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足首の捻挫
バレーボールをされたことがある方は、足首の捻挫を一度は経験していることと思います。
日本代表やVリーグのバレーボール選手でも必ずといっていいほど、学生時代に足首の捻挫を一度だけでなく数回は起こしていることでしょう。
逆に足首の捻挫を起こしていない選手のほうが珍しいといっていいほど、バレーボールでは多いケガになります。
バレーボールをしている選手にとっては宿命といっていいほど、足首の捻挫は高確率で発生します。
最近のトレーナー活動をしていると、近年のバレーボールをしている男女の子ども達は足首の捻挫を起こすことが多くいると感じます。
これはバレーボールだけでなく、他のスポーツ競技でも感じます。
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さてジュニアバレーボールに多い足首の捻挫ですが、小・中・高校生どの年代でも起こります。
これから詳しく解説していきますが、バレーボールに携わっている指導者、保護者、トレーナー、医療関係者の方は是非ご覧頂ければと思います。
1.足首の捻挫とは
私どもの業界では足首の捻挫のことを「足関節捻挫」ということがありますが、ではどういったものなのでしょうか❓
【 足首の捻挫とは 】
足首の捻挫は、足首を正しい位置に保持する靱帯が損傷・断裂した状態です。 通常、足首のねんざは、平らでない地面を歩いたり走ったりしているときに足を内側にひねり、足首の靱帯が限界以上に伸ばされたときに起こります。 一般的には足首が腫れ、歩くと痛みが生じます。
すなわち、靭帯の損傷・断裂といった状態が「捻挫」といいます。
足首の場合、内側と外側に関節を支える靭帯があるのですが、90%近くは外側靭帯が捻挫を起こします(内反捻挫)。
外側の靭帯の中でも最も損傷を起こしやすいのは、前距腓靭帯というものです(詳しくは下記の足首の構造を参照)。
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2.足首の内反捻挫が多い理由
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