2回目の父1年生~1か月育休とりました~
▷歓喜。娘誕生。
2022年2月、新たに娘が誕生し4人家族となりました。
今回は娘誕生に伴う育休記録です。
現在1人目の子どもが3歳(男)なので父3年生になります。ただ、2人目が生まれるとこれまでやってきた『1人の子どもの父』を一度リセットして、『2人の子どもの父』としてリスタートしなければいけなくなる。父1年生に戻るイメージ。この育休中にそんな感覚になりました。
と言うのも、2人の子どものことを同時に見なければいけないだけでなく、上の子どもはこれまでと違い、兄弟ができて嬉しい反面、急に親から兄として見られ色んな葛藤や複雑と立ち向かうことになります。(詳しくは本編に)
親の自分はそのことを理解したうえで、接し方を変えなければいけないんですよね。言うは易しなんですが実際やるのは難しい...
なので、この育休記録は生まれてきた娘の育児の話…と言うよりも、長男との接し方や自分が家事育児に挑戦したことついて書いた記事になっています。
とつらつら書いていると本編に入るタイミングを失ってしまいそうなので、ここから本編始めたいと思います。
▷ありがたや、1か月の育休。
「おめでとうございます!生まれたら育休取ってください!」
会社のCOO(@achiku)に妻の出産のことを相談した時の最初の言葉。
自社では育休制度も整っており実際に取得した男性も多いが、相談した当時は入社してまだ2,3カ月。出産予定日は入社して約半年だったこともあり、「こんなまだまだの状態で取得していいのか?」という気持ちと「ありがたい!」と言う気持ちが入り混じっていました。その後の面談で育休の取得期間1か月に決定したのですが、「1か月取ってもいいのかな」と思っていました。
ただ出産直前にチーム内で共有したとき、全員快く「業務を引ぎ継ぎます!」「なんかあったら言ってください!」と即答で言ってくれたことで、育休を取ることに迷いがなくなりました。本当にうれしかった。メンバーの心強さたら。
会社とチームの後ろ盾もあり、4月いっぱい育休を取らせて頂くことになりました。
▷実は育休に怯えていた自分。
育休取得を喜んでいた私ですが、正直育休が怖かったんです。
なぜなら、これまで家のことはほとんど妻任せだったから…
夫婦分担型の家事育児が一般化しているこのご時世に反して、我が家は妻の育児家事構成比が高いんです。
そもそも我が家は『やりたい人がやりたいことをやる』というルールがあり、子どものことは2人で分担しつつも、その他の家のことで妻と私はそれぞれのやりたいことが被らずやってきました。
妻は料理・洗濯などのだいたいの家事は自分がやりたいという人。私はトイレ・洗面台・窓ふきなど特定の掃除と電化製品など高額商品を買う前に下調べをし仕入れ額を安くすることをやりたい人。(妻とは被りません)
妻が気を遣って何でもやると言ってくれているのかもしれませんが、どう見ても労力は妻の方が多めなんです。
娘が生まれた今、これまでのような自分の家でのタスクは全うしつつ、好きな分だけ仕事して、飲みに行って...みたいな甘えた生活はできる状態ではありません。
そんな今自分の役割は長男と生まれてきた娘の育児を分担して進めつつ、妻がやってきたタスクを妻のクオリティを維持して全うすること。
ただ、よーいどんっ!!と育休始まった瞬間にそれが自分にできるのだろうか。
自分がやることによって逆に家族にストレスかけないだろうか。
こんな感じで育休前毎日不安を抱いていましたがそんなことをずっと言ってられるわけもなく、邪念を振り払い『ガンガンいこうぜ』の攻めのスタイルで行くことに決めました。
▷ミッション:できない家事と向き合え
▷▷食事作り
家では食べ専。「いただきます」「おいしい」「ごちそうさま」専門。これまでパスタなどの麺類以外ほぼ作ったことがない自分。(尚、BBQや焼き肉は率先してトングを握っている)
1日目。
クックパッド見ながら時間はかけてなんとか作りました。何を作ったか覚えていませんがサイトに20分と書いていたレシピを1時間弱かけて作った記憶。
2日目。
何を作ろうか迷う。何を作るか検索するだけで無駄に時間が過ぎる。
買い物もその日レシピを見て作るものを決めてから買いに行く。1日目に2日目のレシピも決めておけば買い物も1回に済んでいたはず。
これらの時間を有効に使えば、掃除もできた息子を遊びに連れていけたなどと考えるとやるせない気持ちになりました。
決めた。
「この1か月、レシピ本に書いたものしか作らん。」
『うまい、はやい、誰でもできる』というキーワードで探した結果、最強の家政婦と名高いタサン志麻さんのレシピ本を採用することにしました。
買って読むともう1か月分の献立これで完璧!得体のしれないカタカナの調味料もナシ。
本当に1か月これに書かれたものしか作りませんでした。
ただこの本に書かれているご飯はどれも妻と子どもからの評価が高く、毎週食べても全然飽きないので最高でした。
▷▷洗濯
実は洗濯の『洗う』という行為は好きですが、『干す・取り込む』のは好きではないんです。
子どもは洗濯物が多く、特に乳幼児は洗濯物の数が驚くほど多い…
このタスクをいきなり担うと時間がかかるなどの問題が勃発することが予想されていたので、ここはテクノロジーで解決しようと決めました。
縦型の洗濯機から乾燥機付きドラム型洗濯機にチェンジ。
なお、この選択は大・大・大正解。時短になるだけでなく、洗濯ストレスがフリーになりました。
お子さんが生まれる人にはぜひ購入をオススメしたい。
オススメ育児グッズは「乾燥機付き洗濯機」
