建材試験センター【公式】
鉄筋コンクリート構造物の構造安全性に大きな影響を及ぼす 鉄筋継手について5編にわけて紹介します
有機系建築材料の要求性能や試験方法,試験設備などについて紹介していきます。
風と雨に対する災害や,各種建材に要求される耐風性能・水密性能などをまとめました。
建材試験センターの機関誌「建材試験情報」で2015年4月~2018年4月にかけて連載していた基礎講座「熱の基礎講座」をNOTEにてアーカイブしています。(一部加筆修正) PART2は2015年8月号からです。 1.はじめに 今回は,暑さ寒さに対する建築的工夫を正しく理解するための一助となるよう,熱と温度の関係について紹介します。 住宅や建築物の暑さ寒さ対策は,主に建物の設計・施工時に施されます。その他に,既存の建物に施工できる製品も多く市場に出ているため,一般の消
建材試験センターの機関誌「建材試験情報」で2015年4月~2018年4月にかけて連載していた基礎講座「熱の基礎講座」をNOTEにてアーカイブしています。(一部加筆修正) PART1は2015年4月号からです。 1.はじめに 私たち人間は,古くから,雨風や暑さ寒さなどから身を守るためのシェルターとして「すみか」をつくってきました。次第にこの「すみか」には,アメニティとしての機能が求められるようになっていきます。そして,地域の気候風土に適した伝統的な民家に発展していきまし
「鉄筋継手の基礎講座」の最終回となる今回は,鉄筋継手工事における品質管理と検査について紹介します。 土木・建設工事では,工程毎に使用する材料の品質や工程・工事の品質を確保・保証するため,組織的な品質管理活動が行われています。また,各工程・工事の施工結果(出来栄え)について,関連する法令や仕様書等を満足するか否か,関係者(施主,監理者,自治体,確認検査機関など)の検査を受けます。 鉄筋継手に関する品質管理とは,鉄筋コンクリート工事において必要不可欠である鉄筋
機関誌「建材試験情報」で2014年8月~2015年11月にかけて連載していた基礎講座「鉄筋継手の基礎講座」を加筆修正してnoteにUPしています。 Part4は2015年7月号から「機械式継手」について紹介します。 機械式継手は,土木・建築構造物の大型化に伴う鉄筋の太径化に際し,施工の合理化・簡略化等を目的として開発された継手工法の一つです。機械式継手は,ガス圧接継手に次いで施工数量が多く,継手工法別のシェアでは,ガス圧接継手が約70%,機械式継手が約20%といわれ
建材試験センターの機関誌「建材試験情報」で2014年8月~2015年11月にかけて連載していた基礎講座「鉄筋継手の基礎講座」を加筆修正してnoteにUPしています。(一部加筆修正) Part3は2015年2月号から「溶接継手」です。 溶接継手は,鉄筋の高強度化・太径化及び鉄筋工事の工業化の推進に伴って普及した工法であり,近年,超高層・中高層のRC集合住宅,沈埋函トンネル,RC高架橋,地下連続壁ならびに地震で被災した構造物の復旧工事等で採用されています。 1.
建材試験センターの機関誌「建材試験情報」で2014年8月~2015年11月にかけて連載していた基礎講座「鉄筋継手の基礎講座」をNOTEにて加筆修正してUPしています。 Part2は2014年11月号から「ガス圧接継手」です。 Part1で紹介しましたが,鉄筋は,形状・寸法が規格化された工場製品であり,定尺物として建設現場に搬入されます。したがって,建設現場での加工や継手が必要不可欠となります。鉄筋の性能は,母材の品質に左右されますが,継手部分の性能も構造物の構造安全
建材試験センターの機関誌「建材試験情報」で2014年8月~2015年11月にかけて連載していた基礎講座「鉄筋継手の基礎講座」をNOTEにて一部加筆修正してUPしています。 Part1は2014年8月号から「鉄筋継手の種類と歴史」です。 1.はじめに わが国における土木・建築構造物の多くは,鉄筋コンクリートで造られています。 鉄筋コンクリートは,圧縮力には強く引張力に弱いコンクリートを,圧縮力には弱く引張力に強い鉄筋で補強し一体化した合理的な構造になっています。コンク
建材試験センターの機関誌「建材試験情報」で2013年6月~2015年6月にかけて連載していた基礎講座「有機系建築材料の劣化因子とその試験」をNOTEにてアーカイブしています。(一部加筆修正) PART5は2013年12月号からです。 1.はじめに オゾンは3つの酸素原子からなる酸素の同素体であり,分子式はO3で表されます。オゾンは自然界においては空気に紫外線が触れることによって発生しますが,不安定な分子である為放置しておくと酸素に変換されます。そのため空気中に含ま
