【読み切りショート】ある日のオフィス
ある日のオフィス
ある日、オフィスで働くジョンとサラがランチタイムに話をしていました。
ジョン:「サラ、最近どう?何か面白いことあった?」
サラ:「実はね、昨日の夜、家でちょっとした事件があったの。」
ジョン:「おお、何があったの?」
サラ:「うちの猫のミミが、突然キッチンの棚の上に飛び乗って、そこから降りられなくなっちゃったの。」
ジョン:「それは大変だね。どうやって助けたの?」
サラ:「最初は椅子を使って助けようとしたんだけど、ミミが怖がってさらに高いところに逃げちゃったの。」
ジョン:「それでどうしたの?」
サラ:「仕方なく、夫のトムに梯子を持ってきてもらったの。でも、トムが梯子に登った瞬間、ミミが急に勇気を出して自分で飛び降りちゃったの。」
ジョン:「あはは、それは面白いね。結局、トムは梯子に登っただけ?」
サラ:「そうなの。しかも、トムが梯子から降りるときにバランスを崩して、キッチンの床に転んじゃったの。」
ジョン:「それは災難だね。でも、ミミは無事だったんだね。」
サラ:「そう、ミミは無事だったけど、トムはしばらく床でうずくまってたわ。」
ジョン:「それで、トムは大丈夫だったの?」
サラ:「うん、大丈夫だったよ。でも、トムは『もう二度と猫のために梯子に登らない』って言ってたわ。」
ジョン:「それは賢明な判断かもね。でも、猫って本当に予測不可能だよね。」
サラ:「本当にそう。ミミはその後も何事もなかったかのように、また棚の上に飛び乗ってたわ。」
ジョン:「あはは、猫って本当に自由だね。」
サラ:「そうなの。だから、家の中ではいつも何かしらの事件が起きるのよ。」
ジョン:「それは退屈しないね。次の事件が楽しみだね。」
サラ:「そうね。でも、次はもう少し穏やかな事件がいいわ。」