自分に合った勉強法を知ることが学習の第一歩。認知特性の話。
読んだ方が理解できる人もいれば、聞いた方が理解できる人。語呂合わせで覚えられる人もいれば、何度も書くことで覚える人もいます。
人それぞれに、合った学習方法があります。それを知るのが認知特性です。
発達障害者は、凸凹と言われるくらい能力の偏りが一般の人より極端です。そのため自分の特性を”知ってる”と、”知らない”では、学びのスピードにも大きく影響するので、取り上げました。
認知特性とは?
認知特性とは,目で見る,耳で聞くなどの五感を中心とした感覚器から入ってきた様々な 情報を,脳の中で「整理」「記憶」「理解」する能力のことです。
特性の種類は?
視覚優位:目で見る情報の方が処理、理解、記憶をしやすい特性
言語優位:文字や文章を映像化したり図式化して、処理、理解、記憶をしやすい特性
聴覚優位:目で見る情報よりも、耳で聞く情報の方が、処理、理解、記憶をしやすい特性
どれか1つに決まるわけではなく、人によっては複数かぶるケースもあると思います。例えば、言語優位を持っていたとして、図示したり形にすると理解が進むなら、視覚優位もあると思われます。
それぞれに合った学習法は?
視覚優位の勉強法
絵や図などから全体像を手がかりに記憶・学習する
色をつかって重要なポイントやカテゴリを区別する下線を引く
アイコンやイラストを活用する
暗記などは、イメージ、そして物語を動画にして覚える
DVDやネット配信の動画で学ぶ
いづれも目に見える形にすることを考えた学習法が最適とわかります。
言語優位の学習法
説明文や書かれている文字を手がかりに記憶・学習する
絵と文字を合わせて覚える
語呂合わせで状況をイメージして覚える
想像したイメージを図示する
時系列や相関図を書いてみる
目で見た文章を映像にして記憶する力があるので、視覚優位の学習法とかぶる点がいくつかあります。
聴覚優位の学習法
語句を声に出すなど音声を手がかりに記憶・学習する
黙読ではなく音読をする
オーディオブックを活用、または自分の声で読んだものを録音して何度も聴く
自分の耳で「聴く」というのが大きなポイントになります。
どうやったら、自分の特性がわかる?
様々なサイトで簡易チェックシートがありますが、より細分化してわかりやすく6つに分けた診断テストについての概要を書かれたサイトがあったのでリンクを貼っておきます。
またLINE登録すると無料で「認知特性チェック」または「認知特性テスト」を受けられるサイトがあったので、それも参考に載せておきます。
私の認知特性チェックを受けた結果は、下図になりました。
視覚優位だけど、言語優位もありそうですね。私の場合、言語も図示することで理解がすすみそうです。
自分の特性を理解して、学習のやり方を見直してみてください。学習がうまく進んでいないのであれば、自分に合っていない方法をしているのかもしれません。