*詩*「でんわ」＊言の葉Days365＊Christmas Gift編12/23
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今日の君は
少し慌ててたね
君らしくなかったな
君の優しい穏やかな声が
僕はスキなんだ
雨のせいかい？
それとも…
やめよう
もう終わったことさ
僕の記憶の中には
君と君の大切な人との思い出が
たくさんあるんだ
君が望むなら
いつだって聞かせるよ
ほら大丈夫 泣かないで
僕はここにいる
さぁ 手をかしてごらん
僕の冷たい手は君への愛の深さを
あらわしているんだ
もう大丈夫
僕のこと信じてくれるかい？
いつも君といたんだよ
大切な人たちの心を
引き受けてきたんだ
君が望むなら
僕はいつだって
つなげるんだ
信じてくれるかい？
さぁ もう泣かないで
大丈夫
これからも僕はここにいるよ
君の話を聞かせてよ
夜は長い
君みが眠りにつくまで
僕はここにいる
そしてまた朝がくるんだ
君は待つだけでいい
僕と共にいてくれるかい？
今夜はこの手を離さない
僕の大切な君
ありがとう
森八七菜
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クリスマスを前に
もうひとつだけ「詩」を
そっと残して
今年の
「＊言の葉Days365＊」を
閉じたいと存じます
「でんわ」という
タイトルのこの「詩」は
大切な人と
思いを「つなぐ」電話として
岩手県は三陸海岸
大槌町に実在する
「風の電話」と
「阪神淡路大震災」を
体験したわたくしの思いを
「でんわ」そのモノと
消えない悲しみとともに
暮らす被災地の方々を主人公に
書き上げたものです
イメージは
「ダイヤル式の電話」です
「でんわ」は
今でこそ個人それぞれが
持つものとなりましたが
ダイヤル式の電話の時代は
「家庭にひとつ」
家族の大切な人たちをつなぎ
そんな思い出を
引き受けておりました
ひとりの夜に
もう会えない大切な人を想い
悲しみにくれる
主人公に寄り添う
「でんわ」
けれどその声は届くことは
ありません…
けれど
そうして
寄り添う想いがあるということを
お伝えしたくて
書いた「詩」なのですが
といいますのは…
クリスマスそして年末
新年が明け
震災の日を迎える
この頃になりますと
わたくしの想いは
いつも
遠い被災地に
そしてわたくしの大切な人たちの
もとへと寄り添うからなのです
目には見えないけれど
あたたかな想いが
ここに
そして
あなたのおそばにあることを
お伝えしたくて…
今年最後の
「＊言の葉Days365＊」は
「でんわ」という「詩」で
お別れをいたしたいと存じます
それでは皆様
また来年お会いできますことを
楽しみに…
（「note」つぶやきは続きます）
素敵なクリスマスの夜を…
本日のいい音は和訳付きです
感謝の心をこめて…
深謝☘
＊参考資料＊
「ふちゃん様 イラストより」
いつもありがとうございます
素敵なイラストにお力をいただきました
来年もよろしくお願い致します
深謝☘
「note」をはじめて
間もない頃の作品です
よろしければ
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