファーザー』
ちなみにランキングではないです。
順番は観た順に並べています。
『ドライブ・マイ・カー』
カンヌ国際映画祭にて脚本賞を含む4冠受賞した『ドライブ・マイ・カー』。
展開や感情の揺れ動き、日本ならではのロードムービーの風景など、どの部分を切り抜いても一級品の作品でした。
物語は淡々と進んでいき、気づけばくぎ付けになっていた3時間。全くその長さを感じませんでしたね。
カンヌ以外にも、ここ最近で国際的賞レースを席巻しているこの作品。
ニューヨーク批評家協会賞で作品賞受賞、ボストン映画批評家協会賞でも作品賞を含む4冠を達成しました。また、今年度の米アカデミー賞に日本代表として出品されることも決定していおり、国際長編映画賞最有力候補であるのはもちろん『ROMA/ローマ』(2018)や『パラサイト 半地下の家族』(2019)のように非英語圏作品での作品賞ノミネートも十分可能性があると思っています。そして『パラサイト 半地下の家族』のようにノミネート以上の快挙も、もしかしたら…。
また映画好きで知られる元米大統領のバラク・オバマ氏は、今年のお気に入りの映画の一つとして『ドライブ・マイ・カー』を挙げていました。
そんな今後も大注目な『ドライブ・マイ・カー』。
私も以前に記事にまとめております。
『パンケーキを毒見する』
自民党総裁選の時期に公開された菅義偉前内閣総理大臣の実態に迫ったドキュメンタリー作品『パンケーキを毒見する』。
「こんな作品が日本でも作られるんだ」ということが衝撃でしたね。圧力がかかっていたという噂もありましたけど…(苦笑)
作品自体はすごくメッセージが溢れる一方で、それでいて堅くなりすぎてもおらず、非常に面白くて見やすかったです。
これから日本を担う若者に向けて作られているんだろうと感じましたが、劇場には私以外あんまり若者いなかったのが残念でした…。
ただ多くの人が政治に興味や危機感を持ってもらうためには非常に大事で、価値のある作品でした。
衆議院選前に鑑賞できて、よかったです。
この作品も記事にまとめました。
ちなみにこの記事を私のTwitterにてシェアしたところ、監督を務められた内山雄人さんからコメントいただきました!
『ファイト・クラブ』(午前十時の映画祭)
※日本語字幕の無いトレーラーです。
今年公開の作品とは一線を画しますが、「午前十時の映画祭」でのリバイバル上映された『ファイト・クラブ』(1999)も選ばしていただきました。
これに関しては説明不要の名作ですね。
大好きな作品をスクリーンで観れるというのは、もう感無量でした!
個人的な話ですが、この上映期間と私の卒論の追い込み期間が重なっており、『ファイト・クラブ』を観ることをモチベーションに卒論を頑張りました(笑)
『ドント・ルック・アップ』
本日からNetflixにて配信が開始された『ドント・ルック・アップ』。
私はこの作品を首を長くして楽しみにしていたので、先日配信より一足お先にフライング鑑賞してきました。
Netflixオリジナルを劇場で観たのは初めてだったんですけど、レオナルド・ディカプリオとジェニファー・ローレンスのW主演に加えてハリウッドの超一流俳優がこぞって出演する演技合戦のコメディをスクリーンで堪能できたのは最高でした。
まさに、眼福です。
詳しいレビューは来週の水曜日に記事をあげますので、もしよろしければそちらもご覧になっていただければと思います。
『偶然と想像』
『ドライブ・マイ・カー』に引き続き濱口竜介監督の作品をもう一作。
現在劇場公開中の作品で、ベルリン国策映画祭で銀熊賞審査員グランプリを受賞した『偶像と想像』です。
こちらも素晴らしい!
『ドライブ・マイ・カー』でもそうでしたが、登場人物が重要な局面になると無表情になって淡々とセリフを語り始めるんですよね。
しかし棒読みになるわけではなく、かえってより言葉の重みが体に染み込んでいきました。
だからこそ、どんどん映画に引き込まれていく…極上の映画体験でした。
こちらも現在この記事とは別にレビュー記事を用意しています。また投稿した際には、一読していただければ幸いです。
まとめ
ということで今回は、今年私が劇場で観た映画の中で、特に良かった10作品を2回に分けて紹介させていただきました。
一覧は以下の通りです。
『すばらしき世界』
『ノマドランド』
『街の上で』
『アメリカン・ユートピア』
『ファーザー』
『ドライブ・マイ・カー』
『パンケーキを毒見する』
『ファイト・クラブ』(午前十時の映画祭)
『ドント・ルック・アップ』
『偶然と想像』
個人的に振り返ってみて意外だったのは、劇場で観る観ない関係なく基本的に洋画を中心に鑑賞する私ですが、邦画の作品が半数を占めていたことですね。
現代日本映画の素晴らしさを再認識しました。
来年は、もっと日本映画に向き合わなければなりませんね。
また10選には選びませんでしたが、『ミナリ』や『最後の決闘裁判』、『DUNE/デューン 砂の惑星』などをはじめ、多くの良作に劇場で出会えた一年でした。
また『イン・ザ・ハイツ』や『パワー・オブ・ザ・ドッグ』等、劇場では観れなかったけど「劇場で観れば良かったぁ~」と思う作品もありました。
そんなこんなで今年は充実の映画ライフを過ごしました。また年が明けると『ハウス・オブ・グッチ』や『フレンチ・ディスパッチ』を皮切りに、また劇場にお世話になっていくと思います(笑)
配信も良いですが(というか私は配信での方が映画をよく見ますが)、劇場での映画体験はやはり何物にも代えがたいものです。
なので、皆様もぜひ、映画館に行きましょう~。