アルパカでもいいじゃない(詩)
黒目がちな目 まんまる
まつ毛 びっしり
その目の奥は 何を思うのか
何があっても どこ吹く風
フワモコの毛 どこまでも モコモコ
前足 後足
案外すんなりと長い
背も高い
食欲旺盛
いつでもむしゃむしゃ
口をモゴモゴ
食事が終わっても
口の端には一本の藁 咥えたまま咀嚼
いやな奴 いやなことあったら
首を横ざまにかまえ
次の瞬間 唾を吐く
案外アグレッシブ
そしてまた なにもなかったかのように
歩く
食う
座る
仲間の頭についた 藁を摘んで食べる
アルパカでも いいじゃない
アルパカで いいじゃない