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【読書】松永弾正久秀の伝奇小説「悪霊」

戦国時代の梟雄、松永弾正久秀についての記事

皆さん、こんにちは!今日は、戦国時代のちょっと変わった武将、松永弾正久秀にスポットを当ててみましょう。彼は、まるでドラマのような人生を送った人物で、その行動一つ一つが「えっ、本当に?」と思わせるようなものばかり。では、彼の生涯をユーモアを交えてご紹介します。

まず、松永久秀は1508年に生まれ、三好長慶に仕えた後、室町第13代将軍の足利義輝を三好三人衆、息子の久道と共に弑逆し(諸説あり)、織田信長のもとで活躍しました。

しかし、彼の最も有名なエピソードは、信長に二度も反逆したことです。一度目は許されたものの、二度目は許されず、最終的には信貴山城で自害、爆死しました。この話、まるで映画のクライマックスシーンのようですよね。

しかも、彼は単なる武将ではありませんでした。茶の湯にも造詣が深く、その教養と洗練された趣味は、戦国時代の荒々しいイメージとは一線を画しています。


ある説によると、彼は自分の命と共に大切な茶器も破壊したとか。これは、まさに「茶道のためなら命も惜しくない」という、茶人の鑑ですね。

そして、彼のもう一つの顔が「城作りの名人」。彼は城を建てるのが非常に上手で、その技術は今でも評価されています。

ただし、彼の城作りのスキルが評価される一方で、東大寺大仏殿を焼き討ちしたという暗い過去も...。これは、まるで「建てるのも壊すのも、私の自由!」と言わんばかりの行動ですね。

松永久秀は、戦国時代の「悪役」として知られていますが、その一方で、彼の生きざまにはどこか憎めない魅力があります。彼の生涯は、まさに戦国時代のドラマチックな世界を色濃く反映していると言えるでしょう。

さて、松永久秀の話を聞いて、皆さんはどう感じましたか?彼のような人物が現代にいたら、きっとテレビのバラエティ番組で大活躍していることでしょう。戦国時代にタイムスリップして、彼の「茶会」に参加してみたいものですね。

松永弾正久秀の自伝小説「悪霊」

松永弾正久秀は、戦国時代を生きた武将であり、その生涯は多くの謎に包まれています。彼の人物像は、裏切り者や悪人としての評価が一般的ですが、その実像はどのようなものだったのでしょうか。早乙女貢による自伝小説「悪霊」は、松永弾正久秀を主人公にした作品で、彼の生涯を描いています。

この小説は、性描写や残虐描写が多く含まれており、一部の読者からは批判的な意見も寄せられています。しかし、これらの描写が含まれることで、乱世の戦国時代の生々しい現実を反映しているとも言えます。


作品の中では、松永弾正久秀の前半生が謎に満ちており、作者は想像力を駆使して彼の少年時代を描いています。後半部では、室町末期や三好家についての知識が深まり、松永弾正久秀が三好家にとって「悪霊」であったことが描かれています。

この小説は、戦国時代の暗部を描くことで、当時の社会や人々の生活、思想を理解する手がかりを提供しています。また、松永弾正久秀という人物を通じて、権力や欲望が渦巻く時代の人間模様を浮き彫りにしています。読者は、この小説を通じて、歴史の一コマをより深く感じ取ることができるでしょう。

「悪霊」は、歴史小説としての価値を持ちながらも、エンターテインメントとしての側面も忘れていません。戦国時代のドラマチックな展開や、松永弾正久秀の複雑な人間関係が読者を引き込みます。


この作品は、歴史に興味がある方はもちろん、人間の深層心理や社会のダイナミクスに関心がある方にもおすすめの一冊です。

興味を持たれた方は、是非手に取ってみてください。。

それでは、今回はこの辺で。松永久秀のようなユニークな武将の話は、歴史を学ぶ上でのスパイスになります。次回も、戦国時代の面白いエピソードをお届けしますので、お楽しみに!


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