幼少期にSa・Ga2というRPGゲームを遊んで得た教訓
1 はじめに
「Sa・Ga2 秘宝伝説」(サガツー ひほうでんせつ)とは、1990年12月14日にスクウェア(現スクウェア・エニックス)からゲームボーイ用ソフトとして発売されたコンピューターRPGで、サガシリーズの第2作です。
私は、RPGゲームだとドラクエが一番好きですが、初めて遊んだRPGゲームが、この「サガ2」です。
「ポーション」や「ケアル」といったファイナルファンタジーお馴染みの単語は「サガ2」で覚えました。
私が幼少期に「サガ2」を遊んで教訓になったことが1つあるので、それをnoteに書こうと思います。
長くなるかもしれませんが、読んでいただけるとうれしいです。
2 「サガ2」のゲームシステム
まず、このRPGゲームの内容を簡単に説明します。
ゲーム開始時に主人公1人と仲間3人の「種族」をそれぞれ選択します。「種族」は「人間」「エスパー」「メカ」「モンスター」の4種類です。「人間」「エスパー」については性別も選ぶことができます。
主人公と仲間の間に能力差はなく、途中で仲間や種族を変更することはできません。また、必ず4人パーティーであり、1人旅のようなプレイはできません。
ドラクエのようなレベルアップはなく、「種族」に応じた成長があります。
「人間」は、戦闘を重ねることでステータスが上がります。どのステータスが上がるかは「装備」する「武器」次第です。なお「武器」については、「武器」ごとに回数制限があり、回数が0になると消滅します。
「エスパー」も「人間」と同じく戦闘を重ねて成長しますが、「人間」と違い「魔法」を覚えます。
「魔法」にも回数制限がありますが、「武器」と違い0になっても消滅せず、宿屋に泊まると回数が元に戻ります。
「メカ」は戦闘では成長せず、「装備」するアイテムでステータスが上がります。例えば「防具」の場合は、防御だけでなく体力も上がります。「武器」については回数制限が半分になりますが、回数が0になっても消滅せず、宿屋に泊まると回数が元に戻ります。
「モンスター」も戦闘によって成長しません。また「装備」もできません。戦闘終了後に「肉」が落ちて、その「肉」を食べることで、より強いモンスターに変化することができます。
体力が0になればその戦闘では行動不能になりますが、戦闘終了後には体力1の状態で復帰します(ドラクエのような「棺桶」の状態にはなりません)。
ストーリーは、主人公の父親を捜しながら、世界に散らばる77個の秘宝を集めるというものです。
世界には階層があり、一定数の秘宝がないと別の世界には行けないようになっています。
「サガ2」の世界観やストーリーも面白いです。巨人の世界や江戸の世界が好きでした。小さくなってカイの体内に入る話、不正が行われているドラゴンレース、ビーナスによって美しい都会と醜いスラム街に隔絶されて離ればなれにされた恋人の話が印象に残っています。
最初にNPCで仲間になる「先生」が目玉(スライム)のモンスターなのも印象深いです。
ビーナスに「いまのあんたがいちばんみにくいぜ!」と啖呵を切って戦闘に入るところが一番好きです。「神」を名乗るボスとの戦闘で流れる「死闘の果てに」は、名曲だと思います。ボスと会話すると流れ出し、そのまま戦闘へ移る演出が好きです。
ニコニコ動画に『初音ミクがSaGa2のビーナスを演じようと必死です』という作品があります。ミュージカル風の作品でビーナス戦の一連の流れがよく分かるので、興味があればぜひ一度ご視聴ください。
3 幼少期の私のプレイスタイル
私は、発売から年数が結構経っていた「サガ2」を、小学校低学年の頃にプレイしました。
昔のゲームは、ひらがなとカタカナだけの文章だったので、小学校低学年でも遊ぶことができました。ただ「せいれいのかがみ」の意味(精霊の鏡)や、「デリンジャー」とかも何なのかは全く分かっていませんでした。
主人公を「メカ」にして、仲間を「にんげんおとこ」「エスパーおとこ」「エスパーおんな」のパーティーにしました。
私は「武器」に回数制限があることを嫌っていました。「武器」の回数が0になり、戦えなくなるのを怖れていたのだと思います(消滅するのも嫌でした)。
