どちらが幸せ?社会的成功者か人間的成功者か。
成功には、「社会的成功」と「人間的成功」の2種があります。
お金をたくさん稼いで地位や名誉を 得ることは、「社会的成功」。
一方、人として成長し、人格を高めることは、「人間的成功」。
結果よりプロセス
人生の答えは、1つではありません。
その点、どちらの成功が正解というのはないと思います。
社会的成功では、結果が重視され、
人間的成功では、プロセスが重視されます。
社会的成功だけ求める人間は、結果至上主義に陥り、手段を選ばないズル賢い人間になり得る傾向があります。
一般的には、社会的成功だけを求める人は、
利己的になり、人間的成功を求める人は、利他的になります。
社会的成功を目指すことは、素晴らしいこと。
私は、結果だけ求めず、プロセスも重視し、
「人」としての成功もぜひ、目指して頂きたいと思っています。
どちらが、幸せ?
社会的成功者と人間的成功者。
理想的な人生とは、社会的成功と人間的成功の
両方を手に入れることだと思います。
幸せという観点から見ますと、社会的成功者は、必ずしも「幸せ」とは限りません。
お金や名声を持っている分、表向きは、幸せそうに見えるかもしれません。
しかし、社会的成功者は、人生の優先順位がどうしても、自分、お金やステータスになります。
その分、家族、恋人、友達等身近な人との人間関係がうまくいかない、という傾向があります。
長い目で見れば、社会的成功者より、人間的成功者の方がより幸せな人生をおくれるかもしれません。
社会的成功は、生き様。
人間的成功は、死に様。
私が、尊敬しているのは、自分の姉です。
私の姉は、10年以上、癌と闘いながら、あの世に旅立ちました。
しかし、姉は自らも苦しい病に侵されながらも、ボランティア等、常に利他の心を持って、
自分以外の誰かの幸せに貢献するような生き方をしました。
ごく平凡な専業主婦だった姉のお葬式には、300人以上が出席しました。まるで地元の名士のような盛大なお葬式でした。
姉には、特筆すべき社会的実績は、ありませんでした。
しかし、自分以外の誰かの幸せの為に生きる、
という生き方が、小さいコミュニティでありながらも、多くの人に感銘を与えたのです。
一周忌には、姉の知人有志たちが姉がお気に入りのオーストラリアのビーチにベンチを購入してくれました。
姉が亡くなって10年以上経ちますが、未だに命日には、多くの人たちがリボンにメッセージを
添えて、彼女の命を祝ってくれます。
私が、姉から学んだ最も大切なレッスンは、死に様が大切ということ。
自分が生まれたとき、自分は泣いていたが多くの人達は笑っていた。
自分が死ぬとき、自分は笑っていたが多くの人たちが泣いていた。
この言葉は、ネイティブアメリカンの言葉らしいですが、姉は、まさにこのような人生をおくったのではないかと思います。
社会的成功だけを求めて、他人に憎まれたり、アイツ死んでよかったと思われてあの世に旅立つより、人間的成功を追い求めて、多くの人に惜しまれるような、美しい死に様を迎えたくありませんか。
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