今後必要になる「逃げない強さ」について
Twitterでは報告してたのですが、2018年11月から社員として働き始めた傘の会社で役員になりました。役職としては「COO」です。
役員前提で入社したわけではないので、自分でもびっくりです。できて30年経つ会社ですが、第二の創業期ということもあり、ベンチャー感が満載の人事となりました。
そんなわけで役員になった上で年末年始を過ごしつつ思考を巡らせたわけですが、1つ大きな気づきがありました。
それは「逃げない強さ」について。
前提として、私はどんな場所からも「逃げられる強さ」を意識して生きてきました。
自分が納得がいかないことから逃げて、自分の価値を発揮できる場所を見つけて、そこへ移っていく。私は転職を3回もしているのですが、その辺りからも感じていただけると思います。
でも生きて行く分には困りません。だって成果を出すことはできるから。自分の強みを発揮してるのでそれなりの成果は出せますし、実際に評価されてきました。またその成果や経験が自分に溜まっていき、人材としての価値も高まります。
つまりどこでも働いていけるスキルを身につけるようになっていくんですね。
この私のような逃げる生き方は今後増えていくと思います。
もともとの日本的な仕事観は「年功序列」「大きな企業・組織に属していれば安泰」というものでした。時を経るだけで年収が上がっていく仕組みの中に収まることが良しとされています。
しかし会社を含めた「大きな組織」が信用できなくなっている昨今では、会社にとどまる理由は少なくなっていますし、働き方の多様性も増えてきました。大手企業でも働く環境の価値を高めるために、リモートワークや副業・複業の解禁などが盛んになっている状況です。あと少子高齢化により、労働人口も減っていきます。
そうなってくると、働く側が強くなっていくため「嫌なことがあると逃げれば良いや」という人が増えていくことが予想されます。つまり「逃げられる強さ」のある人が多くなっていくのではないかなと。
ただ、これは私の個人的な意見かもしれませんが、希少価値の高い経験や考えかたをしている人のほうが人材としての価値は高いことが多いと感じています。なので「なるべく少数派でいるべき」だと考えています。
とすると「逃げない強さ」を得ていくことを意識したほうが良いのでは?という仮説を持つようになりました。
1つ前提としては「逃げられる強さ」がある上で「逃げない強さ」を得ていくことが大切なのかなと。
今の時代「逃げられる強さ」は必須だと考えています。その上で、逃げたくても逃げられない状況で立ち向かって行く力、もっといえば逃げられる状況だったとしても逃げずに戦う力、つまり「逃げない強さ」を身につけられると、次のステージに行けるんじゃないかと。
役員になるとそう簡単に逃げられないわけです。なので今後は逃げない選択をしていかないといけない…と考えている中で「逃げない強さ」についての気づきを得ました。
今後はそこを意識して立ち向かっていこう、そう心に決めた年末年始でした。
遅ればせながら本年もどうぞよろしくおねがいします。
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