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■髪に良い食べ物はどのようなものでしょう? 
髪の毛が傷む原因は、ドライヤーやアイロンによる熱ダメージ、ヘアカラー・パーマによる化学的ダメージだけではありません。


実は、体の血行不順や血液成分の良し悪し、そして女性ホルモン・男性ホルモンにも原因があります。

健康的な髪を育むためには外側からのケアだけではなく、体の中にも目を向けることが必要です。

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■髪を構成する成分


髪は3つの部分からなり、一番外側をキューティクル、中間部をコルテックス、中心部をメデュラ(メデュラのない髪もあります)といいます。
化学的な構成成分は、ほとんどがタンパク質であり、残りは脂質、メラニン色素などです。毛髪のタンパク質は、シスチンというアミノ酸が多いのが特徴です。


■髪に必要な栄養素は??


・タンパク質

体をつくるのに必要な栄養素であるタンパク質。髪の毛は18種類のアミノ酸が結合してできた、ケラチンというタンパク質でできています。ケラチンは体の中で作ることができず、食べ物で摂取するしかありません。

体内でケラチンを生成するためにタンパク質が必須ということです。


タンパク質には動物性タンパク質と植物性タンパク質があり、体内に吸収されやすいのは動物性タンパク質ですが、動物性タンパク質と植物性タンパク質をバランスよく摂取することで、白髪になりにくくなるとのデータもあるそうです。

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・ビタミン

髪に必要なタンパク質の助けをするのがビタミン類

ビタミンCはタンパク質の構成を促進し、ビタミンB群はタンパク質の代謝を助けて髪の成長を促します。

特にビタミンB2は「美容のビタミン」と言われ、健康な髪の毛をつくる手助けをしてくれます。

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ビタミンA・・・ビタミンAは皮膚の生まれ変わり(ターンオーバー)に関わる栄養素です。

髪の毛とビタミンAは関係がなさそうですが。髪の毛は肌の角質が変化したものであり肌の一部なのです。加えてビタミンAにより頭皮も健康に保たれることで丈夫な髪の毛が育つようになります。

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ビタミンB群・・・ビタミンBと呼ばれるビタミンは全部で8種類あり、それらビタミンB群の中で、特に髪に良い効果があるのは以下の4種類です。

ビタミンB2・・・糖質、脂質、アミノ酸の代謝に必要
ビタミンB6・・・アミノ酸の代謝に必要
ビオチン(ビタミンB7)・・・糖質、脂質、アミノ酸の代謝に必要
葉酸(ビタミンB9)・・・血液形成に必要、妊婦・授乳婦への摂取推奨


タンパク質の代謝を助ける、血行を促すなど4種のビタミンB群にはどれも髪に必要な栄養素です。

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ビタミンC・・・鉄分の吸収、コラーゲンの生成に必要

頭皮の毛細血管が老化して弱くなると、血液の流れが十分でなくなり、髪の製造工場である毛根に十分な栄養が行き渡りにくくなります。その結果、髪に必要な栄養素を摂取しても髪に必要な栄養が頭皮まで運ばれません。

毛細血管は皮膚と同様にコラーゲンでできていてこのコラーゲンが生成されるときに必要なのがビタミンCの働きです。


コラーゲンはタンパク質の1種で、皮膚や血管を作るための材料になります。そのためビタミンCのはたらきにより、髪の毛が生える土台となる頭皮や血管が強くなります。

ビタミンCは身体のあらゆる部位で必要なため、食べ物から十分に摂取しても、先に重要な臓器で消費され、頭皮にまではなかなか行き渡らないということがあります。

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ビタミンE・・・抗酸化作用があり老化を予防する

強い抗酸化作用を持ち、体をストレスから守って老化を抑える効果があります。不飽和脂肪酸の酸化を防ぎシミやしわの増加を防ぎ、毛細血管を広げて血行を改善する、悪玉コレステロールの酸化を防止して動脈硬化を予防するなどの効果が期待できます。

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・亜鉛

食事で摂取したタンパク質を、筋肉や骨、臓器、髪の毛などの組織に変える働きがあり、ミネラル類の中でも、亜鉛は髪の毛にとって重要な栄養素です。亜鉛が不足すると、毛髪のもとになる毛母細胞の細胞分裂が滞ってしまいます。


亜鉛は体内に貯めておくことができません。毎日の食事で常に亜鉛が補給できるようにしましょう。


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・鉄分

髪は毛根にある毛乳頭が酸素や栄養分を毛細血管から吸収して健康を保ちますが、鉄不足により体内の酸素が少なくなると、毛乳頭まで十分な酸素や栄養分が行き届かず、髪の毛が細くなったり、抜け毛が増えたりします。


髪に必要な栄養素はたくさんありますね。健康的な食事は体だけでなく髪にも影響しますので毎日の心がけが大切です。



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