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asama
読書録124 野村進著「丹波哲郎 見事な生涯」
圧巻の取材力と読ませる文章で、結構ぶ厚い本なのにあっという間に読み切ってしまった。
取材対象である「丹波哲郎」自体が、おそろしく魅力的である事に加えて、あまり深掘りされてこなかった「霊界研究」を含めた私生活への洞察も含めた内容が新鮮で、とても面白かった。
貞子夫人と長男義隆氏の家庭に、江畑絢子氏と正樹氏との別宅の関係は、「真田太平記」に於ける昌幸の家族関係に酷似していて、丹波さんが自ら池波正太郎先生に直訴してまで昌幸役を獲得したとされる伝説にも、個人的に納得した。
読み応えもあるし、「丹波哲郎」がもっと好きになる一冊です。
丹波さんが代表作に挙げていたという「砂の器」すぐに鑑賞したけれど、とても素晴らしかった!感謝!