サヌキ・アワを超えて~未来のためにより厳しい条件で稽古する~縄文式古武術「天手」
サヌキ、アワを超えて~未来のためにより厳しい条件で稽古する~
過去の出来事で未来を決める時代が終わり、未来情報の兆しを感じて「未来管理」をする時代が来るというお話をしました。
その時に大切なのは未来の兆しを感じる「直感」です。
カタカムナでは、「サヌキ脳」と「アワ脳」と言ってサヌキは左脳的な理論や理屈の脳の事で、アワ脳とは右脳的な感覚脳とも言われています。
2023年で変わった直感の定義
去年のライオンズゲートの閉鎖、冬至からの新ホログラム起動の時代になり、サヌキであってもアワであっても、過去の現象を見て未来の価値を判断する人は進化、悟りから取り残されると言われています。
以前は、サヌキつまり左脳ではなく、アワ右脳の時代と言われてきましたが、このポイントを押さえていなければAIや量子コンピューターにはかなわないわけです。
未来情報は、機械には感じることができないので、左脳直感ではなく間脳直感にならねばなりません。
(正確には、カタカムナのアワ脳は動物脳と言って動物的な小脳、間脳の思考を指します)。
直感は修練により磨かれる
「天響ノ道Amayura no michi」では、その基礎の柱の一つである「カロカ5分類」で、直感には2種類あると定義しています。
それは「発想」と「着眼」です。
発想とは、内側から外側へのベクトル、
着眼とは、外側から内側へのベクトルの直感です。
中庸な心に降りてくる真の直感は、この両方が無ければ真の直感とは言えないわけです。
これは、意識してそれに取り組み、質を上げる取り組みを続けなければ、なかなかその「意識的な進化」には至りません。
不自由な快適さの修練
この時代の到来を知っていた一部の方々や私達のご先祖様は、既にそれに対応した活動を長年行ってきました。僕もその1人になるべく修練してきました。
今回はその中からうまれた縄文式武術「天手Amante」をご紹介します。
今日の稽古動画は、上級者用の稽古風景の復習用動画です。
●ゆきぬけ 超低姿勢で相抜ける
武術は、「敵」という外側からくる圧力を如何に瞬間的に判断して行動に移すかが問われる「着眼」の訓練になります。
その中で、体を割る「割体」という技法は、自分の中心を開け放ち、さらに大きな兆しを取り入れる必要に、こたえてくれます。
格闘技の競技では相手は1人ですが、狩猟民族の身体の使い方をベースにしたものになるので、狩りの中での危険(例えば、自分が何かを狙っている時、他の動物も自分を食べようとしている現実)や「もうすぐ嵐が来る」「ここにいては危険が来る」などの未来情報も扱えなからば生きながらえません。
動画を見てもらったわかりますが、同じ形稽古の中でも、相手の動きに対応して僕の動きは毎回違います。これらを判断するのに頭で考えてはいないんです。
間脳思考を超えた全身脳(自分を含んだ大きな玉意識)で瞬時に判断していく稽古になるんです。
そして、この現実の戦いではあり得ない超低姿勢で稽古するのは、より厳しい姿勢で稽古する事で、より自由な心の動きを体得する事を目的としているわけですね。
この動画は天手の稽古用ですが、これからの直感を学ぶ上での鍵となる概念がたくさん出てくるので下に列挙します。
もし興味のある方は、未来直感を身につける「天手Amante」一緒に稽古してみませんか?
「蹴らない動き」=脚で蹴って動作が起こるというのは脳が指令しているので、その前に観察、判断というプロセスがはあるので遅いわけです。
緩むことが早い事に繋がり、年齢がいくほど無駄な力が抜けるので、老化に影響されずいつまでも現役で仕事が早くなります。
「体を割って入身」=体を捻って避けるのではなく、弓を引くように前後に長くなっていき、身体を縦にする事。体が割れるので、思考や感情で行動を決めておらず、つまり天地から未来直感が降りてきます。
「元あし」=構えの後ろ足に重心が乗っている。現代と違い、行きたい方と逆側に重心が移動し、後ろから全体を見て視野を広げます。
人生と同じです。全体を視野に入れていつでも何処にでも集中できます。
「移軸」=身体の中を軸が移動する事。普通の人は中心軸を大切にするが、多軸(沢山の意識思考)を同時に操ります。仕事に活かしたい意識ですね。
「畜転」=渦の形で力を蓄える。渦の力を使う訓練。モノを力で支えないで、軸を捻る事で体を支えエネルギーを蓄えます…。雑巾はクニャクニャだが絞った雑巾は硬いですね。これは次世代リーダーとしての資質と同じ!緩んでるけど凛としています。
渦の力は次世代フリーエネルギーの基本でもあります。
「トモ」=敵の事。天手Amanteでは、平常心を保つため、戦う相手を敵視せず普段からトモと呼びます。平常心は有事のあるなしに関係なく大切です。
今日は外部からの情報を処理する、外側からの「直感」のお話をしました。
天人学ではこれを「CERCULER」と言いますが、ヨガや瞑想、カウンセリングでいくら心を浄化しても「CERCULER」を鍛えていないと対人関係ですぐ心がまた乱れてしまいます。
つまり、ヨガや瞑想だけだと誰とも会わないのがこころの平安になってしまうんです。
明るい未来を信じることも大切ですが、それに備えて智恵を勉強し、訓練することはもっと重要視されてもいいと思います。
これからの時代特に必要ですね!
皆さんも如何ですか?(^^)
次回の東京稽古は1月28日!→amantotokyo@gmail.com
大阪はsalon de AManTo天人にて、随時稽古あり。
Jun Amanto
幼少より武道武術を嗜みスタントマン、大道芸人を経てパフォーマーに…。
環太平洋の身体感から傾舞(かぶくまい)を創始。そこから生まれた独自のコンセプトEART(天然芸術)を使い願望達成から必然達成の時代を提唱。
空家再生パフォーマンスなどで通りすがりの人1127人を巻き込み「Salon de AManTo 天人」スタート。
現在、大阪中崎町を拠点に地域活性化を成功、天人グループとして複数店舗を運営、アートエコビレッジ「Area AManTo」と呼ばれる。被災地支援や国際交流、国内難民の受け入れなど天然芸術家として仕事とボランティアを分けないライフスタイル「天人」を世界に文化発信している。
=EART LIFE LABO=
この記事は、Junが代表するSalon de AManToのオンラインサロン EART LIFE LABOに投稿されていましたが、一部抜粋で特別公開しました。最新の記事が読めるだけでなく、本気で学び、繋がりを作り、社会を具体的によくしていく学びと実践の場のサロンです。関心を持たれた方は、ぜひご入会検討ください。