『無常ということ』を読んで 12 首藤小町 2023年3月15日 12:14 雑誌、表現者クライテリオンの同人ブログにて記事を執筆しています。政治や経済に明るいわけでない私は、自分なりに、文化や藝術に想うことをコラムとして投稿させていただいています。私たちは、今、情報の荒波にさらわれ、何千年と培ってきた豊穣な大地から、この足を引き離されそうになっています。最近話題になっているAIのこともそうです。流行病のこともそうです。直感、直観で判断したと思っていることすら、知らず知らずのうちに情報や、そこから身についた知識による判断であることは少なくありません。私たちは、空を見上げ、風の匂いを感じるより前に、天気予報をたよりにその日の服装を決めたり、持ち物を決めたりします。見上げれば、誰の上にも空はあるのに、手のひらのなかの小さな画面を俯きがちに見ているのが、現代の私たちです。情報が飛び交う世の中で、私を錯覚へと導く情報や知識は数多あります。そうして生きていくうち、私たちは心を虚しくし、何も思い出せず、何も感じられなくなっていくのかもしれません。#006 『『無常といふこと』を読んで』 記事本文より 「無常といふ事」を読んで 【コラム】 関西支部 小町 #006 文学者の先生と手紙のやりとりの中で、それは私にとって本当にありがたいご縁で、先生は今 mapi10170907.wixsite.com ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する この記事が参加している募集 #読書感想文 210,757件 #読書感想文 #心 #情報 #知識 #判断 #表現者 #小林秀雄 #表現者クライテリオン #無常という事 12