盛り上がる腹部超音波実習
大学病院の役割 三本柱 『診療・研究・教育』
今日は教育の話
私が担当していたのは
医学部4年生に乳腺・甲状腺超音波の講義
医学部5年生に腹部超音波実習を隔週
医学部5年生に乳癌の症例の画像を見せて諮問、解説するという実習を隔週
ほんの数人だが、5年生の実習で会った時に、「先生、去年超音波の講義きてくれましたよね」と覚えててくれる子がいた。可愛い子達だ!
私達は腹部超音波の実習を医局の片隅でやっていた。
何故なら、奴らはうるさいのだ笑 盛り上がってキャーキャー言うため、病院でやると130%クレームがくる。
こちらがフレンドリーだとわかると、彼らはどんどんたがが外れてくる。調子に乗りすぎて、収集が付かなくなった時は
「あんた達、いい加減にしなさい!一応実習なんだからね!」
と言っていた。
グループはいつも3-4人。お腹を出す被験者は必ず男子だ。
男、男、女のグループはいいが、
男、女、女のグループになると、男の子が検査できない。
そう言う時は、研修医か若いレジデントに「先生、お腹貸してくれない?」と電話し、みんな一つ返事で来てくれていた。
実際自分でプローブを持ち、肝臓、両側腎臓、脾臓、膵臓、大動脈などを描出してもらう。
この実習の一番の目的は超音波に触れ、結構難しいと言うことを実感してもらうことにある。
脂肪肝の子がいるとがぜん盛り上がる。
肝腎コントラストが見れるため、他の子にもいい。
しかし脂肪肝の子は結構みんな一様にショックを受ける。
そりゃあそうだ、若いのに脂肪肝なのだ。
ある時、脂肪肝の男子が真剣に私に聞いてきた。
「先生、この後ラーメン食べに行こうと思ってたんですけど、やっぱ行かない方がいいですかね?」
知らんわっ!!
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