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P★Leagueを観て学んだこと

つい最近、ボウリング革命 P★Leagueがテレビでやっていたので観てみました。

P★League女子プロボーラーのシーズンを通した大会で、公式戦ではないですが、メディアを通した大規模な女子プロボーラーの大会でした。

ボウリング競技と陸上跳躍競技の共通点

スポーツを観戦するとき、やっぱり自分の競技と照らし合わせてしまう節があります。

どちらも、大まかに言えば個人競技。特に試技回数がある跳躍競技には近いものを感じました。

一番の共通点は自分の番の独特の緊張感。

1人が投げるところを見られるわけなので一投への緊張感は半端ないでしょう。

走幅跳も一人ずつ順番に跳ぶので、一跳に対しての緊張感は近いものを感じます。

ボウリング競技と陸上跳躍競技の相違点

結果の上限

ボウリングはマックス300点です。

一投での最大はストライク。それ以上はありません。
ストライクを逃せば、最終スコアが300点からどんどん下がっていきます。

すなわち、一投におけるミスが勝負を分けます。

逆に、走り幅跳びの場合、理論上記録は無限大です。

ここまで跳べば100点みたいな上限はありません。

私の個人的な見解ですが、ボウリングは「いかにミスしないか」、走り幅跳びは「どこまで記録を伸ばすか」というところにフォーカスした競技だと思います。

メンタル面の影響

「いかにミスをしないか」を考えて競技をすれば当然プレッシャーが大きく伴うことは容易に想像できます。

基本的にはプロ選手なので試合はストライク、あるいは9ピンでのスペアでずっと試合が流れていきます。

そんな中プロ選手とはいえ、重要な場面でスプリットまたはスペアミスは起こりえるものでした。

たとえプロでも、ボウリングという競技におけるプレッシャーがとてつもないものだというものをミスする場面を観て痛感しました。

ボウリングの技術面:精神面の重要度の割合は4:6くらいに個人的には思いいます。

走り幅跳びは、もちろんメンタル面も重要ですが、力が無ければそもそも遠くに跳べない。
ボウリングのようにストライクを続ける継続力よりも、一本大きく跳べる跳躍力が必要です。

走り幅跳びは技術面:精神面の割合は8:2とかでしょう。それだけボウリング競技への精神面の影響は計り知れないものだということです。

P★Leagueを観て学んだこと

圧倒的集中力

重圧に耐えて一投一投投げるからこそ、本当に強い選手の集中力はすごい。

選手によって個性がありますが、基本顔に出さない。

やっぱり、感情を大きく表すと他の選手に隙を見せることになるのでしょうか。
それと自分のその後のフレームに影響しないようにというのもあるのでしょう。

そして、目の色が違う。一投にかける想いが伝わりました。

走り幅跳びは3~6本中の一番遠くへ跳んだ1本が最終的な記録になります。

目的が違えど、一本への集中力は必須の競技です。

一本への集中力は今後陸上競技に取り組むうえで練習から絶対に取り入れようと思いました。

ミスの残像は残る

基本的に他の選手の投球は見ていない感じがしました。

スペアミスをした選手の後に同じミスをした選手がいて、その時解説の方が「完全に頭にイメージが残ってしまっていましたね。」とコメントしていました。

確かに同じ景色をずっと見ているわけで、その中で自分の投球をしなければならないですから、悪いイメージは極力残したくないですよね。

走り幅跳びでもあまり他の選手の跳躍を見すぎるのは良くないのかもと思い直しました。

気になった選手

姫路 麗プロ

一番かっこいいと思った選手です。

現在はP★Leagueを卒業していますが、引退した年のシリーズチャンピオンであり、公式戦では永久シード(公式戦20勝)を2019年に獲得したプロボーラー界のレジェンドオブレジェンドです。

ダイナミックなフォーム、一投に対しての集中力、インタビューへのコメント全てがプロ。
動画越しではありますが、アスリートとして勉強になる部分ばかりでした。

岩見彩乃プロ

ウェアがコスプレだったり、インタビューで正直に300万円(シリーズチャンピオン賞金)が欲しいことを公言していたりとわんぱくな性格が目立ちましたが、一投一投投げるごとにノートにメモを取っている姿を見てプレーに対してはすごく真面目。そのギャップに驚きました。

「型破りなバックアッパー」というネーミングを与えられていて、他の選手には無い岩見プロのボウリングへのこだわりを感じました。

見る側をすごく楽しませる選手だなと、学ぶ部分が多かったです。

小泉 奈津美プロ

個人的に一番応援したくなった選手です。

インタビューからひしひしと感じる物腰の低さ、そしてプレーに対しての謙虚さ。

それでも、P★Leagueでの優勝は通算3回、シリーズチャンピオン決定戦にも複数回出場しています。

本人は勝負所でのミスを反省されることが多いですが、ストライクを序盤から連発することが多く、そもそも毎回勝負所まで行っているところが私はすごいと思います。

「負けるにしてもいい負け方で、勝つにしてもいい勝ち方で」

今シーズンのP★Leagueでの目標を胸にぜひ応援させていただきたいと思います。

他にもたくさんの選手から学んだ

立振る舞いにプロ意識が漂うかっこよさを持つ名和秋プロ、昨年の第93戦で優勝した大学生プロボーラー尾上萌楓プロ、仲良し同期でバチバチな大戦があった浅田梨奈プロ渡辺けあきプロ小林よしみプロなど、まだまだ書ききれないくらいたくさんのプロ選手から学びました。

いつか生で見てみたい

ボウリングに関してはまだまだ素人で、選手にとってその大会がどんな位置づけなのかとかよくわかっていませんが、実際に生でボウリングを観戦して、雰囲気を知ってみたいです。

ボウリングから学べることがまだまだあるのではないかと思っています。

他のスポーツに触れることはこんなに学べることがあるのですね!





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