ひっくり返すと はい!りんごろうー♪
りんごろうえかきうた
(作詞:バチ、作曲:わんさかP)
「辻野あかり」の相棒、「りんごろう」の絵描き歌です。「りんごろう」とは、「こいつはりんごろう」さんと呼ばれるキャラクター(りんごの精)です。
全ての「山形りんご」には「こいつ」が宿っているそうです。
この歌のおかげで、私でも「りんごろう」なら描けます(ひっくり返す必要がありますが)。作詞するバチさんのイラスト能力とワードセンスがすごいです。
曲調は以前に記事を書いた「たべるんごのこのうた」と同じです。
デレマスとローソンのコラボで、一部のローソン店舗において、「辻野あかり」「砂塚あきら」「桐生つかさ」の3名をパッケージにしたお菓子が数量限定で販売されました(FUJIYAのLOOK。ミニ色紙がおまけ)。
今回は「りんごろう」と「夢見りあむ」には出番がなさそうで、少し寂しい気がします。
「あかり」の色紙の包装に「りんごろう」を描きました(いたらいたでアレだけど、いないならいないでアレだな。色紙には描けません。「あかり」のサインがあれば「りんごろう」登場できたのだけど残念です)。
さて、お菓子のパッケージを飾った彼女らは、昨年の「ボイスアイドルオーディション」(「ボイス選挙」とも呼ばれる)での上位3名です(縦置きのイラストには「バレンタイン反省会」の3人もいます)。
デレマスでは毎年4月に「シンデレラガール総選挙」(「総選挙」と呼ばれる)が行われ、190名の全アイドルの中から、デレマスでその年のメインを張る「シンデレラガール」が選ばれます(BRUTUSには「シンデレラガールとして手厚い公式展開が約束される」と書いていました)。
この「総選挙」自体はAKB48総選挙に似た人気投票イベントであり、目新しいものではありません(プロデューサーにとっては大事なイベントです)。
「ボイス選挙」も「総選挙」と並行して行われ、「声のないアイドル」(現在99名)の中から、声をつけてCDデビューすることができるアイドルが選ばれます。
この「ボイス選挙」が他にはないデレマス独特のイベントです。
通常のゲーム(他のアイマスのソシャゲを含む)では、あって当たり前のボイスを一部のアイドルにしかつけていないのが、デレマスの特徴であり、興味深いところです。
プロデューサーは、担当するアイドル、推しているアイドルのために投票します。
投票券はログイン等の特定の条件を満たすことで手に入りますが、課金して購入することもできます。
プロデューサーはゲーム内で投票するだけでなく、浮動票を投じてもらうために、現実においても選挙活動を行います。
昨年は「辻野あかり」が「ボイス選挙」で勝つために、選挙期間中の4月中旬から5月上旬にかけて選挙仕様のネタ動画が多数投稿され、ニコニコ動画で盛り上がりました。
選挙期間に入る前は「たべるんごのうた」で昔の流行った動画をオマージュするものが多く投稿されていた印象で、「たべるんごのこ」として「辻野あかり」のニコニコ動画内での知名度がすでに高まっている状況下での選挙期間突入でした。
動画投稿だけでなく、応援イラストや自作マンガ等、選挙期間中は担当アイドルのイメージアップにつながるような宣伝活動が活発にされています(Twitterを検索したら盛んに行われていました)。
中には、投票ではなく「豆乳」をアピールしたり(豆乳総選挙)、「フライドポテト」を一斉に食べたり(ポテトフェスティバル)、「ナゲット」を一斉に食べたり(ナゲットカーニバル)する、プロデューサーもTwitter上で見られました。
それぞれ、豆乳を愛飲するアイドル、長い入院生活のためジャンクフードを食べる等の外での生活に憧れていたアイドル、家出をしたため複数のバイトを掛け持ちするアイドルにあやかって、プロデューサーが行っていたものです。
応援イラスト等とは趣向が違うこれらの宣伝活動は、選挙で勝つために直接の効果があるかは分かりませんが、私は「願掛け」のようなものだと捉えています。
プロデューサー同士が一斉に行うことによる団結感もあると思いますが、受験生が神社へ参拝して合格祈願をするのに近い気がします。
不安が押し寄せて目の前の課題に集中できなかったり、周囲にやつ当たりしたりすることを避けるために、プロデューサーにとって「神」に当たるアイドルへの「祈り」の行動なのだと思います。
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があるように、やるべきことをやることが前提ですが、戦いの中で心を整えて士気を高めるための「祭り」と言えるのではないでしょうか。内輪向けではなく、外の人も気軽に参加できる楽しいものなら、良い「催し」だと私は思います。
祈ったところで何も変わらない
≪不本意な現状≫(いま)を変えるのは 戦う覚悟だ
屍 踏み越えて 進む意思を 嗤う豚よ
家畜の安寧 虚偽の繁栄 死せる餓狼の『自由』を!
・ ・ ・
何かを変える事が出来るのは
何かを捨てる事が出来る者
何ひとつ≪危険性≫(リスク)等 背負わないままで
何かが変わる等…
皆「何か」に背中を押されて
「地獄」に足を突っ込むんだ
大抵その「何か」は自分の意思じゃない
他人や環境に強制されて仕方なくだ
ただし、自分で自分の背中を押したやつの見る「地獄」は別だ
その先にある「何か」を見ている
それは「希望」かもしれないし、さらなる「地獄」かもしれない
それは分からない
進み続けた者にしか分からない
【進撃の巨人:エレン・イェーガーの発言より】
今年の「総選挙」も、プロデューサーによる色々な可能性が溢れる熱心で多種多様なプロデュース活動が「デレマス」に活気をもたらして、「関心のある人たち」を多く増やすものになればいいなと思います。
できれば昨年の「たべるんご」のようなポジティブで面白い動画が見られればいいなと思います(ニコニコ動画は「死ぬ前の走馬灯を見ている」とか言われていましたが)。
「たべるんご」によって「ボイス選挙」における前評判を「ひっくり返す」結果が見られました。
また、デレマスの「総選挙」で興味深かったのは、プロデューサーが担当するアイドルのためにキャッチコピーを作り、Twitterのハッシュタグで飛び交っていたことです。アイドルを宣伝する画像(ダイマ)を付けたツイートを多く見ました。
さらに、デレマス有識者による選挙展望や上位予想が、動画やブログ、noteにもありました。
今年の「総選挙」は本命不在で、記念すべき10周年の顔を決めるものであるため、誰がシンデレラガールになるか予想は難しいと思いますが、今年もそういった記事を見るのが楽しみです。
以上、昨年の「たべるんごのうたブーム」をきっかけにデレマスの「総選挙」について調べてみて思った雑感を、文章に書いてみました(「りんごろう」の好きなところは、書くまでもないでしょう)。
順当な結果(人気)を見たい一方で、意外な結果(波乱)も見たいのは、デレマスの「総選挙」の歴史で両方の結果を見ることができたからだと思います。
長い文章になりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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