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締め切りがあって助かる


締め切りとの、いい関係ってどんな感じだろう。


締め切りがあるとよいことーーー。

いつまでも出来上がらない、ということがなくなる。
取り組みのスピードが上がる。
時間対効果、いわゆるタイパが向上する。
集中力が上がった結果として時にクオリティが上がる。


私が思いつくのはこんな感じ。


時間を沢山かけてよいものが生まれることはもちろんある。でも時間をかければかけるほどいいものができる、というわけでもない。この日までに終わらせなければならないと決まっていれば計画も立てやすい。結局、立てた計画通りにはいかなかったりもするけれど。


東大教授がこのような論文を出されていたのを検索で見つけた。

まとめの項から一部引用させていただく。

集中力を上げるのは大変である。人は,集中力を上げることをできるだけ節約する傾向があるようにも思える。しかし,忘れてはならないのは,創造的な仕事は,集中しなければ進まないことである。集中力は多くの場合,時間の制約がなければ上げにくいものであって,締め切りはそれに寄与しているから,我々はいわば締め切りのおかげでパフォーマンスを出せるわけである。しかし,締め切りの直前にやることが重要なのではなく,集中力を上げることが重要であると理解する必要がある。

独立行政法人 産業技術総合研究所 松尾豊

「なぜ私たちはいつも締め切りに追われるのか」 2006年

https://ymatsuo.com/papers/neru.pdf


途中に出てくる数式みたいなところはよくわかっていない(わかろうとしていない)けれど、集中力についてなるほどと思った。

私の場合で言えば、締め切りに追われるとテンションが上がることもあれば、逃げたくなることがあるのも事実。間に合わなくてベッコリ凹むことも。

追いかけられて逃げるぐらいなら、凹むぐらいなら、ない方がいいか、それとも初めから追いかけて掴む方がいいか。あるのが前提とするならば、あなたがいてよかったと思える、そんな間柄でいたい。あなたがいないとできないの、と締め切りに依存するのは避けたいけれど、あなたがいてくれてホント助かるわ、というポジションにいてくれるとホント助かる。

いやいや、締め切り自体に意思はないから、自分でちょうどよいポジションに設定しないと。勝手に動かせないデッドラインより手前に、自分的締め切りを設けておく。


締め切りに追われるのが快感、となるとちょっと危険水域の感じがする。
ちょうどよい感じで仲よくしていけたら。


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