強力な「武器」は全て「メカ」に装備させました。また「メカ」は優れた装備品を装備するほどステータスが上がるため、その世界で手に入る最も優れた「防具」も「メカ」に装備させました。
その結果、ザコ敵の攻撃ではほとんど「メカ」にダメージが通らなくなりました。ボス敵も「メカ」が5~6回攻撃すれば倒せるようになりました。
戦闘では、「メカ」が先頭に立って攻撃に徹し、「にんげん」は強敵には盾(イージスの盾)で防御に徹し、「エスパー」は魔法で攻撃したり回復したりサポートするという形でした。
仲間はステータスが低いので良い「装備」を与えず、「メカ」をひたすら強化するというプレイスタイルでした。
4 私のプレイの末路と得た教訓
「メカ」をパーティーの主軸にすることでプレイは安定しました。「メカ」はエースでした。
もっとも、オーディン戦あたりから「メカ」もダメージを負うようになりました。
そこで「メカ」を最後尾にして、仲間は盾で防御し、「メカ」の体力が少なくなると仲間は命懸けで「メカ」の回復をするプレイスタイルになりました。
なお、オーディンを倒すまでは、戦闘で全滅しても戦闘の最初からやり直すことができます。しかし、オーディンを倒した後は、戦闘で全滅するとタイトル画面に戻り、セーブしたところからやり直しになります。
ラスボスもこの「メカ」中心のプレイスタイルで倒すことができました。後は崩れるダンジョンから脱出するだけなので、セーブしました。
ラスボスや道中に出現する敵との戦いで、回復アイテムや魔法の回数はかなり少なくなっていました。
脱出する途中で全滅したので、セーブしたところからやり直しになりました。
「サガ2」は敵とのエンカウントに法則性があって、最初に必ずエンカウントする仕様です。仲間は敵の全体魔法一発に耐えられず、「メカ」と「めがみ」は凌ぎますが、2~3回目のエンカウントを突破できませんでした。何度も何度もセーブしたところから再開しましたが、最後の最後で詰みました。
「メカ」だけを頼らずに仲間も育てておけば良かったと、私は後悔しました。
私が幼少期に「サガ2」を遊んで得た教訓とは、
ずばぬけた一人だけに頼るチームだといつか行き詰まってしまうので、他のメンバーも辛抱強く育てておく必要がある
ということです。
5 おわりに
以上が、私が幼少期にSa・Ga2というゲームを遊んで得た教訓です。
1人のエースに頼りっぱなしのチームは弱いということを「サガ2」で学びました。
組織論だけではなく、時間やお金といったリソースをどのように配分するかといった問題にも当てはまると思います。
会社が柱としている事業に経営資源を多く投入するのは基本ですが、他の事業も育てておかないと、いつか経営に行き詰まることもあると思います。
試験勉強でも、得意科目だけでなく苦手科目の勉強もしておけば、得意科目で期待していた点数がとれなくても、苦手科目で想定以上の点数がとれるかもしれません。
最後に、見出し画像について説明します。
「サガ2」の代わりに、noteのイラストギャラリーで「佐賀県」の画像を探しました。「佐賀県」と「Sa・Ga」は「ロマンシング佐賀」というコラボイベントをした縁があります。ただ、「佐賀」には行ったことがないため、画像選びに苦戦しました。
「佐賀」つながりで「ゾンビランドサガ」ということで、「佐賀」のゾンビアイドルユニット「フランシュシュ」の7人のアイドルを見出しにしました。
この文章を書いている現在、「ゾンビランドサガ」はアニメ2期(リベンジ)が放映中で、デレステとコラボをしています。
デレステとのコラボでは、「辻野あかり」がアニメ1期のOP曲(徒花ネクロマンシー)を歌いました。
「辻野あかり」のボイスになった声優が発表される前に、「ゾンビランドサガ」の「源さくら」役の「本渡楓」説がTwitter上で流れました(実際は「本渡楓」さんではなく「梅澤めぐ」さんでした)。「辻野あかり」と「源さくら」は性格や雰囲気などが似ているとTwitterで言われていたので、今回の共演でそのネタを回収したのかなと思います。
ゲームで遊んでいるだけでも、人生の教訓を得られるような体験をすることがあると思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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