コーヒーの日
米国ではきょう9月30日はコーヒーの日だそうです。と言っても、特に何かあるわけでもないようですが、僕は今朝はブラジルのコーヒー、グアテマラのコーヒーの生豆を焙煎しました。2種類を46グラムずつ焙煎するというパターンで、3日に一度のペースで実行するのですが、これで2人が毎朝一杯のコーヒーを楽しむのにちょうどいい、いつも新鮮な(ということは早くて翌日、古くても3日以内に)コーヒーを味わえるということになります。このペースをおよそ8年続けているのですが、これからもできる限り続けていこうと思っています。
コーヒーの飲み頃は「2週間、3日、20分」というのだそうですね。つまり焙煎した豆の場合、それを粉に挽いた場合、それに熱湯を注いでコーヒーを淹れた場合のそれぞれの限度がこの数字というわけです。1杯のコーヒーに 12グラムのコーヒー豆を使うとすると、焙煎した豆を買うならば 500グラム入りの袋だと、2人の生活で1日1杯ずつとして3週間分くらいということになります。(あ、1週間分は期限切れか。)粉に挽いたコーヒーを買うとすると、3日分が限度ですから期限内に消費できるのはせいぜい 100グラムか。そうすると期限切れのコーヒーを4日目以降3週間くらいは飲み続けることになりますね。まぁここまで厳密なのは現実的ではありませんし、あくまでも参考程度の目安ですが、これでもわかるように、もしコーヒーの味にこだわるならば、自分でコーヒー豆を挽くという手間は省いてはいけないようです。
僕は自分で焙煎をするようになって、期限切れの問題とは縁がなくなったのですが、それは味にこだわってそうしているのではありません。しかし、味にこだわりがないとは言っても、コーヒーの産地によって味が違ってくることは感じます。産地によって大きく言うと苦味が強い、甘みが強いなどの違いはありますが、それはそれぞれの特徴ということで受け入れるようにしています。美味しいコーヒーを追求するという姿勢はたいせつだと思いますが、美味しいコーヒーはあっても、一番美味しいコーヒーというものはないのだと思います。それは順位を競うものではなくて、特徴を見るという視線の問題というか、その産地の特徴を特徴として受け入れるという姿勢の問題だと思うのです。そう考えるようになったのは、自分で焙煎をやるようになった結果なのです。今朝、僕はブラジルとグアテマラのことを考えたりしました。