見出し画像

『商い(=あきない)』について

 先日、飲食店に伺った際に、店内の壁に『仙台四郎さん(※見出し画像の写真の人)のあきない』の手拭いが飾られておりました。
 手拭いに書かれていることが共感できる内容でしたので、自分の考えを書き記します。


○仙台四郎さんとは

 宮城県仙台市生まれで江戸時代末期から明治時代に実在したとされている人物です。いつでも笑顔の仙台四郎さんは、周りの人々から大変愛されており、仙台四郎さんの立ち寄るお店はとても繁盛したそうです。
 そのため、仙台四郎さんは、仙台を代表する商売繁盛の神様といわれております。

○仙台四郎さんの『あきない』の手拭いに書かれていたこと

 飲食店に飾られていた『あきない』の手拭いには、こんなことが書かれていました。

商売はあきないという
それはおもしろくて しかたがないから あきないなのだ

いつもおもしろいから 笑顔がたえないから 「笑売」となる

「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」
いつも活発だから 「勝売」となる

あきない商売を おもしろくないと 思っているとすぐあきる
いつも不平不満や 愚痴がでて心が次第に 傷ついて
「傷売」となってしまう

こんなお店には そのうち 誰もよりつかなくなり
「消売」となって消えてしまう 

「笑売」をしているのか

「傷売」をしているのか

「勝売」をしているのか

あきない商売をしているのか

仙台四郎『あきない』より


飲食店に飾られていた『あきない』の手拭い

○『商い=あきない』の考えを大切にし、良い循環を構築する

 自己紹介の記事の中にある『屋号の由来』https://note.com/jun6180/n/n6a45de5bb3a8#6d619f06-192a-4e14-9a58-1c07c0031f88)

の中でも触れておりますが、【お客様にとって『飽きない』ものを提供し続けること、お客様を飽きさせない工夫を日々行う姿勢を大切にする】ことは、仕事を含め自分自身が生きていくなかでよい循環を生むことができます。

 自分の経験談でお話しいたしますが、プラスの感情で仕事(例えば笑顔で仕事をする)をしていると良い仕事が舞い込んできて、逆にマイナスの感情で仕事をしているとあまり良い結果を得ることは難しくなってきます。

 個人事業主になってから、自分で仕事のペースを作ることが可能になりました。そのため、日頃自分自身の気持ちを整えながら、『余白』を持った対応を心がけ、プラスの感情で仕事に取り組む、良い仕事の循環を作ることを意識しております。

○『あきない商売をしているのか?』を常に問い続けることが大切

 商売は笑売。商いは飽きない。
 仕事をする上で基本の考えですが、継続して実践することはなかなか難しいことです。
 だから、私自身、日々の行動を振り返り、反省点と改善点を問い続けて、その内容を踏まえて実行に移すことによって、良い仕事に繋がり、周りに良い影響を与える存在になれるよう、精進してまいります。

 また、このことに関連していることですが、商売に限らず、日常生活の至る所で、素敵な笑顔にはお互いが心うち解ける機縁となり、そしてその笑顔に癒されます。
 人付き合いは何事も笑顔から始まることを心の隅にとめたいと思います。

以上になります。
記事を読んでいただきありがとうございます。
記事を読んでいただき、少しでもお役立ていただける内容がございましたら、幸いです。
今後ともよろしくお願いします。

この記事を書いたのは、

「〜クリニック経営相談室〜まえやまだ純商店」 前山田純

https://www.maeyamadajun-shoten.com/

https://twitter.com/Zlxwa3Mq

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