JAMビル開店中

その夫婦は2009年CAFE FUNCHANA開業、2013年株式会社DESIGN SETTA SANGOを創業、2022年にパン屋「a bread of fresh air」を備えた「JAMビル」をオープンさせた。 夫婦喧嘩は犬も食べませんが、夫婦のやり取りを覗き見して下さい。

JAMビル開店中

その夫婦は2009年CAFE FUNCHANA開業、2013年株式会社DESIGN SETTA SANGOを創業、2022年にパン屋「a bread of fresh air」を備えた「JAMビル」をオープンさせた。 夫婦喧嘩は犬も食べませんが、夫婦のやり取りを覗き見して下さい。

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僕の0泊東京夜行トリップ

店の営業を終え、閉め作業をして帰宅したのが午後8時。 晩ご飯を食べ、風呂に入り、身支度を整えて、JR奈良駅へ。 僕は今夜、夜行バスに乗って東京に行く。そして、明日の夜行バスに乗ってまた、この場所へ帰ってくる。0泊(夜行バス2泊)1日の東京出張である。 7月後半から8月は、僕たちのような飲食店にとっては割と閑散期に入る。 観光地でもなければ、人口もそう多くないこれらの地域は、主婦のママ友ランチでのご利用がかなり多くの部分を占めるため、学校が夏休みの期間はランチタイムのお客様が

    • スイス•フランス3泊5日?! 後編

      3泊5日の弾丸スイス・フランス旅行(お仕事だけど)は、日程の3分の2を終えていよいよ、この渡仏のメインイベントである「Matsuri Expo」に向かうこととなった。 フランスのエクス・レ・バンという街は、アヌシーから車で30分ほど。 私はJapan is styleのヨウコさんの車の助手席で彼女のワイルドな運転に揺られながら、過ぎゆく景色を眺めていた。 山や緑が多く、いわゆる田舎町。その辺りにお住まいだというヨウコさんのお子さんが通っている学校も、生徒数が少ないのだそう。

      • スイス•フランス3泊5日?! 前編

        5/16 23:45(KIX)→5/17 13:20(ZRH) バンジージャンプとかジェットコースターと同じ感覚。 怖くて不安で逃げ出したくなるのに、終わった後にその刺激の虜になってしまう。一人で海外に行くというのは、私にとってそんな感覚なのです。 関空を発つ夜中23時45分。私の不安はそこをピークに、あとは後戻りできないスカイダイビングのように、再びこの地に降り立つまで楽しむ以外にありません。 「私にはできない」みんなが口を揃えてそう言うことを、もし自分ならできる時。あ

        • 血も繋がりそうな貴女の粕汁

          義母の作る粕汁が好きだ。 好き過ぎて、飲んでるうちに血が繋がってしまうんじゃないかと錯覚するくらい好きだ。 我が家は週5で義母が晩ご飯を作ってくれる。 私は仕事を終えて帰宅して洗濯機を回して、5軒先の旦那の実家へ向かう。 予め帰宅時間をLINEで伝えてあるから、いつもホカホカと湯気立つ食事にありつく。義父母や娘たちの食事に間に合う日もあれば、間に合わない夜もある。 食事を終えると食器を流しに重ねて、娘たちと2度目の帰宅をする。 「ご馳走様。おやすみなさい。」 娘たちがお風

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          スラムダンクに背中を押され

          映画「THE FIRST SLAM DUNK」を観た。 俺たちのスラムダンク。多くの人がそう感じている王道少年マンガ。 長年の時を経て、新しく公開された映画は、以前と違う声優やテーマ曲にネットは大荒れだった。それだけ過去に放送されたテレビアニメが愛されていたという証なのだろう。 僕の目に入った中で一番強烈だったのは「何もしなくていい」とだけ書かれたTwitter。どこの誰の呟きかも分からないけれど、アニメ版との違いを嘆いていた。 「何もしなくていい」ならアマプラでも観てればい

          スラムダンクに背中を押され

          無為自然loverによる進化論

          「出世欲が無く、お金持ちになる夢もない若者たちの働き方」がニュースで取り上げられていた。残業漬けの日々を送る部長を見て「自分はああなりたくない」と言う。生活できるだけのお金を稼ぐ日々にニュース(ニュース番組を制作しているスタッフ)の目線はやや冷ややかな捉え方のように、私には見えた。 その若者が言うように、私も、お金と地位に魅力を感じない。 私の座右の銘は「上善水の如し」で、ここではその解説は割愛しておくが、要するに老子の説く「無為自然」に深く感銘を受けた口なのだ。ありのまま

          無為自然loverによる進化論

          僕&DESIGNMENT

          デザインを仕事としているのはデザイナーだけではない。 料理人はお皿に料理を盛り付けるごとに、デザインしている。日々、生活の中にデザインは存在していて、写真を撮る時なんかも、構図をデザインする事になる。 僕が好きなのは「間」。 愛していると言っても過言ではない。 満ちているより欠けている。埋まっているより空いている方が好みなのだ。 僕が初めてデザインを意識したのは29歳の時。 遅い。 大阪の堀江にあった「D&DEPERTMENT」に出会った瞬間だ。 1階に雑貨、2階

          好き、が私を元気にする。

          ここ1ヶ月半、思考回路はショート寸前な忙しさと落ち込むことがあって、書くのをサボってたnote。 ようやく再開。 ネタは前から決めていて、大好きなカメラのこと。 落ち込んだ時に自分を元気付けてくれるのって、誰かの明るい話題。可愛いペットの動画とか、感動的な親子のエピソードとか、いわゆる推し活とか。 だから私も自分と、ほんの少しの誰かを、元気にするために「好きなもの」の話を書いてみる。 奇想天外なエピソードはないけど、ほっこりして帰って下さい。 私が撮るのは3つ。カフェと雪駄

