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読書量で日本人の上位4%になるには、月7冊。 『読んだら忘れない読書術』
「月に7冊本を読めば読書量において日本の上位4%に入ることになる」(読んだら忘れない読書術:樺沢紫苑著)
読書でもなんでも何かで日本の上位4%に入るってすごくない?本好きの人なら、これを目標に頑張りたくなるよね。
今回のお話は、読書の仕方について。
以下に当てはまる人いませんか?
・ビジネス本を読んでも内容をすぐ忘れる…
・あの小説、感動したなぁ!…あれ?どういう結末だったっけ??
・本を読むという行為に満足しちゃってるかも…
僕の場合、20代の頃よりも、特に仕事とかで余裕がない時にそういうことを感じるようになった。
◇速読への憧れ
社会人になりたての頃、速読という言葉を周りでよく聞くようになった。
一冊の本を5分、10分で読むとか1日に10冊読むとか、ページを開いて、チラチラと流し見ることで内容を把握できる力等々…
かっこいいぃ。
僕もその力を身に付けたい。と速読に関する本を読み漁り、練習してみたものだ。
そしてその結果、確かに今までより本を早く読むようになれた。(1冊5分とかは僕には無理でしたが)
そのこと自体には非常に満足していたが、いろんな本を読み漁っていたある日、ふと気づいたことがあった。
「いやぁ先週読んだ小説、感動したなぁ。
…あれ?でも最後どういう結末だったっけ?」
「こないだのビジネス本は俺を変えてくれそうな一冊だったな!
…あれ?でも何をすれば良いってはなしだったっけ?」
本末転倒とはまさにこのこと。しっかりと記憶に残っていないのである。
どれだけスピードを速めて読んだとドヤ顔していても、後々自分の中に残っていなければ意味がない。
極論、本を「読んだ」というよりも、「見た、眺めた」という感覚に近くなっていたのだと思う。
本来の「物語を楽しむこと」「大切なスキルを学ぶこと」から、いつのまにか「速く読むこと」が目的になってしまっていたようで、非常に虚しさを感じた。
◇『読んだら忘れない読書術』
今はあまり速読にはこだわっていない。というより、記憶に残すことを優先しているというのが正しい。(まぁ、もちろん両立できる人はいるんだろうけどね…)
以前、樺沢紫苑さんの『読んだら忘れない読書術』という本を読み、いまもその内容を参考に読書をしている。
この本には、せっかくの読書に費やした時間を無かったことにせず、自分の血肉にするためにはどうすれば良いか、ということが書かれていたので紹介したいと思う。
・月に7冊本を読めば読書量において日本の上位4%に入ることになる。
でも大前提として大切なのは、速く読むことではなくて、深く読むこと、楽しんで読むこと
・本をせっかく読んだなら、必ずアウトプットをし、記憶に残すこと。
アウトプットは難しくなくてもいい。いま僕が書いているような拙い文章に書き残すだけでも、本の内容を思い出そうとするので、書かないより何倍もマシらしい。
・日々の学校や部活、仕事、残業で忙しい。それでも月7冊を達成するには、通勤電車や昼休みなどのスキマ時間を読書にあてるのが効果的。
最大限の集中力が連続で発揮されるのは15分間。なのでスキマ時間で読むのはなかなか効率がいい。
・いわゆる速読でなくて、しっかり理解できる速度の範囲で、本を読み終えるまでの時間目標を設定する。
そうするとドーパミンがでやすく、集中力があがるので結果記憶に残りやすい。
(確かに、仕事で打ち合わせ当日ギリギリまで資料を作ってる時なんか、緊張感でドーパミンがドバドバ出て異常な集中力を発揮している気がするのでとても納得できる)
この本には、他にも色々なことが書いてあるけど、結局大切なのは何のためにその行動をしているかという目的意識だと思う。
その本を読んでどうしたいのか?
深くその物語に入り込みたいのか?
その本から得たことを生活に活かしたいのか?
これは読書だけじゃなく、すべての行動に対して大事なことだと思う。
有限である時間を何かに使うわけだから、
今からやることで何をしようとしているのか?と考えるクセをつければ、時間の無駄遣いは減っていく気がする。
ー40歳に戻るまであと3148日。