建材試験センターの機関誌「建材試験情報」で2013年6月~2015年6月にかけて連載していた基礎講座「有機系建築材料の劣化因子とその試験」をNOTEにてアーカイブしています。(一部加筆修正) PART4は2015年6月号からです。 1.はじめに 今回は,水や薬品などの液水を劣化因子として取り上げます。 有機系建築材料は,水や薬品などの液水が表面に接触したり,内部に浸入・含浸したりすることで,変形(膨張・収縮,反り,ひび割れ),変質(変褪色,腐蝕,腐朽),汚れの付着な
建材試験センターの機関誌「建材試験情報」で2013年6月~2015年6月にかけて連載していた基礎講座「有機系建築材料の劣化因子とその試験」をNOTEにてアーカイブしています。(一部加筆修正) PART3は2015年2月号からです。 1.はじめに 今回は,有機系建築材料の「摩耗試験」について解説します。 「摩耗」とは,あまり日常で使う言葉ではないと思われますが身近な現象です。手元の辞書で調べてみると,このような記載がありました。 まもう【摩耗・磨耗】こすれて減るこ
建材試験センターの機関誌「建材試験情報」で2013年6月~2015年6月にかけて連載していた基礎講座「有機系建築材料の劣化因子とその試験」をNOTEにてアーカイブしています。(一部加筆修正) PART2は2014年9月号からです。 1.はじめに 建築物には,仕上げ材,防水材,床材などさまざまな高分子系建築材料が使われています。これらの高分子系建築材料は,紫外線,熱,水などの影響を複合的に受け,徐々に性能が低下します。PART1でもご紹介しましたが,劣化因子の中でも特に
建材試験センターの機関誌「建材試験情報」で2013年6月~2015年6月にかけて連載していた基礎講座「有機系建築材料の劣化因子とその試験」をNOTEにてアーカイブしていきます。(一部加筆修正) PART1は2013年6月号からです。 1.はじめに 建築物は多くの材料によって構成されており,私たちの身の回りには数え切れないほどの種類の建築材料が使われています。 1.1 無機系材料と有機系材料とは これらの建築材料を無機系材料と有機系材料というくくりで分けた場合,無機系
機関誌「建材試験情報」にて、2012年7月号~2016年4月まで連載していた基礎講座「雨/風と建築/建材」(全7回)をNOTEにてアーカイブしています。(一部修正) 最終回Part7は、機関誌2016年4月号からです。 1.はじめに 最近,「浸水防止性能」といわれる性能を持った扉,シャッターおよび止水板が開発され,さまざまな場所に設置され始めています。 この「浸水防止性能」とは近年都市部を中心に頻発している浸水災害において,建物内や地下空間への浸水を食い止め,被
機関誌「建材試験情報」にて、2012年7月号~2016年4月まで連載していた基礎講座「雨/風と建築/建材」(全7回)をNOTEにてアーカイブしています。(一部修正) Part6は機関誌2015年5月号からです。 1.はじめに Part5では,建材の耐風圧性試験のうち,建具を対象とする試験方法について紹介しました。今回は,建物外皮に占める面積の最も大きい屋根材および壁材を対象とする試験方法について紹介します。 屋根材や壁材には,耐風圧性・水密性・耐火性・断熱性・
機関誌「建材試験情報」にて、2012年7月号~2016年4月まで連載していた基礎講座「雨/風と建築/建材」(全7回)をNOTEにてアーカイブしています。(一部修正) Part5は機関誌2013年7月号からです。 1.はじめに 「耐風圧性試験」とは,風に対する強度試験ということになります。この耐風圧性試験に用いる試験の一つに、動風圧試験装置があります。 この装置は実際の風によって生じる正圧と負圧を試験体に対し等分布かつ安定的に載荷ができる装置です。送風機とは異なり,
機関誌「建材試験情報」2012年7月号~2016年4月まで連載していた基礎講座「雨/風と建築/建材」(全7回)をNOTEにてアーカイブしています。 (一部加筆修正) 1. はじめに 前回のPart3では,『外壁や建具』の水密性能を評価する試験方法として圧力箱方式による試験方法を紹介しました。 今回は『換気部材(換気ガラリなど)』を対象とした時の送風散水方式の試験について紹介します。 『外壁や建具』は,雨が室内に侵入するのを防ぐためにあることを考えると,たとえわ