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【東大主席卒・MITのPh.D.】成田悠介氏『大卒資格はコスパの良いアルバイト~時給10万超えの価値』


(大学とかなんとかじゃなくて)コスパがいい方向に行けばいい


イエール大学のアシスタント・プロフェッサー成田さんが、
慶應義塾大学SFCをAO入試で入学して卒業した、トリンドル玲奈さんとの対談をしています。とても、リラックスした雰囲気ですね。

念のためタイトル用語 

MIT 
マサチューセッツ工科大学
(英語: Massachusetts Institute of Technology)

Ph.D.
(英語:Doctor of Philosophy 博士への敬称) 
会話の際に名前の前に肩書として付ける場合には「ピーエイチディー」よりも「ドクター」を用いることが多い。

トリンドルさんが、「東大入りたいなぁ」と羨ましさ満載で、成田さんに素直な発言。

すると、成田さんは、

「東大も慶應も同じですよ。変わりないです」

視聴者もトリンドルさんも「それはないだろ?」と疑問に思ったところに。

「ぼくはAO入試とか無理ですね。なんのアピール・ポイントとかもない。

ただ家で寝ているだけですから。

そういう人間はひっそりと受験会場に行って、問題解いてるほうがラクだと思うんです」

と、返します。

さらに、大学へ行く理由というか、根拠については、こう答えます。


日本では大卒と高卒が半々ですか。

両者の生涯年収の差は、平均5000万円と言われています。

どんな大学でもいいのなら、勉強時間が数100時間で大卒になれます。

すると、

時給換算にして、10万円ほどですか。


5000万円÷数100時間(仮に500万として)≒10万円
「1時間の勉強時間に対する大卒が高卒より多く貰える対価の時給額」
つまり、「1時間勉強すると、10万円の時給が得られる」

こんなにコスパ良いことってないですよね。

ラクなほうがいいじゃないですか。


アシスタント・プロフェッサー(Assistant Professor)とは?

アメリカ合衆国、カナダの大学における教授職の一つ。教授 (Professor)、准教授 (Associate Professor) に次ぐ職位にあたり、「助教」の訳語があてられる。2007年4月の「学校教育法改正」により消滅した助教授および現准教授とは別の役職である。日本の大学における助教の英文名称は、東大含む多くの大学で、米国の教授職を考慮した検討・議論の結果、Assistant Professorと正式に規定されている。

概要

博士号(Ph.D.) を取得後、上手く仕事を見つけるとアシスタント・プロフェッサーになれる。アシスタント・プロフェッサーは大体はテニュアトラックと呼ばれる終身雇用トラック形態である。6年の厳しい審査に合格すると、終身雇用取得(退職年齢がなく一生働ける権利)とアソシエイト・プロフェッサー(准教授)に昇進する。

欧米では全米の優秀な博士号所持者が数少ないポジションを争い競争率が高く、Academic lottery(アカデミックの宝くじ)と呼ばれているくらいなるのが非常に困難。理系分野では博士号取得後、3-7年間のポスドクといわれる研究員期間を終え、運がよければアシスタント・プロフェッサーになれる。日本でも同様である。

有名大学、研究大学になると分野により異なるが、一つのポジションに100-300人もの応募者が来て争う。
雇う大学側は億単位の投資になるため、審査は6ヶ月の場合が多い。
候補者達の将来性、能力、6年後昇進できる可能性を電話、ビデオインタビュー、学会インタビュー、そして実際キャンパスに呼んで数日間のキャンパスインタビューでじっくり審査する。
最終選考であるキャンパスインタビューでは審査員、学部長、学科長とのインタビューがある。
その後模擬授業と研究発表を候補者が行い、教授群と学生が候補者の能力や人柄などをみっちり審査する。

大学側は気にいる候補者が見つかるまでは妥協せず、審査を翌年に回す事もある。日本人が海外でなる場合英語の壁、ビザ、グリーンカードサポートの大学の多額の金銭負担など様々なハンデがある。

日本語の教授法や日本文学など日本関係でない分野でなるのは不可能ではないが、非常に困難である。

アシスタント・プロフェッサーとして仕事を始めてからも教育、研究、サービスの全ての面で6年の在任期間中審査される。
特に研究大学に勤める場合は教育に加え、毎年出版した論文の数と質も厳しく審査される。
研究大学の審査に加え、他の大学の教授5人が当人の業績を審査する方法が取られる。

以上から、名門イエール大学での助教になるのがいかに難易度が高く、
成田氏の能力値の高さが尋常でないかがお判りでしょう。
しかも、弱冠アラサーでの就任ですからね。驚嘆に値します。

最後まで、お読み下さり、ありがとうございました。よかったらスキ、フォローよろしくお願いします😉



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