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過食はココロのSOS


こんにちは、質問ありがとうございます。一度は痩せたのにそこからダイエットが続かず、お菓子欲が止まらないというお悩みですね。

こういう相談はよくいただくし、質問者さん以外にも同じような経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。

正直、理由は明確です。陥りやすい症状だからこそしっかり方向転換ができるよう、僕なりにアドバイスをさせていだだきますね。

お菓子をやめられない原因は、無理なダイエット


おそらくですが、あなたがお菓子が辞められない原因は以前実施したダイエットの方法が関係していると思いますよ。

端的にお伝えすると、58kgから52kgまで落とした方法が間違っていた、ということ。どんな方法で落としたかがわからないため具体的にどの部分が間違っていたかどうかは判断が難しいのですが、現状

「毎日のように苦しくなるまでお菓子を食べてしまう」

というようになってしまったからには少なくとも正しいダイエット方法ではなかったと思うのです。

人間ってとてもよくできていて、カラダやココロに対して過度な負荷がかかるとSOSが発せられます。このSOSはストレスの種類によっていろいろな形があるのですが、過食もその一つ。

つまりあなたが現在悩んでいるお菓子の過食とは、ダイエットによってかかった負荷に対するSOSなのです。

飢餓感が原因の食行動

どのようなダイエット法を行なっていたかがわからないためあくまで僕の推測になってしまうのですが、きっと何かしらの我慢を強いていましたよね。

体重を落とすために食事の量を減らしたり、食べたくないダイエット食品を無理やり食べたり。

確かに体重を落とすためにこうしたアプローチが必要になる場合もあります。でも、それが過度になってしまったり本来必要なカロリーさえも不足していたりすると、先ほど述べたようなSOSが発動するのです。

このSOSをもっとわかりやすく説明すると、飢餓感が原因の食行動と言い換えることができます。

ちょっとだけ難しい用語が並びましたが、

58kgから52kgに落とす過程であなたが生きるために必要な栄養素・カロリーが不足したことであなたの脳が「このままではやばい!倒れてしまう!!即座にカロリーを摂取!!!」と命令を下しているのです。

そしてすぐにカロリーを補給できるものとしてお菓子が選択されています。これは自宅にストックされてあることも関係しているかもしれません。

お菓子を辞めたいのに辞められないと悩んでいると思いますが、実はあなた自身が(というよりあなたの脳が)望んでいることなのです。

そしてお菓子を食べることに対して罪悪感を感じているかもしれませんが、実はその行動はあなた自身を守るための防衛本能。

だから自分を責める必要なんて一切ないし、むしろ自分を許して、労ってください。

栄養で満たせば過食は減る


あなたはお菓子を辞めたくて僕に相談をしてくれていますが、無理してお菓子をやめる必要はありません。

というよりお菓子を我慢して、そして食事量を減らしてまたダイエットをしようとすると恐らくうまくいかないです。

最近の過食で体重が増えてしまったからすぐにでも元どおりにしたいのだと思いますが、今は体重を落とすことは考えないでください。

それよりも過食を減らすことが先決です。ダイエットには人それぞれ適切なステップがありますが、

「過食をやめる」と「体重を減らす」を両立することはほぼ不可能です。

まずは「過食をやめる(頻度を減らす)」ことにフォーカスし、それができてから体重を落とす行動をとればいい。

じゃあどうすれば過食を減らせるかというと、しっかりと食べましょう。過食が起こった原因が飢餓感により食行動であるならば、その飢餓感をなくすことが解決策です。

あなたの脳が「お、栄養がいっぱい入ってきたな!!過食はそろそろ辞めてどんどん代謝するか!!」と思うまでメッセージを伝えましょう。

で、ここで大事なのはあなたのカラダを必要な栄養素で満たしてあげること。とにかくカロリーを摂取するのではなく、お米やお肉・お魚・野菜といった糖質・タンパク質・脂質・ビタミン類をバランスよく摂取してください。

カラダが栄養で満たされると、過食欲も自然と落ち着いていきますから。お菓子を辞められなかった人がお米をしっかり食べるようになったら食べたくなくなった、というのはよくある話です。

お菓子は見えないところへ


栄養バランスを意識してしっかり食べてもなおお菓子が食べたくなってしまう場合もあるはずです。

そんなとき、僕はたまにだったら食べてもいいと思っています。なぜなら、それも“ココロの栄養”にはなり得るから。

でも、もちろん食べないに越したことはありません。

さらにあなたは実家暮らしでお菓子がストックがあるため誘惑に負けやすい環境下にいる。

そんな中でできる効果的な方法は、物理的に出来る限りお菓子から遠ざかること。人間が食べたくなる時というのは、食べ物を見た時です。

つまり目につく位置にお菓子が置いてあれば、ついつい食べてしまいます。

ということはお菓子を目に見えない場所に隠してしまえばいいわけです。棚の奥に閉まったり、固い瓶に入れたり。

「お菓子を食べたいけどわざわざ戸棚から出さないといけないのか」「瓶開けるの大変なんだよな」と意識的に面倒くさい状況を作り出すのです。(わざわざめんどうくさいことしてませ食べたくないや、と思ったらしめたもの)

家族に「お菓子を買ってこないで」とは言いにくいかもしれませんが、「なるべく目につかないところに閉まっておいてね」くらいなら言えますよね。

これはめちゃくちゃ使えるテクニックですので、ぜひ実践してみてください。

目標設定が誤っている


お菓子を減らしたいのであればまずはカラダとココロを栄養で満たす必要があります。だからしっかり食べてねとお伝えしてきました。

そうしたら自然とお菓子を食べる頻度も減るはずです。

でも、3ヶ月後にイベントがあるから52kgに戻したいというのはもしかしたら難しいかもしれないです。

なぜなら過食が起こった原因が52kgまで落としたことが関係しているのなら、体重を52kgまで落としたらまた過食に走ってしまう可能性が高いから。

そもそも52kgという目標設定に無理があるかもしれません。あなたの身長がわからないため適正体重を算出することはできませんが、あなたのカラダを健康に維持するために必要な体重が52kgより上ということは余裕であり得る話です。

だからといって理想の体型になるのを諦めてと言いたいわけではありません。理想体重と理想体型は異なりますから。

あまり体重に固執せず、あなた自身が心地いい状態を作ることを目指してください。

ダイエットの方法に関して知りたい場合は、身長体重や普段の食事内容、運動量など詳細をまた質問箱にてお送り頂けましたらお答え致します。

あまり体重にこだわらず、そして過食してしまう自分を責めず、肩の力を抜いてゆっくりと進んでいきましょう。

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河合大吾/ダイエット作家
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