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今年劇場で観て特に良かった映画10選【前編】

こんにちは、JUNです。
水曜日ではないですが、映画関連記事です。

今年ももう年の瀬ということで、今年観た映画の年末総決算的な記事を挙げたいなと思い、筆を執らせていただきました。

今回は、今年私が劇場で観た作品に限り特に良かった映画を10本選ばせていただきました。

今年もコロナでいろいろとゴタゴタした時期はありましたが、それでも私としては例年以上に映画館で映画を楽しませていただきました。なので、劇場で観た作品に限りながら結構厳選しました。

そんな厳選十本の紹介を通して、その感動を皆様に簡単ではありながらもお届けできればな、と思います。

今年劇場で観た映画一覧

特に良かった10選を紹介する前に、今年私が劇場で観た映画をざっと掲載させていただきます。

順番は、観た順です。

・『すばらしき世界』
・『スパイの妻』(アンコール上映)
・『ミナリ』
・『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』
・『ノマドランド』
・『僕が跳びはねる理由』
・『アンモナイトの目覚め』
・『ジェントルメン』
・『ビーチ・バム まじめに不真面目』
・『街の上で』
・『アメリカン・ユートピア』
・『ファーザー』
・『ブラックバード 家族が家族であるうちに』
・『ロミオ+ジュリエット』(午前十時の映画祭)
・『ビリーアイリッシュ 世界は少しぼやけている』
・『ライトハウス』
・『プロミシング・ヤング・ウーマン』
・『ドライブ・マイ・カー』
・『孤狼の血 LEVEL2』
・『パンケーキを毒見する』
・『MINAMATA―ミナマター』
・『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
・『最後の決闘裁判』
・『DUNE/デューン 砂の惑星』
・『クーリエ:最高機密の運び屋』
・『Our Friend/アワー・フレンド』
・『未来世紀ブラジル』(午前十時の映画祭)
・『グレタ ひとりぼっちの挑戦』
・『リスペクト』
・『エターナルズ』
・『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』
・『モーリタニアン 黒塗りの記録』
・『ディア・エヴァン・ハンセン』
・『ファイト・クラブ』(午前十時の映画祭)
・『ラストナイト・イン・ソーホー』
・『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』
・『ドント・ルック・アップ』
・『マトリックスレザレクションズ』
・『偶然と想像』

(2021年12月23日現時点)

今年劇場で観て特に良かった映画10選

このように私が今年劇場で観た作品の中から、10本特に面白かったものをここから紹介させていただきます。

ちなみにランキングではないです。
順番は観た順に並べています。

『すばらしき世界』

今年映画館で私が最初に観た映画。
YouTubeで観た予告があまりにも気になりすぎて、劇場に足を運びました。

終始胸が苦しくなる映画。
こんなにも心をえぐられるような作品は初めてでした。

そしてラストがすごい終わり方するんですよね…。スクリーンでは泣いておられる方もおられました。そして私も泣きました。

恥ずかしながら西川美和監督を存じ上げたのは本作から。この映画を観てから『ゆれる』(2006)や『永い言い訳』(2016)を鑑賞し、(偉そうに言ってしまいますが、)日本にもこんな人間ドラマを描けるフィルムメーカーがいたことに驚きました。

御見それいたしました。これから追っていきます。

本作『すばらしき世界』はレビュー記事も投稿していますので、もしよろしければチェックしてみてください。

『ノマドランド』

今年のアカデミー賞作品賞受賞作『ノマドランド』
もちろん、劇場で鑑賞させていただきました。

この作品は私のなかにある映画という概念を超越していました。

ドキュメンタリーのように見えるけど、主人公はフランシス・マクドーマンドだからそんなわけない。でもフィクションとも言い切れなく、そこに描かれているのは確実にリアルな部分もあるんですよね。

だからこそ本作に出てくる本物のノマドの方たちの言葉は、飾り気があるように感じないのだけれどすごく胸に刺さりました。

その分、その感動も他の映画とは違う特別なものでした。

納得のアカデミー賞受賞作。
この作品もレビューしていますので、もしよろしければ読んでみてください。

『街の上で』

公開時にnoteで多くの方が紹介されていた『街の上で』
その記事に触発されて、私も劇場で観ました。

これは本当に面白かったですね!

どことない日常を切り抜いた物語ですが、そのリアルなんだけどコントのような会話に引き込まれました。スクリーンでもドッと笑いが起きる瞬間が何度もありましたね。観客全員で映画の面白さを共有するっていう体験は、初めてでした。

この映画の記事も投稿しました。
またこの作品は、現在Netflixでも配信されてます。

『アメリカン・ユートピア』

元トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンのライブをスパイク・リー監督で映像化した『アメリカン・ユートピア』

私は監督がスパイク・リーということと『アメリカン・ユートピア』というタイトルだけを前情報に劇場に行き、映画を観始めてライブ映画だったことを知りました。

つまり、特にトーキング・ヘッズのこともデヴィッド・バーンことも全く知らない状態で観ました。

ただ映画が始まってしまえば、そんなことは関係ないっ!

どんどんその世界観に引き込まれました。

あんなライブ観たことない…。

ただただ圧巻のパフォーマンスで、もはや芸術作品でしたね。

またその精緻なカメラワークや編集だけでなく、スパイク・リーならではのメッセージ性もあり、デヴィッド・バーンが監督をオファーした意味も分かるような気がしました。

映画の素晴らしさの余韻が残り、しばらく映画のサウンドトラックをヘビロテで聴いていました。

というかこうやって振り返っていたらまた聴きたくなってきて、今聴きながら書いてます(笑)。

『ファーザー』

アカデミー主演男優賞と脚本賞を受賞した『ファーザー』

これも凄い映画体験でした。

もうアンソニー・ホプキンスの演技が”スゴい”を通り越して”エグい”

その健気さに涙が出ました。

そして物語は衝撃的。

”時空で迷子になったかのような”認知症の症状を疑似体験できるような物語構成に、唸りました。

それとともに、その怖さも感じました。

この映画も記事にまとめてます。
また、Netflixでもすでに配信されています。

後編につづく…

ということで、ここまで5作品を紹介してきました。

割と長くなりましたので、残り5作品は別の記事で分けて紹介させていただこうと思います。

後編の記事は明日に投稿する予定です。

お楽しみに!

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