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大事なことなので3回言ってみました。
▷予期せぬミッション:環境変化に悩む長男と向き合え
2人目が誕生すると上の子は赤ちゃん返りをすると良く聞きます。3歳の長男もそれに近しい状態でした。
冷静に考えるとそりゃそうだなと思い、、、長男にとってはある日突然家族が増えて、同時に今まで浴びてきた親の注目が自分に行かなくなる。そんなことは3歳の子からすると予想もできないし、自分が見放されたかのような体験で戸惑うどころか恐怖にもなるんじゃないかと思います。
実際に以前しなかったいたずらをしたり、行動が少し破天荒になったりしていました。
息子が戸惑い、心の中で何かと戦っていることは親の自分たちから見たら明らかだったので最大限なんとかしなきゃと思い行動するも本人にとっては十分ではなかったと思います。
そんな中で幼稚園開始。
息子はそれまで保育園やプレ幼稚園など家族と離れて1人で過ごすことが皆無でしたので、いざ幼稚園が始まると「イヤだ、行きたくない」と泣く。毎朝泣く。そして泣き止まない。寝る前も幼稚園に行きたくないと泣く。
尚、幼稚園に行ってからも「家に帰りたい」とずっと泣いていた模様。
家の中でストレスを感じていることに加え、家族と離れて幼稚園に行くというのは本人的には計り知れないストレスを感じていたのだろうと思います。
こんな時私が以前使っていた「気合でなんとか乗り切ろうや!」みたいな勢いでなんとか問題を解決するスタイルはこの時期全く効果がなく、むしろ逆効果。どうすればいいのかと途方に暮れていました。
そんな中で『膝をつき合わせて子どもと向き合う対応』というのを試してみることにしました。
これは嫌がっている子どもに対して、親の自分の意見を言ったり何かを促すのではなくただただ話を聞くもの。教育系の本にも書いていたりします。
なぜこのスタイルと採用したかと言うと以前LISTENという本を読んで以来、自分の中で聞くという行為の感度が高くなっていたからです。
じゃあ具体的にどのように子どもに接していたかと言うと…聞いて聞いて、また聞いて、本人がどうしたいのか聞く...というような親の自分たちのやってほしいことは隅に置いて子どもの気持ちを聞く。
何かしらの効果はすぐ出るかなとうっすら期待してはいたんですが、そんなことはありませんでした。
幼稚園に行きたくないといって話を聞いて聞いて...でも結局最後には幼稚園に連れて行き、家に帰ると明日幼稚園に行きたくないと言うことの繰り返し。
この時期は毎晩、「今日はこの接し方であかんかったな。明日はこんな感じで接さなきゃな…」と反省しながら寝ていました。
▷気が付けば育休最終週。
家事と息子の気持ちヒアリング&登園交渉に明け暮れる日々を過ごし気が付けば4週間。育休最終週。
家事はルーティン化し一定のリズムでできるようになり、初週よりもはるかに動きが良くなったと思っています。
そして息子。
登園を拒みながらも、親の私たちがいない幼稚園の中では友達を作り、『家族と離れるさみしさ > 幼稚園での楽しさ』から『家族と離れるさみしさ <<< 幼稚園での楽しさ』になっていました。
尚、先ほど書いた『膝をつき合わせて子どもと向き合う対応』は自分が充分にできていたかと聞かれるといまだ反省点は多くある状態です。
ただそんな中でも息子自身が成長して、そして新しい仲間と楽しさを見つけてくれました。GW中も「幼稚園に行きたい」と言える状態になったことを見ると本当にビフォーアフターの差がスゴイです。
▷「1か月ありがとう。」
育休最終日。
夕食後に「今日で育休終わりか...」と一人でしみじみしていた時に妻が伝えてくれた一言。
ここには書ききれていないけれど各種家事において自分が主でやりつつも妻のサポートをもらっていました。サポートすることで妻の負担が逆に増えてないかと心配になるときもありました。
ただこの最終日の『1か月ありがとう。』で「育休が家族のためになってよかったな。」と心底思いました。
▷「育休充実度」と「復帰後のモチベーション」
1か月の育休を終え復帰しました。
1か月後の復帰の感覚ってどうなのと聞かれますが、感覚としては夏季休暇明けみたいな感じですっと仕事に戻れた感じです。職場からもいい感じで迎えて頂きました。
そんなこんなで最高な形で復帰できました。
あと育休取る前は分からなかったことですが、実は今仕事のモチベーションがいい感じの高さで維持されているんです。
もとからモチベーションにブレがない、低くならないのが自慢でしたが、育休期間の充実さからか復帰後「家族のためにももっと頑張らんと」という気持ちでモチベーションが高い状態で維持できています。
家庭と仕事は相関していて、育休中家庭で良い感じになったからこそ仕事もいい感じになっているのではと思います。
本当に育休を取ってよかったです。
▷さいごに
周りを見るとスマートな育休ライフを過ごしている人が多い中で、不器用でかつ汗量が多い育休ライフを過ごした自分。
育休大変だったかと聞かれたら「大変だった」以外の答えはないです…
ただ育休取ってよかったかという質問に対しては即答で「よかった!」と答えられます。
育休を取る環境をつくってくれた職場、そして家族。ありがとうございました。
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私のほかにも育休を取ったメンバーもいます。
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