コンテンツビジネスの未来
プラットフォームやアプリの更なる進化に伴い、誰もが創作活動に携わるクリエイターエコノミーが進展していく中、コンテンツビジネスは今後更なる拡大を図っていくでしょう。
個人短尺縦型動画が主流に
インターネットの普及と人間のライフスタイルの変化に伴い、テレビに代表されるブロードキャスティング型のOTA(放送網やケーブルを活用して放送する事業者:Over The Air)コンテンツは、今後ますます競争力を失い、ネフリ、HULU、YouTube、TWITCHに代表されるオンデマンドストリーミング型のOTT(インターネット回線を活用し、配信する事業者:Over The Top)コンテンツが主流になっていきます。
しかし、オンデマンドのストリーミングコンテンツのマーケットもプラットフォームとコンテンツの増加に伴い、激しくレッドオーシャン化しています。
私たちには、無数の選択の余地があり、今後ヒットコンテンツを生み出すことはますます困難になっていくのではないでしょうか。
また、TikTokやストーリーズの登場及び視聴者のタムパ意識の高まりに伴い、今後横型長尺コンテンツは不利になり、縦型短尺コンテンツが圧倒的に有利になっていきます。
その上、今後ロングランヒットは生まれにくくなり、瞬時にバズる寿命の短い、ワンショット型動画が主流になるのではないでしょうか。
全体的に動画は、今後従来の映画やテレビドラマのような横型長尺コンテンツは廃り、ますます個人による縦型短尺コンテンツが主流になるでしょう。
ライブコンテンツがキラーコンテンツ化
今後ライブ配信の他、ワールドカップやオリンピック等の世界的スポーツ中継、選挙速報、ニュース番組、生放送ショッピング番組等のライブコンテンツがキラーコンテンツ化するでしょう。
オンデマンド動画では、体験できないリアルタイムや他人と一緒に同時に見る共有、共感体験は、ライブコンテンツならではの強み。
また、今後AR、VR、MR、XR、SR、メタバース、ゲーム空間等ライブコンテンツを楽しむ為のプラットフォームが進化し、多様化する中、ますますライブコンテンツに対する需要は高まるでしょう。
特に、テレビ局が生き残る上での数少ない選択肢は、ライブコンテンツだと思います。
先日の女子ワールドカップのテレビ放送がギリギリまで決まらなかったのは、まさにテレビ局の危機感のなさを感じました。
放映権の高騰も理解できますが、日本チームが活躍する可能性の高い世界的スポーツイベントの中継は、今のテレビ局にとって最も獲得しなければいけない権利の1つだと思います。
コンテンツのグローバル化
多様性の容認とコンテンツのボーダレス化に伴い、今後コンテンツの制作を考える際は、最初からグローバルマーケットを意識していく必要があるでしょう。
日本はコンテンツ大国といっても過言ではありません。しかし、音楽や映画では、お隣の韓国に遙か先を越されており、今からJ-POPがK-POPに追いつくのは不可能。
一方、アニメ、マンガ、ゲームに代表されるジャパニーズACG(Anime,Comic,Game)、そしてV-Tuber等に代表される2次元コンテンツ、いわゆる日本のオタクコンテンツこそ、私たち日本人の最大の強みではないでしょうか。
日本のオタクコンテンツは、もはやサブカルではなく、今後世界的にメジャー化していくでしょう。
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