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ひっくり返すと はい!りんごろうー♪

りんごろうえかきうた
(作詞:バチ、作曲:わんさかP)

ずんぐりひょーたん ころがして~
にじょーのかぷせる いれました
あんてなっ  にほんたてたけど
わいふぁ~い  あんまりとどかない。
そらとぶ ふたつのくりーむぱん
ろーぷで しっかり くくりましょー
こっぷをのせて   はっぱをそえて
ひっくりかえすと  はいっ ! 
りんごろぉ~~

「辻野あかり」の相棒、「りんごろう」の絵描き歌です。「りんごろう」とは、「こいつはりんごろう」さんと呼ばれるキャラクター(りんごの精)です。
全ての「山形りんご」には「こいつ」が宿っているそうです。

この歌のおかげで、私でも「りんごろう」なら描けます(ひっくり返す必要がありますが)。作詞するバチさんのイラスト能力とワードセンスがすごいです。
曲調は以前に記事を書いた「たべるんごのこのうた」と同じです。

デレマスとローソンのコラボで、一部のローソン店舗において、「辻野あかり」「砂塚あきら」「桐生つかさ」の3名をパッケージにしたお菓子が数量限定で販売されました(FUJIYAのLOOK。ミニ色紙がおまけ)。
今回は「りんごろう」と「夢見りあむ」には出番がなさそうで、少し寂しい気がします。
「あかり」の色紙の包装に「りんごろう」を描きました(いたらいたでアレだけど、いないならいないでアレだな。色紙には描けません。「あかり」のサインがあれば「りんごろう」登場できたのだけど残念です)。

「りあむ」は「尊い!」と言って、ローソンへ行って、ありったけ箱買いするのかなと妄想しています(数量限定なんだから、事務所でもらえよ…)。
大量に購入したのを自慢気にTwitterにあげて炎上するところまで妄想できます。

「あかり」「あきら」は同期で「#ユニ募」メンバーなので「ぼくも一緒に出たかった!よ!」と少しは思ってほしいですが、「りあむ」は自己評価の低いザコメンタルのため、そうは思わないかもしれません。
逆に「りあむ」が出ていたら、自分の色紙が欲しくないので買おうとせずに、大人しく自分以外のアイドルの色紙を事務所からもらうんじゃないかなと妄想しています(それを自慢気にTwitterにあげるので炎上すると思いますが)。

そんな性格なので「りあむ」は他のアイドルと強制的に組ませないと孤立(ぼっち)になりがちです。
19歳なので後輩ムーブがしづらいですが、優しく接してくれる先輩アイドルには幼児退行することで、コミュ障にならずに済んでいます(優しくてもママと呼ばれることは拒否されていますが)。

自己評価が低いのですが、人生の一発逆転を狙って、崇拝対象であるアイドルになったところが、私は好きです(彼女は元々ドルオタです)。
人生逆転の機会を与え続けてくれるプロデューサーのことを「Pサマ」と呼んでいるのも好きです。

「#ユニ募」ではオチ要員だったり、エモいことも言ったり、「あきら」相手だとボケに回り、「あかり」相手だとツッコミに回る「りあむ」は面白い子です。
ここにいる時はアイドルとしての自分に自信が持てると思える場所に、「#ユニ募」がなればいいなと思います。「りあむ」はアイドルの理想が高いですが、「#ユニ募」では夢見るようなアイドルユニットを目指してもいいんじゃないかと思います。

「#ユニ募」のCDは、自分が出ていても「尊い!」と言って、大量購入してもらいたいです。
『ここにいる りあむちゃん 史上最高のアイドルだろ、オタクたち!』と、「#ユニ募」のステージ後に自画自賛して炎上してほしいです。


さて、お菓子のパッケージを飾った彼女らは、昨年の「ボイスアイドルオーディション」(「ボイス選挙」とも呼ばれる)での上位3名です(縦置きのイラストには「バレンタイン反省会」の3人もいます)。

デレマスでは毎年4月に「シンデレラガール総選挙」(「総選挙」と呼ばれる)が行われ、190名の全アイドルの中から、デレマスでその年のメインを張る「シンデレラガール」が選ばれます(BRUTUSには「シンデレラガールとして手厚い公式展開が約束される」と書いていました)。
この「総選挙」自体はAKB48総選挙に似た人気投票イベントであり、目新しいものではありません(プロデューサーにとっては大事なイベントです)。

「ボイス選挙」も「総選挙」と並行して行われ、「声のないアイドル」(現在99名)の中から、声をつけてCDデビューすることができるアイドルが選ばれます。

この「ボイス選挙」が他にはないデレマス独特のイベントです。
通常のゲーム(他のアイマスのソシャゲを含む)では、あって当たり前のボイスを一部のアイドルにしかつけていないのが、デレマスの特徴であり、興味深いところです。

一昨年までは「総選挙」と「ボイス選挙」の区別はなく、「声のないアイドル」は「総選挙」で上位に入る必要がありました(その中で「りあむ」は登場3ヶ月で総合3位に入る快挙を成し遂げました)。
また、「総選挙」とは別の時期に「ボイス選挙」が行われたときが1回だけありました。
今年の選挙方式がどうなるかは、この文章を書いている時点では、まだ分かっていません。
なお、デレマスは今年で10年目に入るゲームであり、今年の「総選挙」では10代目シンデレラガールが決まります。

プロデューサーは、担当するアイドル、推しているアイドルのために投票します。
投票券はログイン等の特定の条件を満たすことで手に入りますが、課金して購入することもできます。
プロデューサーはゲーム内で投票するだけでなく、浮動票を投じてもらうために、現実においても選挙活動を行います。