          好き、が私を元気にする。

          話したくなる5つのお店

          足繁く通ったお店も、旅先でたった1度だけ訪れたお店も。忘れられない店さらに言うと「人に話したくなる店」というものを、誰しもが持っているのではないだろうか。 思い出は美化されていくもので、中年のおじさんにとって「忘れられない思い出の店」の中に新しいお店が割って入ることは難しい。 今からご紹介するお店は、そんなインスタ映えを知らなかった僕らが過ごした時代の話。 今おススメのベスト5ではなく、14年近く飲食店を経営してきたマスターが語る思い出話に過ぎない。 静岡駅のベトナム料理屋

          話したくなる5つのお店

          映画マイスモールランドを観た

          恥ずかしいくらい泣いちゃった映画の感想と、田舎の主婦がマニアックな映画を観るハードルの高さ。二部構成で書きますので、ご興味のあるほうだけでも読んでって下さい。 「ランド」の罪深さ 日本は良くも悪くも島国で、こんなに国際化の進んだ21世紀でもなお、そのぬるま湯の心地よさに息苦しさを忘れて鼻の下まで浸かっている私。私たち。 映画「マイスモールランド」を観た。 「万引き家族」「ドライブマイカー」のスタッフが製作に携わり、「誰も知らない」だとか「そして父になる」だとかを通ってきた

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          求人の前にまずは僕らを知ってもらおう

          現在建築中の新しい店舗「JAMビル」がいよいよ完成へと近づいている。 そろそろスタッフ募集をかけようと思い、ふと。 もっとちゃんと自己紹介したいなと思いました。僕らのやろうとしていること、やってきたこと、それを知ってもらった方が、同じ思いで働けるんじゃないかと。 もちろんそんな理念は関係なくて、「家が近所だから」とか「なんかオシャレそうだから」という理由で応募してくれても全然かまわないのです。なぜなら働くうちに人の気持ちは変わるし、やりがいをどこに見出すかは、その人次第だか

          求人の前にまずは僕らを知ってもらおう

          クイックルワイパー立体吸着ウェットシートを買った話で1300字書きたい事がある

          春休みのやっかいな所は、宿題が出ないこと。 子どもたちは有り余る時間の多くをYouTubeのお世話になる。 我が家も共働き。5軒先に祖父母の家はあるものの、Wi-Fi環境の整った我が家でダラダラとお気に入りの「犬と猿がでてるやつ」や「韓国アイドルのやつ」を観ているのだろうと推測する。 それではいかんと、本人たちも自覚しているらしい。 読書は進んでするようになった。 私としては「エルマーの冒険」だとか「こまったさんの〇〇」だとかを読んでほしいと思うのだが、そんなものには興味は

          クイックルワイパー立体吸着ウェットシートを買った話で1300字書きたい事がある

          将棋士の孫も唯の孫。

          禿げ上がった頭と眼鏡。目の前に運ばれてきたのは、お世辞にも美味しそうだなんて思えない真っ黒な液体から揺ら揺らと湯気。 喫茶店。 おじいちゃんは、その傍らにある小さなミルクピッチャーを小学生の僕に渡す。僕はその小さな小さな白い世界に、飲めもしないブラックコーヒーを一滴、落とす。それを度々と飲むのが幼い頃の密かな楽しみだった。 おじいちゃんのお葬式。僕は大学生になっていた。 金髪でいーかげんな長男の僕に「あんた、その頭何とかならへんの」口煩く母親は言う。 母親にありがちな小言だ

          将棋士の孫も唯の孫。

          貴方と2度目の人生を生きる

          長女が小学校を卒業する。学校から「卒業する生徒に向けてお家の方からお手紙を書いてほしい」と宿題が出た。 せっかくなので、娘に書いた手紙の内容をそのままnoteに記録しておこうかと思った。 日曜日の朝、好きな戦隊モノを観る。 1度目は自分が5歳の時、2度目は貴方が5歳の時。 好きなアイドルのトレカを集める。 1度目は自分が中2の時、2度目は貴方が小6の今。 漫画雑誌りぼんを本屋さんで買うのも、サン宝石にハガキで激安アクセや文房具を注文するのも、まるで2回目の人生を生きているよ

          貴方と2度目の人生を生きる

          新薬と六本木ヒルズ

          コロナ禍にあって僕が思い出すのは、昔サラリーマン時代に携わったとある新薬の仕事だ。 その新薬は今では誰もが知っているあの有名な薬。 病と闘う未知の薬に伸るか反るか、あの時の僕は。 大阪の封筒メーカーの営業マンだった僕は、転勤して東京勤務となっていた。年齢は20代後半に差し掛かり、縁もゆかりもない土地で、関西弁は直せないまま。 他人の心を動かすのは、必死に頑張る自分の姿だ。上から指示するだけのリーダーに、僕は向いていない。 いつでも泥臭く、かっこ悪く動き回る。誰かが助けてく

          新薬と六本木ヒルズ

          簡単レシピ!24時間一緒に過ごす自営業夫婦の作り方

          下ごしらえ ー無くてもいいがしておくと良いー ■まずはじめに用意するもの■ •夫 •妻 出会いは一般企業。新入社員として入社してきた(後の)妻と、サラリーマン9年目を迎える(後の)夫が社内恋愛をする。 きっかけは横山光輝「三国志」全60巻の貸し借りから。(非常にマニアックな手法ではあるが、60巻もあるとラリーが長く続くため、より長期的なコミュニケーションが見込める。) 下ごしらえの段階で、同じ職場で働くことにより自営業をした際に「職場でのパートナー」を事前に認知できる。昼

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