恋する寄生虫
以前購入した「恋する寄生虫」という本。
ジャンルは関係なく表紙買い。
まあ、映画になるということもあり購入したのだが…
ごりごりの恋愛小説かと思いきや、寄生虫の話がこれでもかというほど出てくる出てくる。(笑)
本を読み終えたときには数十種類の寄生虫の名前や特徴を覚えているほど。
結論:めっちゃ勉強になる
この本をここまで楽しく集中して読むことができたのは、元々生物学が好きで寄生虫に興味があったのが多少関係しているのかもしれない。
ただの恋愛小説だと時間がいくらあっても数週間かかるだろうし、もしかしたら数か月読み終わらないかもしれない。
恋愛に「寄生虫」という全くもって関連性のないようなものを持ち出し、軸を恋愛でなく寄生虫に合わせることで、どのように恋愛が発展していくのか全く予想がつかずとても興味がそそられる恋愛小説になっていると思う。
そして、物語の結末がとにかく切なくて美しい。
これ以上はネタバレになってしまうと思うので書かないが、切なさの中に美しさを感じることのできる本でした。
素敵な終わり方だなと。
自粛で遊びに行けない方、日常に疲れてしまった方、ぜひ一度手にとってみてください。
考え方や世界観が変わります。
恋する寄生虫
著者:三秋 縋
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