昨年は「辻野あかり」が「ボイス選挙」で勝つために、選挙期間中の4月中旬から5月上旬にかけて選挙仕様のネタ動画が多数投稿され、ニコニコ動画で盛り上がりました。
選挙期間に入る前は「たべるんごのうた」で昔の流行った動画をオマージュするものが多く投稿されていた印象で、「たべるんごのこ」として「辻野あかり」のニコニコ動画内での知名度がすでに高まっている状況下での選挙期間突入でした。

動画投稿だけでなく、応援イラストや自作マンガ等、選挙期間中は担当アイドルのイメージアップにつながるような宣伝活動が活発にされています(Twitterを検索したら盛んに行われていました)。


中には、投票ではなく「豆乳」をアピールしたり(豆乳総選挙)、「フライドポテト」を一斉に食べたり(ポテトフェスティバル)、「ナゲット」を一斉に食べたり(ナゲットカーニバル)する、プロデューサーもTwitter上で見られました。
それぞれ、豆乳を愛飲するアイドル、長い入院生活のためジャンクフードを食べる等の外での生活に憧れていたアイドル、家出をしたため複数のバイトを掛け持ちするアイドルにあやかって、プロデューサーが行っていたものです。

2020年の世相において、長い入院生活をしていて病弱で諦め気味だったアイドル「北条加蓮」が、9代目シンデレラガールに輝いたのは、感慨深いです。
彼女は病気が治って活発にアイドルをしています。

応援イラスト等とは趣向が違うこれらの宣伝活動は、選挙で勝つために直接の効果があるかは分かりませんが、私は「願掛け」のようなものだと捉えています。
プロデューサー同士が一斉に行うことによる団結感もあると思いますが、受験生が神社へ参拝して合格祈願をするのに近い気がします。
不安が押し寄せて目の前の課題に集中できなかったり、周囲にやつ当たりしたりすることを避けるために、プロデューサーにとって「神」に当たるアイドルへの「祈り」の行動なのだと思います。
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があるように、やるべきことをやることが前提ですが、戦いの中で心を整えて士気を高めるための「祭り」と言えるのではないでしょうか。内輪向けではなく、外の人も気軽に参加できる楽しいものなら、良い「催し」だと私は思います。

祈ったところで何も変わらない    
≪不本意な現状≫(いま)を変えるのは   戦う覚悟だ
屍 踏み越えて    進む意思を    嗤う豚よ
家畜の安寧    虚偽の繁栄    死せる餓狼の『自由』を!
・ ・ ・
何かを変える事が出来るのは
何かを捨てる事が出来る者
何ひとつ≪危険性≫(リスク)等   背負わないままで
何かが変わる等…

「声のないアイドル」を担当するプロデューサーの中には、アイドルに声がないのではなく、自分にアイドルの声を聞く「鼓膜がない」と言う方がいます。
デレマスのゲームの中では「声のないアイドル」も「声のあるアイドル」と会話をしているからです。

ボイスが実装されていないのは、アプリのリリース時期といった「時代」や、個性的なアイドルの多さといった「環境」のせいではなく、プロデューサーである自分が悪い(鼓膜がないせいだ)と言っているのです。

「声のないアイドル」を担当するプロデューサーは「エレンポイント」が高いので、エレン・イェーガーに握手してもらえるのではないかと思います。
「嗤う豚」を気にせず、ぜひ「進撃」してください。

「進撃の巨人」復権派の「あにまん」の民は偉大なので、楽園送りになってほしいです。

皆「何か」に背中を押されて
「地獄」に足を突っ込むんだ
大抵その「何か」は自分の意思じゃない
他人や環境に強制されて仕方なくだ
ただし、自分で自分の背中を押したやつの見る「地獄」は別だ
その先にある「何か」を見ている
それは「希望」かもしれないし、さらなる「地獄」かもしれない
それは分からない
進み続けた者にしか分からない
   【進撃の巨人:エレン・イェーガーの発言より】


今年の「総選挙」も、プロデューサーによる色々な可能性が溢れる熱心で多種多様なプロデュース活動が「デレマス」に活気をもたらして、「関心のある人たち」を多く増やすものになればいいなと思います。

できれば昨年の「たべるんご」のようなポジティブで面白い動画が見られればいいなと思います(ニコニコ動画は「死ぬ前の走馬灯を見ている」とか言われていましたが)。
「たべるんご」によって「ボイス選挙」における前評判を「ひっくり返す」結果が見られました。

また、デレマスの「総選挙」で興味深かったのは、プロデューサーが担当するアイドルのためにキャッチコピーを作り、Twitterのハッシュタグで飛び交っていたことです。アイドルを宣伝する画像(ダイマ)を付けたツイートを多く見ました。

さらに、デレマス有識者による選挙展望や上位予想が、動画やブログ、noteにもありました。
今年の「総選挙」は本命不在で、記念すべき10周年の顔を決めるものであるため、誰がシンデレラガールになるか予想は難しいと思いますが、今年もそういった記事を見るのが楽しみです。


以上、昨年の「たべるんごのうたブーム」をきっかけにデレマスの「総選挙」について調べてみて思った雑感を、文章に書いてみました(「りんごろう」の好きなところは、書くまでもないでしょう)。
順当な結果(人気)を見たい一方で、意外な結果(波乱)も見たいのは、デレマスの「総選挙」の歴史で両方の結果を見ることができたからだと思います。

長い文章になりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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